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水族館の裏側探検を実施しました

  • 更新日:
  • ID:30857

みなさん、こんにちは。
少し前になりますが、3月に実施したサポーター限定イベント「水族館の裏側探検」の様子をふりかえりたいと思います。

このイベントは、いわゆるバックヤードツアーです。ひめすいではこれまで単独のイベントとしては実施していませんでしたが、ご支援いただいているサポーターの方に、より深くひめすいのことを知ってもらおうということで、試験的に実施する運びとなりました。

水族館の裏側探検の看板

紹介した内容は主に「水族館のエサ」と「飼育水の循環と濾過」の2つです。
まず「水族館のエサ」では、使っているエサの紹介にはじまり、ストックしている冷蔵庫や冷凍庫、さらにエサを切り分けている部屋(調餌場といいます)をご案内しました。

エサをストックしている冷凍庫

〈エサを保管している冷凍庫〉

続いて「飼育水の循環と濾過」として、ひめすいで使っている海水の管理について紹介しました。

ひめすいは、山のうえの水族館として知られているように、すぐそばに水が汲み上げられる海はありません。なので、水族館に海水をストックし、濾過して館内を循環させ何度も再利用しています。この循環に必要となるポンプや海水のタンク(貯水槽)、濾過槽などをご案内しました。

濾過槽を案内している様子

〈濾過槽を見学いただいている様子〉

そしてイベントの最後には、播磨灘大水槽のエサやりをご見学いただき、30分ほどで終了となりました。短い時間ではありましたが、ありがたいことに、参加者の皆さんからは「普段は入れないところに入れて楽しかった」「飼育員さんの苦労と努力が実感できました」といったまずまずの評価をいただけました。

播磨灘大水槽のエサやりの様子

さいごに余談ではありますが、私自身、水族館で働いていることを知人に伝えると「水族館って普段何するん?えさやりとか?」とお決まりの質問をされます。私は以前全く別の仕事をしていたので理解できますが、はっきり言って外から見て水族館の人は何をしているかよくわかりません。ぶっちゃけ暇なのでは?とさえ思っていました。
どんな業界でも表面的に見える仕事はごく一部に過ぎませんが、こうしたイベントを通じて、少しでも私たちの仕事を知っていただければ、良くも悪くも水族館に対する見方も変わってくるのではと思います。〔スギハラ〕