風水害時の適切な避難行動は、「いのちを守る」という観点から、切迫する危険を回避するための行動を基本とします。一人ひとりがおかれている状況に対して、適切な避難方法や避難するタイミング、避難場所を選択し、適切な行動をとる必要があります。
「避難行動」は、数分から数時間後に起こるかもしれない自然災害から「命を守るための行動」です。
命を守るという観点から、災害のどのような事象が命を脅かす危険性を持つことになるのかを認識して、次に揚げる事項を事前に確認しておいてください。
以前の避難行動は、小中学校の体育館や公民館といった公的な施設への避難が一般的でした。現在、避難勧告等の対象となる避難行動については、「命を守るためにとる」次の全ての行動が避難行動となります。
今いる場所を立ち退いて、指定緊急避難場所や「近隣の安全な場所」へ移動する避難行動を「立退き避難」と呼びます。
建物内の安全な場所に留まること、屋内の2階以上等の安全を確保できる高さに移動することを「屋内安全確保」と呼びます。
洪水ハザードマップ等により、浸水想定区域内にいる方は、その場所から指定緊急避難場所や「近隣の安全な場所」へ立退き避難(水平避難)してください。ただし、立退き避難がかえって危険であると自らが判断した場合、屋内安全確保(垂直避難)をしてください。
土砂災害に関しては、兵庫県において土砂災害特別警戒区域や土砂災害警戒区域が指定されており、避難方法は従来どおり立退き避難(水平避難)となります。土砂災害の発生を予測することは難しいため、異変を感じたら早めに避難するよう心がけましょう。
ハザードマップ上の黄色や赤色の部分は要注意エリアですが、エリア外でも山が近くにある限り土砂災害の可能性はあります。
ハザードマップは市役所や各支所、下記リンクのインターネットから確認することができます。
姫路市では、災害から命を守るために、姫路市版携帯・災害避難カード「命のパスポート」を作成しました。事前に「自宅の危険度」「避難場所」「避難開始のタイミング」などを確認し、いざというときに活用しましょう。
姫路市役所政策局危機管理室
住所: 〒670-0940 姫路市三左衛門堀西の町3番地 防災センター5階
電話番号: 079-223-9594 ファクス番号: 079-223-9541
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