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あしあと

 

    風水害時の適切な避難行動

    • 公開日:2014年8月26日
    • 更新日:2014年8月26日
    • ID:4251

    風水害時の適切な避難行動は、「いのちを守る」という観点から、切迫する危険を回避するための行動を基本とします。一人ひとりがおかれている状況に対して、適切な避難方法や避難するタイミング、避難場所を選択し、適切な行動をとる必要があります。

    避難の目的

    「避難行動」は、数分から数時間後に起こるかもしれない自然災害から「命を守るための行動」です。
    命を守るという観点から、災害のどのような事象が命を脅かす危険性を持つことになるのかを認識して、次に揚げる事項を事前に確認しておいてください。

    • 災害種別毎に、自宅等にどのような脅威があるのか、あらかじめ認識しておく
    • それぞれの脅威に対して、どのような避難行動をとればよいのかを認識しておく
    • どのタイミングで避難行動をとることが望ましいかを認識しておく

    避難行動の種類

    以前の避難行動は、小中学校の体育館や公民館といった公的な施設への避難が一般的でした。現在、避難勧告等の対象となる避難行動については、「命を守るためにとる」次の全ての行動が避難行動となります。

    • 指定緊急避難場所への立退き避難
    • 「近隣の安全な場所」(近隣のより安全な場所・建物等)への立退き避難
    • 「屋内安全確保」(その時点にいる建物内において、より安全な部屋等への移動)

    「立退き避難」(水平避難)とは…

    今いる場所を立ち退いて、指定緊急避難場所や「近隣の安全な場所」へ移動する避難行動を「立退き避難」と呼びます。

    「屋内安全確保」(垂直避難)とは…

    建物内の安全な場所に留まること、屋内の2階以上等の安全を確保できる高さに移動することを「屋内安全確保」と呼びます。 

    立退き避難(水平避難)すべき地域

    洪水

    洪水ハザードマップ等により、浸水想定区域内にいる方は、その場所から指定緊急避難場所や「近隣の安全な場所」へ立退き避難(水平避難)してください。ただし、立退き避難がかえって危険であると自らが判断した場合、屋内安全確保(垂直避難)をしてください。

    土砂災害

    土砂災害に関しては、兵庫県において土砂災害特別警戒区域や土砂災害警戒区域が指定されており、避難方法は従来どおり立退き避難(水平避難)となります。土砂災害の発生を予測することは難しいため、異変を感じたら早めに避難するよう心がけましょう。

    ハザードマップ上の黄色や赤色の部分は要注意エリアですが、エリア外でも山が近くにある限り土砂災害の可能性はあります。

    ハザードマップについて

    留意点

    1. 屋内安全確保で安全が確保できる地域であっても、一人暮らし等で自宅に留まることに不安を感じる方は、自治会に相談する、または自主避難場所へ事前に避難してください。
    2. 自治会や自主防災会で避難方法を決めている場合は、その避難方法を優先しましょう。
    3. 過去の被害状況や、内水氾濫による被害、地域特性(ため池など)により、画一的な避難方法では対応できない場合があります。 自治会や自主防災会など地域で話し合って自分にとっての最適な避難方法を検討しましょう。
    4. 夜間時や浸水している道路を徒歩や車で移動する場合には危険が伴いますので、ご注意ください。

    適切な避難行動をとるために

    姫路市では、災害から命を守るために、姫路市版携帯・災害避難カード「命のパスポート」を作成しました。事前に「自宅の危険度」「避難場所」「避難開始のタイミング」などを確認し、いざというときに活用しましょう。

    命のパスポートの画像