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姫路市立青山小学校

AOYAMA ELEMENTARY SCHOOL

〒671-2221 姫路市青山北三丁目42番1号 地図

電話番号:079-267-0082

令和4年度8月 学校の様子

  • 公開日:2022年8月30日
  • 更新日:2022年8月30日
  • ID:11315

2学期が始まりました!

子供たちが元気に登校し、2学期が始まりました。

始業式では、子供たちに「時間」について話しました。以下がその内容です。

1学期最後の学校だより(No.9)で、「目標(めあて)をもって夏休みを過ごしましょう。」と書きました。長い夏休みという時間を有意義に使えたでしょうか。今日は、「時間」について考えてみましょう。

今から5年前の夏、100歳を越えた一人のお医者さん 日野原重明さんが亡くなりました。日野原先生は、「命」について自分の考えを本にお書きになったりご講演なさったりしていました。

ところで、「命」とは何でしょう。 「命は心臓が動くこと」「食べて寝て活動すること」「ぬくもりがあること」・・・いろいろ考えられますが難しいですね。

日野原先生は、「命とは、自分がもっている時間を大切に使うことです。」と言っています。では、この「時間を大切に使う」とはどういうことでしょうか。

校長先生が、今朝起きてからの今までの時間の使い方を振り返ってみます。歯磨きをしました。ご飯も食べました。トイレにも行きました。車に乗って学校に来ました。今言ったことは、全部「自分のために使っている時間」です。

ところが、例えば、「給食の準備をする」「学校で掃除する」「チャイムが鳴る前に教室にもどり席に着く」「みんなに聞こえる声で意見を言う(間違っても構いません。仲間や先生が支え、間違うことでさらに考えが深まります)」「廊下を走らずに歩く」「家に帰ってお手伝いをする」「草花に水をやる」「飼っている生き物にエサをやる」・・・これらは自分のためでもあるのですが、他の人のためや命あるものに時間を使うことになります。

日野原先生のいう「時間を大切に使う」とは、他の人や命あるものために時間を使うことなのです。

校長先生は、君たちには、日野原先生の言う「他の人や命あるもののために時間を使う人」になってほしいと思います。それが、自分の持っている時間を大切に使い、自分の命をも大切にしている人だと思うからです。

2学期、時々立ち止まって「今とった自分の行動は、他の人や命あるものに使った時間だったかな?」と振り返ってみてください。

今日から青山小学校の456人が生活する2学期が始まります。1人1人が自分の持っている時間を大切にし、他の人のために少しでも多くの時間を使うことができれば、仲の良い楽しい学校生活につながります。

2学期は、学習は勿論、自然学校、修学旅行、音楽授業参観などたくさんの行事があります。楽しいことが多いと思いますが、時には友だちとぶつかってしまうことがあるかも知れません。そんなときは「他の人のために自分の時間を使おう」といった気持ちで臨んで欲しいと思います。

特に、6年生は、青山小学校での一つ一つ活動、行事が小学校生活最後のものとなります。行事の前には、準備などで皆のために自分の時間を使う機会が増えます。今の6年生なら最高学年としての自覚と責任をもって学習は勿論、大きな行事を引っ張り、立派にやり遂げることでしょう。5年生の人も6年生の姿を見ながら、みんなのために力を貸してください。よろしくお願いします。中学年・低学年の人たちは高学年のお兄さん・お姉さんに助けてもらいながら、自分のできることは自分でやり切りましょう。

さあ、皆さんが「自分のもっている時間」を大切に使い、ますます思いやりがあふれる青山小学校になることを期待して、始業式のお話を終わります。

1学期に引き続き、子供たちの安全・安心をベースに、人権に配慮した教育活動を展開していきます。

ご支援やご協力をよろしくお願いいたします。