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水族館ブログ 「姫路市立水族館・飼育係のブログ」

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あしあと

 

    ガザミの子ども

    • 公開日:2023年6月12日
    • 更新日:2023年6月12日
    • ID:24535

    アジサイの綺麗な季節になりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。


    今回は、本館1階の「姫路市の栽培漁業」のコーナーで新たに展示されているガザミについてのお話です。


    現在、姫路栽培漁業センターからいただいたガザミの子どもを、大人のガザミと一緒に展示しています。


    ガザミの子どもと大人のガザミの展示


    ガザミの寿命は2〜3年。


    子どもは半年の間に12回前後の脱皮を繰り返して大人になると言われています。


    殻の内側に新しい殻を作り、外側の古い殻を脱ぐ脱皮を経ることで、より大きなガザミに成長します。


    また、脱皮の際に、失ってしまった脚や触角なども少しずつ再生されていきます。


    成長・再生するために必要な脱皮ですが、中には古い殻を脱ぎきれず、そのまま力尽きてしまうものもいれば、脱皮中や脱皮直後に敵に襲われてしまうものもいます。


    脱皮は、毎回命がけなんですね。


    小さなガザミを観察できる機会もなかなかないと思いますので、ぜひ「姫路市の栽培漁業」のコーナーのガザミの子どもを見にきてください。


    脱皮後の殻や、脱皮途中の貴重な姿をご覧いただけるかもしれませんよ。


    「オザキ」