アジサイの綺麗な季節になりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今回は、本館1階の「姫路市の栽培漁業」のコーナーで新たに展示されているガザミについてのお話です。
現在、姫路栽培漁業センターからいただいたガザミの子どもを、大人のガザミと一緒に展示しています
ガザミの寿命は2年から3年。
子どもは半年の間に12回前後の脱皮を繰り返して大人になると言われています。
殻の内側に新しい殻を作り、外側の古い殻を脱ぐ脱皮を経ることで、より大きなガザミに成長します。
また、脱皮の際に、失ってしまった脚や触角なども少しずつ再生されていきます。
成長・再生するために必要な脱皮ですが、中には古い殻を脱ぎきれず、そのまま力尽きてしまうものもいれば、脱皮中や脱皮直後に敵に襲われてしまうものもいます。
脱皮は、毎回命がけなんですね。
小さなガザミを観察できる機会もなかなかないと思いますので、ぜひ「姫路市の栽培漁業」のコーナーのガザミの子どもを見にきてください。
脱皮後の殻や、脱皮途中の貴重な姿をご覧いただけるかもしれませんよ。
「オザキ」