みなさん、こんにちは。
先日、月に1度の海水搬入がありました。
海水搬入というのは、生き物の飼育に使う海水を水族館に入れる作業のことです。
下の写真は、運んできた海水を地下にあるタンクにためているところです。
運んでくる水の量はというと、だいたい100トンくらいです。
100トンがどれくらいかといえば、一般的な家庭用の浴槽が0.2~0.3トンくらいなので、
単純計算で400~500回くらいお風呂に水がためられる計算です。
なんだか余計に想像つかなくなりましたね(笑)
少し脱線しましたが何が言いたいかといいますと、とっても大変な作業なんですよ~ということです。
港で海から汲んできた海水を大きなトラックに入れて何往復もします。
しかも営業日にこんなトラックを入れるわけにはいきませんから、1日で終えなければなりません。
とはいえ、さすがに職員の手には負えないのでプロの業者さんにお願いしてます。
これだけ言っといて自分でやらんのかーいとつっこまれそうですが、
海水を運ぶ以外にも、あらかじめ海水を搬入するためのタンクを空にしたり、運ばれてきた海水の水質を確認して殺菌したりと、他にもやることはもりだくさんです。
正直に言って、海水搬入の時期が来るとやや憂鬱ですが、
それも当館の生き物のためと思ってなんとかやる気を出しています!!
みなさんも、当館だけでなく水族館に行ったときには、この水槽の水はどこから来たんだろうと思いをはせてみてください。
そうすれば世界が広がるかもしれません。少し言いすぎましたが、今回はこんなところで。
〔スギハラ〕