令和5年度11月　教育活動

この会は、地域の方を講師としてお招きして、毎年お話ししていただいています。昨年度、一昨年度はコロナ禍で中断していました(代替として、昨年度、一昨年度ともに本校卒業の高校生たちに環境問題についてオンライン配信での講演をしてもらいました)が、今年度は、何年かぶりに開催することができました。

今回は、「これからの日本を支える若い人たちへ贈る言葉　～自衛隊で体験した国際貢献や災害派遣を通じて～」と題して、山田町の福永正之様に講師をしていただきました。陸上自衛隊への入隊までや、入隊後に国際平和協力活動や災害派遣等への参加を通じて学んだこととして、

• 世の中にはさまざまな意見、情報があふれているので、全体像を知り、反対意見も聞きつつ自分の考えを持つ。
• 仲間との絆の大切さ、人の役に立つ事の意義。
• ストレス社会の中、ストレスコントロールの重要性、変化に気付く、人に話す、書く、共感を得る。
• 自分（家族や大切な人を含む）の身は自分で守る。自助、共助、公助。

といったことを話され、やりたい事を見つけ、その目標を目指し、日々を大切にして勇気をもって挑戦して欲しいと締めくくられました。生徒の皆さん、それぞれ何かを感じ取ってこれから先の参考にしてもらえたらと思います。

3年生とその保護者の方、並びに1・2年生保護者の希望される方を対象に、進路説明会を開催しました。東洋大学附属姫路高等学校、日ノ本学園高等学校、県立飾磨工業高等学校、県立香寺高等学校、県立福崎高等学校の先生方から学校説明を聞き、その後本校教諭によるこれからの進路指導についての説明を行いました。

これから、生徒たちは進路希望先を絞っていくことになりますが、自分の能力・特性、将来像等を踏まえながら判断しなければなりません。ともすれば人は、何をしたいかより、どちらが有利か不利かで判断してしまう面があります。生徒が、何をしたいのか、何を望んでいるのか、何にこだわりたいのか、周りからの情報や意見も参考にしながら、最終的には生徒の意志で、自己責任のもと進路決定を進めていけるようにしたいと思います。偏差値や点数は、受験の難易度を測る尺度でしかありません。「自分を生かしてくれる」「自分の選んだ進路はすばらしい」と誇りをもって進路選択を行えるように、生徒・保護者・学校の連携を図りながら支援していきたいと思います。