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姫路市立勝原小学校

KATSUHARA ELEMENTARY SCHOOL

〒671-1203 姫路市勝原区丁735番地3 地図

電話番号:079-273-6655

人と関わりながら生きるということ

  • 公開日:2023年11月9日
  • 更新日:2023年11月9日
  • ID:20191

伝え合い・・・

アウトプットを意識した授業づくり

姫路市では、アウトプットを意識した授業づくりを全学校で取り組んでいます。アウトプットとは、話す、書くなどの活動を通して自分の考えを表現すること、又はその表現と捉えています。

それぞれの教科の課題(それぞれの授業の学習のめあて)を解決するために、授業の初めに自分で考えたことを言葉で書く活動やペアで意見交換をする活動等があります。また、授業の後半では、それぞれの考えを言葉や図等を使って全体で伝え合う活動があります。その時に根拠が言えることも重要なアウトプットです。授業の最後には、分かったことをまとめたり振り返りをしたりします。学校では、自分の考えや思いを表出できることは、社会に出た時に大きな力になると考え、あらゆる授業でアウトプットの場面を設定し、より深い学びに近づけていくことを目指しています。

コミュニケ-ション能力とは

コミュニケ-ションとは、対人間での情報共有や意思の疎通のことであり、双方向のものです。言葉で表現することが得意な人がコミュニケ-ション能力の高い人と思われがちですが、実際は少し違うようにも思います。コミュニケ-ションの手段は、言語と非言語の2つがあり、相手の感情を読み取る時には、大部分の情報を、表情や視線、しぐさなどの視覚情報や声のト-ンや話すスピ-ドなどの聴覚情報から得ています。つまり、相手の感情や言葉の裏に隠された本当の思いを読み解く力も私達にはとても重要なことです。この思いはかる力が子どもたちに十分備わっていないために、友だち同士のトラブルになることがよくあります。

学校では、言語による関わり合いを大切にしていますが、非言語による関わり合いも重要視しています。友だちに対して温かく見守る姿勢がとれることも人として大切なことです。あるテレビドラマの一場面です。人と話すことが苦手な女子大生が、そんな自分を変えようと食堂でバイトをすることになりました。注文をとったり挨拶をしたりすることが思うようにできず落ち込んでいた時、店長さんが「あなたは、お客さんの体調や好みを察知し、それに合った料理を出せているではありませんか。あなたは料理でコミュニケ-ションをはかっているのですよ。」と話をされていました。この言葉を聞いて、本当にそうだなと私も感じました。学校の職員も、子ども達の表出された言葉だけで会話するのではなく、心の奥底を感じ取りながら関わっていくことが大切であると強く思いました。

ストレスマネジメント(5年生)

10月31日(火曜日)に5年生が、ストレスマネジメントについての授業を、本校の中田カウンセラ-さんから受けました。まず最初に自分の良い所を見つけてプリントに書くよう言われました。自分の悪い所はすぐにわかるけれど良い所は気づきにくいねと自分を振り返る場面を作ってくださいました。その後、体をリラックスさせる体操を全員でして、体も心もほぐれたことをどの子も実感していました。また、自然学校での生活を想定して、10秒呼吸法も教えていただきました。1~3秒は大きく息を吸って4で止めます。5~10秒は心の中のモヤモヤや不安な気持ちも一緒に吐き出すようにします。とっても簡単なので日々の生活の中に取り入れたいと私も思いました。最後には、谷川俊太郎さんの「ともだち」という詩を読んでいただき、自分なりに友だちって何だろうと考え直すきっかけになったようです。

アメリカの調査結果に、ストレスは悪いものだと考える人は長生きしないというデ-タがあるそうです。

ストレスや緊張は、ピ-クパフォ-マンス、つまりエネルギ-と捉えている研究もあります。私も適度なストレスが自分を高め、自分の力を発揮できると考えています。音楽会という緊張感の中だからこそ、力を最大限に発揮できるということからも理解できるのではないでしょうか。しかし、リラックスする方法を知らなかったり、過度なストレスを受け続けることは不健康です。ストレスマネジメントをしながら、健康に生きていきたいものです。