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特別展示「姫路千年の革−伝統と技−」

 本展では、姫路が誇る皮革産業を未来へ伝えることを目的として、江戸時代から現代に至るまでの姫路産の革製品約150点を一堂に紹介します。

 播州の“熟皮”は、すでに室町時代には武具に用いられており、“なめし”の技術を中心に国内外の名声を得て、“姫路革”や“姫路革文庫”、“金唐革”として時代を通じてその名を響かせてきました。その過程には、織田信長やシーボルト、万国博覧会や学術調査機関などからの賞賛がありました。明治時代後期になると、植物由来の技法による硬くて丈夫なタンニン革のみならず、科学技術による軽くて柔らかなクロム革のなめし技法の導入によって、日本を代表する革の大生産地となっています。
 世界にはより大規模な産地もありますが、唯一無二の繊細な革を実現できるのは日本の匠の技といえるでしょう。例えば“革のダイアモンド”といわれる、馬の臀部を加工する希少な“コードバン”をタンニンでなめしているのは世界中でただ二軒だけですが、その一軒は姫路にあります。また日本の馬革なめしの8割を有する地域でもあり、牛皮においても、手間のかかるタンニンなめしをしているのは日本ではわずかといわれるうちの数軒を有しています。
 クロムなめしにおいても姫路の生産者は、高度な技術力でなめして体に優しい革を生産してきました。姫路では千年にわたる革の産地として、信用第一をもとに日々、高品質な革の生産に従事しているのです。

会期/平成29年(2017年)9月2日(土)〜10月15日(
会場/展示室B・C・A上・企画展示室
主催/姫路市書写の里・美術工芸館、姫路千年の革展実行委員会
後援/姫高皮革事業協同組合、御着四郷皮革協同組合
企画/公益財団法人 姫路市文化国際交流財団


主な出品作品

姫路靼のトートバック
姫路靼のトートバックの写真

花図ランドセル
花図ランドセルの写真

富嶽図文庫
富嶽図文庫の写真

障泥「弁慶と義経」
障泥「弁慶と義経」の写真


(作業風景)
熱風乾燥させるネット張りの作業
熱風乾燥させるネット張りの作業の写真

牛革の自然乾燥風景
牛革の自然乾燥風景の写真


会期中のイベント

展示解説会

・開催日/9月9日(火)、23日(土)、10月1日() 14時〜15時(いずれも)
・講師/林久良氏(皮革史研究家)
・備考/当日会場へお越しください。要入館料。

講演会「ウィーン万博と姫路革」

・開催日/9月17日( 14時〜15時30分
・講師/林久良氏(皮革史研究家)
・定員/先着50人
・備考/当日先着順(13時から整理券を配布)、受講は無料ですが展覧会の観覧は有料です。

展覧会チラシ A4表裏(PDF形式 3,848KB)


姫路市書写の里・美術工芸館
〒671-2201 姫路市書写1223番地  [ 地図 ]
電話 079-267-0301 ファックス 079-267-0304

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