ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

PC版

Multilingual

あしあと

 

    猫の飼い方

    • 公開日:2020年8月25日
    • 更新日:2020年8月25日
    • ID:12878

    猫の適正飼養について知りましょう!

    昨今は動物医療の発達もあり猫の平均寿命は15歳以上となっています。それに伴いエサ代・病院代等の費用は1頭あたり15年間で100円万以上の費用もかかると言われています。まずは猫を飼う前に本当に寿命が終えるまで飼うことができるのか家族内で相談しましょう。また、猫を飼育していると思いも寄らないところで近所の迷惑になることもあります。飼い主には猫の命に対する責任と周囲の方々への責任が発生してくるため適切な飼養について学ぶことが非常に重要になってきます。

    また、猫と自らの健康を守るために動物由来感染症についても正しい知識を持ちましょう。

    不妊去勢手術

    猫は繁殖力の高い動物で年に3から4回妊娠するとも言われており、1回に4から8匹の子猫が生まれます。姫路市にかかわらず全国的に不幸にも殺処分される動物の多くは生まれたばかりの子猫です。不幸な命を増やさないためにも不妊手術をしましょう。不妊手術をすることで、性ホルモンに由来する病気の予防や問題行動の防止、猫のストレス低減などの効果も望めます。

    メス猫のメリット

  • 不必要な繁殖を制限できる
  • 乳腺腫瘍などの病気の予防ができ長生きできる
  • 発情期特有の大きな鳴き声がない
  • オス猫のメリット

  • あちこちに尿をかけるスプレー(マーキング)行動をしなくなる
  • 性格が穏やかになる
  • 生殖器系の病気(前立腺の病気など)の予防ができる
  • 交尾ができないことによるストレスがなくなる
  • 所有者明示

    マイクロチップ、迷子札等

    室内飼育をしていても花火や雷などの大きな音に猫が驚いて思わぬ脱走を起こすことがあります。また、災害などで飼い主と離れ離れになる可能性もあります。所有者明示がないと野良猫と区別がつかないため飼い主さんの元に返ってくる確率は非常に低くなります。普段から迷子札のついた首輪をしておいたり、マイクロチップを入れるなど所有者明示をしておきましょう。飼い犬・猫が迷子になってしまったら

    なお、新たにマイクロチップを入れた場合や、マイクロチップを入れた猫を新たに迎えた場合は、環境省のマイクロチップ情報登録サイトで手続きを行ってください。

    環境省「犬と猫のマイクロチップ情報登録に関するQ&A」別ウィンドウで開く

    室内飼養

    室内で飼うことで猫本来の自由な行動を妨げるため可哀想と思う人もいますが、猫は十分なエサがあれば広い生活空間でなくても生きていける動物です。外に出る猫は交通事故や病気のリスクが非常に高く寿命は室内飼育の半分くらいと言われています。また猫が外で行動することによって公共の場所へのフン尿や車を傷つけたりするなどご近所トラブルの原因にもなります。専用のトイレや爪とぎを設置し、キャットタワーなど垂直運動ができる場所を設けてあげたり、猫が隠れる場所を用意するなど猫が過ごしやすい室内環境を整備し、室内飼育をするようにしてください。

    メリット

    • 交通事故の防止
    • フン尿や鳴き声によるご近所トラブルがなくなる
    • 怪我や感染症(猫エイズ、猫白血病など)の予防ができ長生きできる
    • 行方不明になる心配が少ない


    最後まで責任をもって飼いましょう

    動物の愛護及び管理に関する法律では、動物の飼い主は動物がその命を終えるまで適切に飼養すること(終生飼養)に努めなければならないと定められています。自分に何かあった時に代わりに世話をしてくれる人はいますか?急な入院や災害避難時などに預かってくれるところはありますか?さまざまな事態を想定し、猫がその一生を全うできる環境を整えてあげてください。やむを得ず飼い続けることが難しくなった時も、責任をもって新しい飼い主を探してください。

    愛護動物をみだりに遺棄・殺傷することは犯罪になります。

    災害に備えましょう

    災害時はペットを連れて避難しましょう。ペットを理由に家にとどまることで、二次災害を誘発する可能性があります。フードやペットシーツなどペットの避難セットを平常時から準備しておきましょう。

    避難時はキャリーやケージの中で生活することが想定されます。普段からキャリーやケージに慣らしておきましょう。また遠方で預かってくれる人の確保や、民間の預かりサービスについての情報収集を行っておきましょう。

    環境省「ペットの災害対策」別ウィンドウで開く