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春季特別展「姉妹都市提携50周年・鳥取の美術工芸と民藝」


姫路市と鳥取市との歴史的な結びつきは古く、1600(慶長5)年に姫路城主(播磨姫路藩初代藩主)池田輝政の弟である池田長吉が鳥取城主(因幡鳥取藩初代藩主)となりました。また1616(元和2)年に第3代姫路藩主となった池田光政は、翌年には鳥取藩主となり鳥取城下町の基盤を整備しました。
2022年には姫路市と鳥取市が姉妹都市提携(1972年3月8日)を締結してから50周年を迎えることを記念し、鳥取市の美術工芸や歴史資料、県下の民藝、郷土玩具など60点を紹介します。

会期/令和4年(2022年)4月16日(土曜日)〜6月12日(日曜日)
会場/企画展示室・一般展示室
主催/姫路市書写の里・美術工芸館
協力/鳥取市歴史博物館、鳥取民藝美術館、やなせ窯
企画/公益財団法人姫路市文化国際交流財団

展覧会チラシ A4表裏(PDF形式 1,858KB)

出展作品について

(1)白瓷面取壺(はくじめんとりつぼ) やなせ窯・前田昭博作 2019年

直径39.8センチメートル(最大部分)・高さ32.8センチメートル 個人蔵
はくじめんとりつぼ_作品写真
白瓷(白磁)とは白い素地に透明または乳白色、白色の釉薬をかけて焼き上げた磁器です。この作品は、洗練されたフォルムの胎体を面取りと呼ばれる技法で浅く削ぐことで影が現れてより立体感が出るように作られています。作者の前田昭博(まえたあきひろ)氏は1954年生まれ、鳥取市河原(かわはら)町在住で、2013年「白磁(はくじ)」で重要無形文化財保持者(鳥取県在住で初の人間国宝)に認定されました。その工房の「やなせ窯」は清水公照(姫路市書写の里・美術工芸館の初代名誉館長)が名付けました。

(2)緑釉黒釉染分皿(りょくゆうこくゆうそめわけざら) 牛ノ戸焼

直径30.6センチメートル・高さ6センチメートル 鳥取民藝美術館蔵
りょくゆうこくゆうそめわけざら_作品写真
鳥取市出身の民藝運動家で医師の吉田璋也(よしだしょうや・1898年-1972年)は「民藝のプロデューサー」として衣食住に渡る作品をデザインし、民藝の美を現代の生活に取り入れました。民藝運動とは、大正15年(1926年)に柳宗悦・河井寛次郎・浜田庄司らによって提唱された生活文化運動で、名も無き職人の手から生み出された日常の生活道具を「民藝(民衆的工芸)」と名付け、美術品に負けない美しさがあるとする「美の価値観」を提示したものです。
この作品は、昭和6年(1931年)に新作民藝運動を起こした吉田のデザイン指導による最初の作品で、元は伊羅保釉(褐色)と黒釉だったものを緑釉と黒釉にアレンジしたものです。江戸末期から続く牛ノ戸窯での最初の窯出しで生まれました。

(3)大阪鎮台姫路分営所絵図(おおさかちんだいひめじぶんえいしょえず) 明治期

幅84センチメートル・縦81センチメートル 鳥取市歴史博物館蔵
おおさかちんだいひめじぶんえいしょえず_作品写真
姫路城内に設けられた大阪鎮台の隷下の歩兵第十連隊の兵営を描いた図で、明治6年(1873年)に発布された徴兵令により、当時の飾磨県、豊岡県、鳥取県、北条県(美作郡全部)、岡山県の5県の徴兵者が入営しました。この絵図は歩兵十連隊の兵営の構築が間に合わず、大阪城内と姫路城二ノ丸の外に二つに分かれて分営させた明治7年(1874年)頃の様子と思われます。鳥取に歩兵第四十連隊が創設される明治29年(1896年)まで、鳥取県内の徴兵者はこの連隊に所属しました。

会期中の関連イベント

(1)ガイドツアー(展示解説会)

日時 令和4年4月23日(土曜日)、5月5日(木曜日・祝日)、5月21日(土曜日)、6月4日(土曜日)
各回 午後2時00分から午後2時30分まで(いずれも)
内容 作品を見ながら、担当学芸員が鑑賞のポイントを解説します。
定員 各回15人(当日先着順、1時間前から整理券を配布)
場所 展示会場
備考 当日どなたでもご覧いただけますが、入館料が必要です。

姫路市書写の里・美術工芸館
〒671-2201 姫路市書写1223番地  [ 地図 ]
電話 079-267-0301 ファックス 079-267-0304

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