トップページ企画展・特別展 > 金澤翔子展
本文へ

秋季特別展・姫路城世新春特別展「書家・金澤翔子展 ―令和の近作と平成の代表作―」


金澤翔子(かなざわしょうこ)さんは世界的に活躍する祈りの書家です。昭和60(1985)年東京都に生まれ、5歳より母・泰子さんに師事して書を始めます。20歳のときに銀座書廊で初めて開いた個展が評判を呼び、以来、全国各地の神社仏閣で奉納揮毫を行うほか、国内外で数多くの個展を開催しています。また国連本部での日本代表としてのスピーチや文部科学省のスペシャルサポート大使など、その活躍は多岐にわたっています。
本展では、「書に親しむ人にも、初めて触れる人にも書を届けたい」との思いを込めて、令和2(2020)年に台湾で開催した展覧会の出品作を中心に書家・金澤翔子を紹介します。東日本大震災後に発表した平成の代表作「共に生きる」、東京2020公式アートポスターの金箔原画「翔」などとともに、40点余りの大作をご覧ください。
会期/令和6年(2024年)1月6日(土)〜4月7日(
会場/展示室B、企画展示室、一般展示室
主催/姫路市書写の里・美術工芸館
企画/公益財団法人姫路市文化国際交流財団

展覧会チラシ A4表裏(PDF形式 1,744KB)

主な出品作品

画像の無断転載(二次使用など)は禁止します。

(1)「共に生きる」 縦180×横360センチメートル(四曲屏風) 2011年発表

共に生きる_作品写真
東日本大震災の際、被災地の様子をテレビで見、未曽有の災害の前に非力であることに心を痛めた金澤翔子さんが、せめて心では繋がっていたいと願いながら書き上げた作品です。ホームページで発表すると反響を呼び、東北の被災地を回るきっかけともなった平成の代表作です。「みんなで協力して頑張ってください。どうか神様、みんなのことを守ってください」といつも祈りを捧げてから、翔子さんはこの言葉を書き始めます。

(2)「令月風和」 縦50×横97センチメートル 2020年発表

令月風和_作品写真
令和2(2020)年に、「日本台湾国際芸術文化交流展」(台湾の高雄(カオシュン)市文化センターと台北(タイペイ)市の国立国父紀念館)で発表した作品。「令和」の典拠となった『万葉集』巻五の「初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す」(初春のれいげつにして、気よく風やわらぎ、梅はきょうぜんのこをひらき、蘭ははいごのかをかおらす)という句中の言葉です。句の意味は「新春のよき月、空気は美しく風もやわらかに、梅は鏡の前に装うように白く咲き、蘭は身を飾った香の如き香りを漂わせている」です。

会期中の関連イベント

(1)展示解説会

日時 令和6年 1月14日()、1月27日(土)、2月10日(土)、2月25日()、3月10日()、3月23日(土) 14時〜14時30分(いずれも)
内容 展示室で担当学芸員がお話します。
定員 当日先着20人(13時から整理券配布)
備考 参加は無料ですが入館料が必要です。

(2)料紙工芸教室

日時 令和6年 2月23日(金祝) 14時〜15時30分
(午前の部)10時〜12時 (午後の部)13時30分〜15時30分
内容 料紙(装飾した紙)を貼り合わせ、ハガキ大の料紙1枚を完成させます。
講師 長谷川蘭恵さん(書家・料紙工芸作家)
会場 会議室
参加費 1,500円
定員 各10人(中学生以上が対象)
備考 千枚通し(目打ち)を持参。
2月13日(火)までに往復はがきか応募専用サイトで申し込み、応募多数の時は抽選。
料紙工芸教室の作品写真

(3)紙すき体験教室

日時 令和6年 3月16日(土) 10時〜11時30分
内容 竹をすり潰した繊維をすいて、ハガキ大の紙をつくります。
講師 田崎博和さん(竹紙・竹筆作家)
会場 竹林工房
参加費 500円
定員 20人
3月5日(火)までに往復はがきか応募専用サイトで申し込み、応募多数の時は抽選。
紙すき教室の作品写真

姫路市書写の里・美術工芸館
〒671-2201 姫路市書写1223番地  [ 地図 ]
電話 079-267-0301 ファックス 079-267-0304

トップページ企画展・特別展 > 金澤翔子展