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秋季特別展「大村雪乃 シールアートの世界 “BEAUTIFUL LIGHTS”」
きらめく都市の夜景を丸シールにより点描する注目の若手現代美術家・大村雪乃の作品が姫路へ―。
「光」として捉えられた丸シールは文房具を超えたユニークなアート作品を生み出し、私たちに美しい夜景を、その一つ一つの灯りにある物語を想像させます。作品を鑑賞する位置により生まれる現実と、まるで写真であるかのような「リアルな虚構」に夢中となり、作品へ近づいたり遠ざかったり―この没入感こそが大村雪乃の魔法、「シールアート」の世界です。
本展では代表的な夜景作品のほか、全国の街の景色、自然風景、花などの近作・新作を含めた作品約70点を紹介。会期中には当館の風景をテーマに、参加者が一緒につくり上げる大型作品も展示します。また現在、最新作として、姫路城の丸シールアートを制作中。当館展覧会にて披露予定。
会期/
令和6年(2024年)10月26日(土)〜12月24日(火)
会場/展示室B、C,企画展示室、一般展示室
主催/姫路市書写の里・美術工芸館、神戸新聞社
後援/サンテレビジョン、ラジオ関西
企画協力/クレヴィス
展示/公益財団法人 姫路市文化国際交流財団
展覧会チラシ(A4表裏 1,255KB)
主な出品作品
※画像の無断転載(二次使用など)は禁止します。
(1)「東京ホタル」 縦130×横97センチメートル 2018年発表
2012年に隅田川で行われたイベント「東京ホタル」。隅田川にホタルに見立てた青色LEDを放流し、東京スカイツリーを全点灯させた。その光景を切り取った作品。水面にたゆたう青の光の揺らぎを表現。
(2)「Blue Tokyo」 縦112×横162センチメートル 2023年発表
カッティングシートを初めて使用した作品。文房具の丸シールで作成していたが、耐久性や表現の幅に制約があり、自分でシールを作ろうと考え、カッティングマシーンを導入。色幅が200色となり、サイズも自由にできるように。結果、この作品では青系だけで10色程度使用。
(3)「for Notre-Dame」 縦100×横65センチメートル 2019年発表
2019年4月15日夜(現地時間)、大規模火災により尖塔などを焼失したノートルダム大聖堂。大村は2018年フランスで個展を行った際、この大聖堂を訪れている。その時に感じた温かみのある荘厳さ、感謝と哀悼の意を込め、ステンドグラスをモチーフとして連作を制作。その内、代表的な薔薇窓をテーマにした作品。
会期中の関連イベント
(1)展示解説会
内容 当館学芸員と展示室をめぐります。
月日 令和6年11月4日(月振休)、23日(土)、12月8日(
日)、21日(土)
時間 各回午後2時から午後2時30分まで
会場 展示会場
定員 各回20人(当日先着順、午後1時から整理券を配布)
備考 当日どなたでもご覧いただけますが、入館料が必要です。
(2)ワークショップ「丸シールアートを体験してみよう!」
内容 下書きされたシートに丸シールを貼り、夜景や風景を点描して作品を完成させます。
月日 令和6年10月26日(土)
時間 (1)午前10時30分から正午まで (2)午後1時30分から午後3時00分まで
講師 大村雪乃さん(展覧会出品作家)
参加費 1,650円
会場 会議室
定員 各回20人(5歳以上が対象・未就学児は要保護者同伴)
10月15日(火)までに往復はがきか
応募専用サイトで申し込み、応募多数の時は抽選。