家島の中でも、十指に数えられる景色の良いところをご紹介します。
家島本島、宮港の近くにある宮浦神社のことをいう。現在の滋賀県高島郡高島町にある白髭神社から勧請されたといわれており、漢詩では「周りの風景は麗しく輝き、年々咲く花も美しい」と詠まれている。
家島本島南端にある観音崎。ここにかかる美しい月を漢詩の題材にした。「赤坂清水」を発見した法道仙人は、ここで観音像を彫ったと伝えられている。近くには法道仙人にゆかりのある「鰈岩」がある。
家島神社付近に自生する美しい原生林を指す。平安時代、学者で政治家でもあった菅原道真が延喜元年(901)に平安京から太宰府に左遷される途中、この付近に立ち寄ったという言い伝えが残っている。
家島本島の中心部にある真浦地区から瀬戸内海を眺めたときのもの。「古郭」とは、苦瓜助五郎本道という役人が飯盛山(今の城山)に築いた城跡のことをいう。
江戸幕府が、寛永16年(1639年)に海上警備を強化するために家島本島に設置した番所(見張り所)から素晴らしい眺めを題材にした。現在の清水公園付近にあたる。
役場から南に600メートル行ったところの宮破風地区にある湧き水と櫻谷に降る雪景色を指している。ちなみに、赤坂清水は「破風の井戸」とも呼ばれ、水道が引かれるまで地区の水瓶として大事に使われていた。
家島本島・宮浦(現在の宮港)の入江に一晩船を泊めた時の趣のある眺めを表したもの。漢詩では、「入江のほとりは小さな山に囲まれ、青く澄んだ海は穏やかだ」と詠んでいる。
坊勢島・奈座地区にある坊勢寺跡で過ぎ去りし時をしのんだもの。かつて比叡山延暦寺の高僧である覚円が坊勢島に流れされた時、彼を慕った弟子が大勢でこの島に渡ったと伝えられている。
男鹿島にある淡賀楯崎から眺める播磨灘の美しい景色をテーマにした。古来より、楯崎からの月の眺めも素晴らしいものとされてきた。淡賀楯崎に近い林にはお地蔵様がまつられている。
松島は西島の南にある無人島だが、かつては馬の牧場があったと伝えられている。西島から望む松島が、中国にある花山のように見えることを漢詩で表現したものである。
姫路市役所市民局市民生活部家島事務所
住所: 〒672-0101 姫路市家島町真浦2137番地1
電話番号: 079-325-1001 ファクス番号: 079-325-2721
電話番号のかけ間違いにご注意ください!