当館の概要
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当館について
自然に親しみながら伝統文化を学び、体験できる施設として、平成6年7月、姫路市書写の里・美術工芸館は、西の延暦寺と呼ばれる円教寺(えんぎょうじ)が鎮座する書写山(しょしゃざん)の東山裾に開館しました。当館は、郷土出身で元東大寺別当(華厳宗管長)の清水公照(しみずこうしょう 1911-1999)の作品を常設展示し、年間5から6回の特別展示の開催と各種工芸教室やコンサート等、数多くのイベントを実施しています。平成11年度からは、小学生の野外活動や中学生のトライやるウイーク等の受け入れを行い、学校連携にも力を入れてきました。
当館は博物館類似施設ですが、社会教育施設としての本来的な役割のほか、地域の伝統文化や先人の残した遺産等の資料の保存・活用を図りながら、多くの市民の方々が参加・体験できる小規模ミュージアムとして特色ある運営を進めています。参加・体験型ミュージアムとして、「ワクワク」、「楽しい」を合言葉に魅力ある博物館づくりを目指してまいりますので、今後とも皆さんのより一層の御指導、御支援を賜りますようお願い申し上げます。

建物について

書写山の麓の美術工芸館
西国三十三観音霊場第27番札所として参拝客や行楽の人たちが数多く訪れる書写山の麓に、竹林の緑と赤い柱が鮮やかな対比を見せている建物が書写の里・美術工芸館です。
美術工芸館の建物は、きれいな曲線を描く銀色の屋根や朱塗りの柱などが特徴で、これは美しい自然に囲まれた書写山周辺の風景にとけ込むよう、書写山円教寺(しょしゃざんえんぎょうじ)の建物に似たイメージでデザインしたためです。
書写山円教寺のホームページ(外部リンク)別ウィンドウで開く


内部の中央部分は、吹き抜けの階段になっており、ここに清水公照が制作した泥仏が270体並んでいます。開放的な雰囲気の中で、泥仏がユーモラスな表情で迎えてくれます。


建物の概要
着工 | 平成4年(1992年)10月19日 |
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完成 | 平成6年(1994年) 3月17日 |
開館 | 平成6年(1994年) 7月1日 |
規模・構造 |
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バリアフリー対応等 | 車いす3台、エレベーター1基、障害者用トイレ、おむつ交換台など |
設計監理 | 宮脇檀(みやわきまゆみ)建築研究室 |
施工 | 大成建設・大谷建設共同企業体 |
総事業費 | 2,149,073千円 |
備考 | 屋根瓦の数 約34,600個 |

沿革
年月 | 内容 |
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平成元年(1989年)9月 | 清水公照師から作品が寄贈(姫路市へ) |
平成 3年(1991年)2月 | 東大寺長老清水公照寄贈作品記念公開展を開催 |
平成 4年(1992年)10月 | 安全祈願祭を実施し、建物の建築に着工 |
平成 6年(1994年)3月 | 管理棟・展示棟・交流庵完成 |
平成 6年(1994年)4月 | 姫路市書写の里・美術工芸館観覧料等に関する規則制定 |
平成 6年(1994年)6月 | 竣工式 |
平成 6年(1994年)7月 | 開館(7月1日) |
平成 8年(1996年)5月 | 入館者10万人を記録 |
平成 8年(1996年)9月 | 匠の技 播州祭り屋台の彫刻展を開催 |
平成 9年(1997年)5月 | 第3回くすのき建築文化賞受賞 |
平成 9年(1997年)12月 | 第6回さわやか街づくり賞〔建築物部門〕受賞 |
平成10年(1998年)11月 | 入館者20万人を記録 |
平成11年(1999年)1月 | 土人形―山田忠雄コレクション展を開催 |
平成11年(1999年)4月 | 清水公照師記念作品(揮毫「五風十雨」)贈呈式を実施 |
平成11年(1999年)10月 | かちん染展を開催 |
平成11年(1999年)11月 | ホームページ開設 |
平成13年(2001年)6月 | 姫路藩窯 東山焼展を開催 |
平成13年(2001年)9月 | 茶の湯名品展を開催 |
平成13年(2001年)10月 | 入館者30万人を記録 |
平成14年(2002年)7月 | 姫路はりこ展を開催 |
平成16年(2004年)7月 | 開館10周年(7月1日) |
平成16年(2004年)9月 | 書写山円教寺に伝わる美展を開催 |
平成17年(2005年)1月 | 入館者40万人を記録 |
平成17年(2005年)2月 | 竹林工房(工芸教室棟)設置 |
平成17年(2005年)4月 | 草駈ける道、海渡る道―シルクロードの工芸品展を開催 |
平成18年(2006年)4月 | 施設の管理運営を市直営にし、学芸普及業務を(財)姫路市文化振興財団に委託 |
平成20年(2008年)4月 | 宮脇綾子アプリケ展を開催 |
平成20年(2008年)5月 | 入館者50万人を記録 |
平成20年(2008年)6月 | 棟方志功と民芸展を開催 |
平成21年(2009年)4月 | 没後10年・東大寺と清水公照世界展を開催 |
平成21年(2009年)7月 | 親子であそぶ―木のぬくもり展を開催 |
平成22年(2010年)4月 | あぜみちの詩 渡辺うめ農民人形展を開催 |
平成22年(2010年)5月 | 入館者60万人を記録 |
平成23年(2011年)8月 | まなんで、あそんで、アートしよう 夏休み子どもミュージアム展を開催 |
平成24年(2012年)8月 | 入館者70万人を記録 |
平成24年(2012年)10月 | ドレスデン展―絵付け師の技と心を開催 |
平成26年(2014年)6月 | 開館20周年記念式典・記念講演会を開催 |
平成26年(2014年)7月 | 開館20周年(7月1日) |
平成27年(2015年)4月 | 入館者80万人を記録 |
平成28年(2016年)1月 | アンコール・ワットへのみち―神々の彫刻展を開催 |
平成28年(2016年)4月 | 姉妹都市提携50周年記念 松本の工芸―暮らしの道具展開催 |
平成29年(2017年)10月 | 入館者90万人を記録 |
平成30年(2018年)4月 | 書寫山圓教寺―歴史を語る美術と工芸展開催 |
令和元年(2019年)7月 | 岩合光昭写真展「ねこといぬ」展開催 |
令和2年(2020年)2月 | 入館者100万人を記録 |
令和2年(2020年)3月から5月 | 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため臨時休館 |
令和3年(2021年)4月から5月 | 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため臨時休館 |
令和4年(2022年)10月 | はしもとみお木彫展を開催 |
令和6年(2024年)1月 | 新春特別展「書家・金澤翔子展 ―令和の近作と平成の代表作―」を開催 |
お問い合わせ
姫路市 観光経済局 観光コンベンション室 姫路市書写の里・美術工芸館
住所: 〒671-2201 姫路市書写1223番地別ウィンドウで開く
電話番号: 079-267-0301
ファクス番号: 079-267-0304