皮革資料室
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- ID:19724

お知らせ
令和5年1月2 0日金曜日に公益財団法人日光社寺文化財保存会の皆さんが施設見学に来てくださいました。
「西御着総合センター皮革資料室の見学の様子」のページに記事を掲載しましたので、どうぞご覧ください。

皮革資料室について
日本文化をになってきた皮革産業が、どのような工程でなされ、人々がどのように働いてきたのか、その歴史を示す資料を集め、皮革産業の歴史と文化を後世に遺すため、平成17年(2005年)に西御着総合センター内に開室しました。
実際に昔使用されていた道具類や膠(にかわ)に関する資料、青革・タンニン革・クロム革・姫路革など、当時の「皮革のまち」を感じていただけるよう展示をしています。
皮革資料室の常設は、全国的にも珍しく、江戸時代から現代までの歴史的に貴重な資料も展示しています。

展示について
常設展示の中から展示品を一部ご紹介します。

日本画の画材によく使われる膠(にかわ)は動物の皮や骨を煮出して作られます。
牛一頭から三千本の膠が作られることから三千本膠と呼ばれました。
この地で膠の製造を行っていた最後の1軒の商店が2011年に閉店したことから、製法を伝える者がなく、膠が市場から消えてしまうと一時期話題に上りました。
昭和54年に姫路市市制90周年を記念して革で作られた姫路市営バス・書写山ロープウェイの記念乗車券です。
「一枚一枚丹誠こめた手造り品」で、実際に切り取って乗車券として使用することもできました。
姫路市営バスは2010年に神姫バスに事業を移譲し廃止となりましたが、ある種の懐かしさを感じる展示品です。
江戸時代に武士・役人が奉行所などで使用した文庫箱と言われており、家紋と苗字が描かれています。
保管の状態も良く、大切に使用されていたことがわかります。
1930年代の革製のランドセルです。描かれているモチーフは野球。
少年にとって、いつの時代でも好まれるスポーツであったことが窺えます。
また、ランドセルでの通学が一般に普及したのは昭和30年代頃と言われていることから、裕福な家庭のお子さんが使用されていたのかもしれません。

施設見学のご紹介
「皮革資料室を拠点として、『皮革のまち』をアピールしたい」という熱い想いを持った周辺地域の皮革工場や地元の皆さんにより、皮革資料室の見学を含むセンター周辺の皮革工場の見学やレザークラフト教室を開催しています。
修学旅行や少人数の視察等、さまざまなご希望に対応しています。お気軽にお知らせください。
施設見学の動画(YouTube「ひめじ動画チャンネル」)は画像のリンク先でご覧ください。

施設見学動画(YouTube「ひめじ動画チャンネル」)のQRコード

見学メニュー

皮革資料室見学(約15分)
地元の方による案内

ビデオ鑑賞(約20分)
ひとと皮革(かわ)の歴史

工場見学(約40分)
センター周辺の皮革工場の見学

レザークラフト教室(約60分)
キーホルダー、小銭入れ、小物等製作 (材料費有料、概ね5名以上から受け入れ)
施設見学予約申込書
施設見学予約申込書 (Word、13.77KB)
施設見学をご希望の方は、上記の予約申込書に必要事項を記載の上、見学日の概ね14日前までに、西御着総合センターへお申込みください。

施設予約申込(姫路市オンライン手続ポータルサイト)別ウィンドウで開くのQRコード
姫路市オンライン手続ポータルサイトの「西御着総合センター(皮革資料室)施設見学予約申込」のページからも予約ができます。(見学日の概ね14日前までにお申し込みください。)
令和4年6月11日土曜日にサンテレビジョン「はりまサタデー9」で施設見学の様子が紹介されました。
YouTubeひめじ動画チャンネルで公開していますので、皆さんぜひご覧ください。
令和4年6月11日土曜日放送の「はりまサタデー9 皮革を学ぼう」の動画(YouTube「ひめじ動画チャンネル」)は画像のリンク先でご覧ください。

令和4年6月11日土曜日放送の「はりまサタデー9 皮革を学ぼう」の動画(YouTube「ひめじ動画チャンネル」)のQRコード

皮革資料室へのアクセス
皮革資料室のある西御着総合センターへのアクセスについては、下の画像のリンク先ページをご覧ください。