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高齢者福祉関連事業の見直し

  • 更新日:
  • ID:27547

超高齢社会が到来し、生産年齢人口の減少、高齢者の単身世帯や認知症高齢者の増加などにより、現在、人口構造等は大きく変化しています。限られた資源の中で高齢者福祉関連事業を継続して実施するため、一律給付型の支援から、認知症予防等の強化やデジタル・ディバイド対策(スマホサロン・スマホ教室等)など時代に即した事業へと転換し、健康長寿の姫路(まち)を目指して見直しを実施いたしました。

市民の皆さまにおかれましては、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。

見直しにあたり、市民アンケートを実施いたしました。アンケート結果もご覧ください。

見直しの概要

見直しを実施することとなった背景や考え方、対象事業は次のとおりです。

背景

  • すでに超高齢社会が到来しており、加えて、今後、少子化の進行による生産年齢人口(15歳から64歳)の急減が見込まれている。

  • 高齢者の単身世帯や認知症高齢者が増加している。

  • 高齢者人口が増加、一方で人口全体は減少していることにより、限られた資源での事業継続が困難となりつつある。

考え方

  • 一律給付型の支援から、目的・効果が明確な支援へ転換する。

  • 認知症予防、フレイル予防を強化し、高齢者が自ら取り組む習慣づくりを支援する。

  • 時代に即した事業を展開し、高齢者には難しいという考えを一新できるようなデジタル・ディバイド対策へとつなげる。

  • いつまでも幸せに健やかに過ごすことのできる「健康長寿の姫路(まち)」を目指す。

見直しの内容

事業ごとの具体的な見直し内容は次のとおりです。

高齢者バス等優待乗車助成事業(令和6年10月から)

高齢者バス等優待乗車助成事業については、令和6年10月から次のとおりとなります。

対象者は75歳以上の方で変更ありません。

助成内容
交通機関見直し前(令和6年9月30日まで)見直し後(令和6年10月1日から)
バス1乗車50円1乗車150円
鉄道ICOCAカード 年間8,000円
(令和6年度は上半期分4,000円)
終了
船舶姫路⇔家島 乗船券8枚
(令和6年度は上半期分4枚)
姫路⇔家島 乗船券600円×12枚
(令和6年度は下半期分6枚)
タクシー助成券500円×16枚
(令和6年度は上半期分8枚)
1乗車最大3枚まで利用可
要介護2から5の方のみ
助成券500円×14枚
(令和6年度は下半期分7枚)
1乗車最大3枚まで利用可
要介護要件撤廃(誰でも選択可)

市敬老金支給事業・百歳敬彰事業(令和6年度から)

市敬老金支給事業や百歳敬彰事業等については、令和6年度から次のとおりとなります。

事業内容
事業名見直し前(令和5年度まで)見直し後(令和6年度から)
敬老金77歳 10,000円
88歳 20,000円
77歳 終了
88歳 終了
80歳(傘寿)令和9年度から実施予定
内容については検討中
百歳敬彰金100歳到達時 100,000円100歳到達時 50,000円
敬老の日の贈り物最高齢者 記念品・花束
最高齢夫婦 記念品・花束
最高齢者 祝い状・花束
最高齢夫婦 祝い状・花束

その他の事業(令和6年度から)

その他の事業については、令和6年度から次のとおりとなります。

事業内容
事業名見直し前(令和5年度まで)見直し後(令和6年度から)
マッサージ等施術助成事業対象者:70歳以上
内容:施術助成券 年間3,000円
対象者:75歳以上
内容:施術助成券 年間6,000円
ひとり暮らし老人入浴サービス事業対象者:65歳以上のひとり暮らし高齢者
内容:無料入浴券 年間4枚
終了
在宅高齢者介護手当支給事業対象者:要介護3以上の65歳以上の在宅高齢者を介護する方
支給金額:月額10,500円
継続検討

令和6年度 新規・拡充事業

次のとおり令和6年度に新規事業・既存事業の拡充を順次実施してまいります。

事業内容
事業名内容
終活支援事業ひとり暮らし等により、自身の葬儀や納骨等に関する心配事を抱える方に対し、協力葬儀社等の情報を提供する。また、もしもの時に備えて「緊急連絡先」や「遺言書の保管場所」等を市に登録する終活登録を行う。
認知症カフェの拡充認知症の人やその家族同士が悩みや思いを共有し、医療系専門職に相談ができる集いの場を増設する。
軽度認知障害(MCI)への早期対応軽度認知障害(MCI)の人を早期に発見し予防支援プログラムを実施することで、認知症への移行を防いだり発症を遅らせる。
マッサージ等施術助成事業の拡充対象年齢を75歳以上、助成金額を6,000円に見直し、認知症チェックシート等を活用し、介護予防への取り組みを推進する。
介護支援ボランティアの拡充介護支援ボランティアによる支援内容を拡大し、買物の付き添いを可能とする。
デジタル・ディバイド対策事業スマートフォンの新規契約者への助成等、スマートフォンを「持つ」ことへのハードルを下げる。また、スマホサロンや、コールセンターの設置による「使う」ときの困りごとへの対応をする。
フレイル予防アプリの活用アプリの利用により「歩く・食べる・脳トレ・社会参加」を楽しく促し、脳と身体の健康維持につなげていく。また、外出先でQRコードの読み取り等による「おでかけポイント」を付与し、さらなる外出機会の創出を目指す。

あなたとつくる健康長寿の姫路(まち)市民アンケート

調査の概要

  1. 調査対象者 無作為抽出による、40歳以上の市民9,554名
  2. 調査期間 令和5年7月31日(月曜日)から同年8月15日(火曜日)まで
  3. 回収率 有効回答数 3,774名 有効回収率 39.5%

アンケート調査票・結果

お問い合わせ先

姫路市高齢者支援課

高齢者福祉関連事業コールセンター

  • 電話番号:079-221-1564
  • 受付時間:午前8時35分から午後5時20分(土曜日、日曜日、祝日を除く)

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