高齢者福祉関連事業の見直し
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超高齢社会が到来し、生産年齢人口の減少、高齢者の単身世帯や認知症高齢者の増加などにより、現在、人口構造等は大きく変化しています。限られた資源の中で高齢者福祉関連事業を継続して実施するため、一律給付型の支援から、認知症予防等の強化やデジタル・ディバイド対策(スマホサロン・スマホ教室等)など時代に即した事業へと転換し、健康長寿の姫路(まち)を目指して見直しを実施いたしました。
市民の皆さまにおかれましては、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。
見直しにあたり、市民アンケートを実施いたしました。アンケート結果もご覧ください。
見直しの概要
見直しを実施することとなった背景や考え方、対象事業は次のとおりです。
背景
すでに超高齢社会が到来しており、加えて、今後、少子化の進行による生産年齢人口(15歳から64歳)の急減が見込まれている。
高齢者の単身世帯や認知症高齢者が増加している。
高齢者人口が増加、一方で人口全体は減少していることにより、限られた資源での事業継続が困難となりつつある。
考え方
一律給付型の支援から、目的・効果が明確な支援へ転換する。
認知症予防、フレイル予防を強化し、高齢者が自ら取り組む習慣づくりを支援する。
時代に即した事業を展開し、高齢者には難しいという考えを一新できるようなデジタル・ディバイド対策へとつなげる。
いつまでも幸せに健やかに過ごすことのできる「健康長寿の姫路(まち)」を目指す。
見直しの内容
事業ごとの具体的な見直し内容は次のとおりです。
高齢者バス等優待乗車助成事業(令和6年10月から)
高齢者バス等優待乗車助成事業については、令和6年10月から次のとおりとなります。
対象者は75歳以上の方で変更ありません。
交通機関 | 見直し前(令和6年9月30日まで) | 見直し後(令和6年10月1日から) |
---|---|---|
バス | 1乗車50円 | 1乗車150円 |
鉄道 | ICOCAカード 年間8,000円 (令和6年度は上半期分4,000円) | 終了 |
船舶 | 姫路⇔家島 乗船券8枚 (令和6年度は上半期分4枚) | 姫路⇔家島 乗船券600円×12枚 (令和6年度は下半期分6枚) |
タクシー | 助成券500円×16枚 (令和6年度は上半期分8枚) 1乗車最大3枚まで利用可 要介護2から5の方のみ | 助成券500円×14枚 (令和6年度は下半期分7枚) 1乗車最大3枚まで利用可 要介護要件撤廃(誰でも選択可) |
市敬老金支給事業・百歳敬彰事業(令和6年度から)
市敬老金支給事業や百歳敬彰事業等については、令和6年度から次のとおりとなります。
事業名 | 見直し前(令和5年度まで) | 見直し後(令和6年度から) |
---|---|---|
敬老金 | 77歳 10,000円 88歳 20,000円 | 77歳 終了 88歳 終了 80歳(傘寿)令和9年度から実施予定 内容については検討中 |
百歳敬彰金 | 100歳到達時 100,000円 | 100歳到達時 50,000円 |
敬老の日の贈り物 | 最高齢者 記念品・花束 最高齢夫婦 記念品・花束 | 最高齢者 祝い状・花束 最高齢夫婦 祝い状・花束 |
その他の事業(令和6年度から)
その他の事業については、令和6年度から次のとおりとなります。
事業名 | 見直し前(令和5年度まで) | 見直し後(令和6年度から) |
---|---|---|
マッサージ等施術助成事業 | 対象者:70歳以上 内容:施術助成券 年間3,000円 | 対象者:75歳以上 内容:施術助成券 年間6,000円 |
ひとり暮らし老人入浴サービス事業 | 対象者:65歳以上のひとり暮らし高齢者 内容:無料入浴券 年間4枚 | 終了 |
在宅高齢者介護手当支給事業 | 対象者:要介護3以上の65歳以上の在宅高齢者を介護する方 支給金額:月額10,500円 | 継続検討 |
令和6年度 新規・拡充事業
次のとおり令和6年度に新規事業・既存事業の拡充を順次実施してまいります。
事業名 | 内容 |
---|---|
終活支援事業 | ひとり暮らし等により、自身の葬儀や納骨等に関する心配事を抱える方に対し、協力葬儀社等の情報を提供する。また、もしもの時に備えて「緊急連絡先」や「遺言書の保管場所」等を市に登録する終活登録を行う。 |
認知症カフェの拡充 | 認知症の人やその家族同士が悩みや思いを共有し、医療系専門職に相談ができる集いの場を増設する。 |
軽度認知障害(MCI)への早期対応 | 軽度認知障害(MCI)の人を早期に発見し予防支援プログラムを実施することで、認知症への移行を防いだり発症を遅らせる。 |
マッサージ等施術助成事業の拡充 | 対象年齢を75歳以上、助成金額を6,000円に見直し、認知症チェックシート等を活用し、介護予防への取り組みを推進する。 |
介護支援ボランティアの拡充 | 介護支援ボランティアによる支援内容を拡大し、買物の付き添いを可能とする。 |
デジタル・ディバイド対策事業 | スマートフォンの新規契約者への助成等、スマートフォンを「持つ」ことへのハードルを下げる。また、スマホサロンや、コールセンターの設置による「使う」ときの困りごとへの対応をする。 |
フレイル予防アプリの活用 | アプリの利用により「歩く・食べる・脳トレ・社会参加」を楽しく促し、脳と身体の健康維持につなげていく。また、外出先でQRコードの読み取り等による「おでかけポイント」を付与し、さらなる外出機会の創出を目指す。 |
添付資料
あなたとつくる健康長寿の姫路(まち)市民アンケート
調査の概要
- 調査対象者 無作為抽出による、40歳以上の市民9,554名
- 調査期間 令和5年7月31日(月曜日)から同年8月15日(火曜日)まで
- 回収率 有効回答数 3,774名 有効回収率 39.5%
アンケート調査票・結果
お問い合わせ先
姫路市高齢者支援課
高齢者福祉関連事業コールセンター
- 電話番号:079-221-1564
- 受付時間:午前8時35分から午後5時20分(土曜日、日曜日、祝日を除く)
関連情報
お問い合わせ
姫路市役所 健康福祉局 長寿社会支援部 高齢者支援課
住所: 〒670-8501 姫路市安田四丁目1番地 本庁舎2階別ウィンドウで開く
電話番号: 079-221-2306
ファクス番号: 079-221-2444