都市計画事業としての電線類地中化事業

姫路市無電柱化推進計画は、市民、事業者等の理解と協力の下、災害被害の拡大防止、安全かつ円滑な交通の確保、良好な景観の形成等を図るため、市事業を中心とした今後の無電柱化の基本的な方針、目標、施策等を定めるものです。

姫路市における無電柱化は、関係者の協力の下、電線共同溝の整備や要請者負担方式による地中化が進められており、令和3年（2021年）2月末現在、約31キロメートルの無電柱化が完了していますが、姫路市の無電柱化率としては約1％と兵庫県の無電柱化率約3％と比較して低い数字となっています。現在、姫路市の事業中路線を合わせても約1．3％であり、新規路線の無電柱化事業を推進する必要があります。 また、毎年約300万人が訪れる観光地である姫路城周辺地区においては比較的無電柱化が進んでいますが、そこから少し離れると電柱・電線が歴史的な景観の風情を損ねており、無電柱化を求める声が高まっています。

現在事業中や具体的に計画している路線に加え、以下の観点に基づき無電柱化を推進します。

1. 防災機能の強化・向上
2. 安全で安心な歩行者・自転車の通行空間の確保
3. 良好な景観の保全と形成