デジタル防災行政無線
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デジタル防災行政無線とは
災害等の緊急時に、住民の皆さんへ迅速に情報を提供し、適切な行動を取っていただくため、市内各所に設置した屋外スピーカーからサイレンや音声で緊急情報を放送するものです。

防災行政無線の整備目的
市民の安全・安心の確保のため、防災行政無線を基幹とした情報伝達手段の確立を目的として、旧合併4町が整備したアナログ防災行政無線をデジタル化するとともに、旧市域にも屋外スピーカーを増設し、また、本市の保有する複数の情報伝達手段への連携機能を備えたシステムを令和3年4月から導入しています。

屋外スピーカーについて
屋外スピーカーは、音達距離の異なるスピーカーを選定し、効果的・効率的に配置することで、音達区域が全市域の居住地をカバーするように設置しています。屋外スピーカーはサイレンや音声を広範囲に情報を伝える設備で、到達範囲はおよそ300メートルから800メートルです。

屋外スピーカー

防災行政無線の音声について
本市の防災行政無線の音声については、以下の理由により、防災行政無線をデジタル化した令和3年4月から、コンピュータで作成した女性の「合成音声」による放送を行っています。
- 職員の地声での放送で発生する音割れを防ぐとともに、音量や音の速度を一定に保ち、聞き取りやすい明瞭な音声とするため。
- 「合成音声」は、職員が防災行政無線システムに文字を入力することで作成され、作成後、システムと連携している、ひめじ防災ネット、防災アプリ「全国避難所ガイド」、ホームページ等の情報伝達ツールに放送と同じ文字情報を同時に配信させるため。
「合成音声」は、職員が放送した「人の声」と異なり、抑揚が抑えられた音声のため、違和感を覚えられる方もおられると思いますが、災害時等の緊急時において、市民の皆さまに迅速かつ正確な情報をお届けするために必要ですので、ご理解いただきますようお願いします。

防災行政無線の放送の聞き直しについて
気象条件や周囲の構造物等の影響により、防災行政無線の屋外スピーカからの音声が明瞭に聞こえない場合があるので、次の方法により放送内容を聞き直すことができます。
- 防災アプリ「全国避難所ガイド」(アプリのダウンロードが必要)
放送内容がスマートフォンに放送と同時に配信されます。 - 防災情報の登録制電話・FAX配信サービス(登録が必要)
放送内容が登録された電話やファクスに配信されます。 - 防災行政無線聞き直しテレフォンサービス
放送内容を電話で聞き直すことができます。
聞き直し電話番号 079-240-9107

サイレン音について

サイレン音の種類
姫路市では、次のような放送の際に、放送音の前にサイレン音を付加して放送します。
以下のサイレンを複製し、又は録音するなどして、みだりに吹鳴することを禁じます。

市が発令する避難情報
災害時に皆さまに避難の呼び掛けを行う際に、姫路市が発令する「警戒レベル3高齢者等避難」、「警戒レベル4避難指示」、「警戒レベル5緊急安全確保」の各種避難情報は、「サイレン音5秒吹鳴・6秒休止」を3回繰り返したサイレン音を付加して放送を行います。


津波情報
津波情報については、次のとおり、情報種別により異なるサイレン音を付加して放送を行います。
- 大津波警報
大津波警報が発表された場合には、「サイレン音3秒・2秒休止」を3回繰り返したサイレン音を付加して放送を行います。

- 津波警報
津波警報が発表された場合には、「サイレン音5秒吹鳴・6秒休止」を2回繰り返したサイレン音を付加して放送を行います。

- 津波注意報
津波注意報が発表された場合には、「サイレン音10秒・2秒休止」を2回繰り返したサイレン音を付加して放送を行います。


国民保護情報
大規模テロやゲリラ攻撃、弾道ミサイル攻撃等の国民保護情報の警報が発令された場合に、14秒間のサイレン音を付加し放送を行います。


サイレン音が鳴った場合には
「サイレン」が聞えた場合は、防災行政無線の情報と併せて、テレビやラジオなどでも情報を確認し、身を守る行動を取っていただきますようお願いいたします。複数の情報収集手段を確保することで、より確実に情報を入手できます。
詳しくは「災害時の情報発信手段について」をご確認ください。
ゲリラ豪雨や竜巻など異変を感じた場合や、台風が本市に近づいている時には、自ら情報収集していただきますようお願いします。また、避難する際には、近隣の方にも避難を呼びかけ一緒に避難してください。避難に備え、日頃から食料や水等の備蓄や、避難所の場所を確認するなどの準備をしておきましょう。

Jアラートとの連携について
デジタル防災行政無線とJアラート(全国瞬時警報システム)を連携しており、下記災害が発生した際、屋外スピーカーより自動で放送が流れます。

放送内容
- 地震情報(緊急地震速報)
最大震度が5弱以上と予想される場合に、震度4以上が予想される地域を対象として発表されます。 - 津波情報(大津波警報、津波警報、津波注意報)
- 気象情報(特別警報、土砂災害警戒情報)
- 国民保護情報(弾道ミサイル情報、航空攻撃情報、ゲリラ・特殊部隊攻撃情報、大規模テロ情報)

Jアラート全国一斉情報伝達訓練における試験放送について
Jアラートとの連携動作の確認のため、毎年数回、Jアラートの試験放送を実施しています。
消防庁より発信される訓練情報により、防災行政無線が自動起動し、放送が流れます。
放送内容は下記のとおりです。
- 上りチャイム
- 「これは、Jアラートのテストです。(男声)を3回」
- 「こちらは、ぼうさいひめじです。」
- 下りチャイム

試験放送実施予定日
Jアラート全国一斉情報伝達訓練の実施予定日は、以下のページに掲載しておりますのでご覧ください。
なお、気象状況等により中止となる場合があります。

定時放送について
屋外スピーカーの動作確認や市民の方へ屋外スピーカーの存在、音量の程度を確認していただくために、定時放送を実施します。

全市域
毎月17日午後5時15分に「夢ある姫路(まち)」の曲を流します。
- 放送例
「こちらは姫路市です。これは、毎月17日の定時放送です。」
「夢ある姫路(まち)」の音楽吹鳴
「これで定時放送を終わります。」

旧町域(家島町・香寺町・安富町・夢前町)
旧町域では、従来より放送している以下の放送に加え、毎月17日午後5時15分に「夢ある姫路(まち)」を放送します。
町名 | 内容 |
---|---|
家島町 |
午前6時00分(ふるさと)、正午(グリーンスリーブス)、午後5時00分(夕焼け小焼け) |
夢前町 | 午後5時00分(夢とんとん) |
香寺町 | 午前7時00分(ウエストミンスターの鐘)、午後6時00分(家路) |
安富町 |
午前6時00分(ふるさと:三坂)
正午(グリーンスリーブス:末広、名坂、三森、瀬川、狭戸) 〈10月から3月〉午後5時00分(夕焼け小焼け:全域) 〈4月から9月〉午後6時00分(家路:全域) |

自主防災訓練での活用について
地区連合自治会単位での訓練時など自主防災組織において防災行政無線が活用できます。

危機管理室に放送を依頼する場合
自主防災訓練日の約10日前に、自主防災組織から危機管理室へ「無線放送依頼書」の様式をメールかFAXで提出するとともに、電話で提出確認を行ってください。

屋外スピーカーの受話器を使用した自局放送を行う場合
自主防災組織が、屋外スピーカーに設置したボックス内の受話器から放送を行ってください。ボックス内に操作マニュアルがあります。
なお、ボックスの開閉には、当室への鍵借用の申請が必要です。

注意事項

参考
お問い合わせ
姫路市役所 政策局 危機管理室
姫路市三左衛門堀西の町3番地 防災センター5階
電話番号: 079-223-9601 ファクス番号: 079-223-9541
E-mail: kikikanri@city.himeji.lg.jp