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絹本著色迦諾伐蹉尊者像・絹本著色注荼半託迦尊者像

  • 更新日:
  • ID:1746

名称

絹本著色迦諾伐蹉尊者像・絹本著色注荼半託迦尊者像

概要

両軸ともに縦69.3センチメートル、横38.6センチメートル。南北朝期の李竜眠様羅漢画の優れた作品であるが、画家は不明である。もとは十六羅漢を揃って描いたと思われる。
羅漢画の種類は多くて、図様は必ずしも同一ではない。南宋初頭にはじまる李竜眠様は、禅月様に比べて容貌が温和で風俗も中国風になり、点景物が多く画法が写実的で色彩が豊麗である。
光久寺の二軸はともにこれらの特色がよく表現されていて、容貌・着衣・袈裟・法具などすべて中国的である。10色内外の色を使用しているが、配色が極めて対照的で、赤色と白色が巧みに配され、とくに赤色が画面を引き立てて印象的である。相好は温和であるが、かなり日本的な顔への変化がみられる。尊者・侍者・鹿とも動的に表現する工夫がされている。

所在地

姫路市安富町安志481 光久寺(京都国立博物館)

写真

迦諾伐蹉尊者像

迦諾伐蹉尊者像の写真

注荼半託迦尊者像

注荼半託迦尊者像の写真