電子納品とは、これまで紙によって納品されていた書類、図面、写真などをワープロや表計算、CADなどのソフトを利用し、デジタルデータとして成果品を作成し納品することです。
電子納品の有効性は、納品されたデータやファイルの検索が簡単に行える点、保管スペースの縮小なども図れる点などが考えられます。建設CALS/ECの基本方針である情報共有と連携に不可欠なものでもあります。標準化されたデータフォーマットでデータを作成し納品することにより、データの再利用を図ることが容易になり、公共施設のライフサイクルでコスト縮減と省力化に寄与することになります。
したがって、電子納品を行う電子データは、電子納品要領(案)、基準(案)に示された標準化を前提としたファイルフォーマット、内容で作成する必要があります。
平成16年度の試験導入結果をふまえ、平成17年度より電子納品を段階的に実施しています。関係者の方々のご協力をよろしくお願いします。
試験導入により受注者の電子納品への対応能力を具体的に検証しつつ、姫路市における電子納品で必要とする範囲(内容・データ形式)を精査し、段階的・部分的な一部導入(実証実験)を行う。
電子納品の段階的・部分的な導入
土木業務委託、土木工事、建築業務委託・建築工事の分野別や業者規模、また電子納品物の種類(書類、写真、図面)によって段階的・部分的に電子納品を導入し、受発注者の電子納品技術・IT技術を習得する。
電子納品の本格運用(完全実施)
全ての分野で本格運用(完全実施)を開始する。
姫路市役所財政局工事技術検査室
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