ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

PC版

Multilingual

姫路市立林田中学校

HAYASHIDA JUNIOR HIGH SCHOOL

〒679-4206 姫路市林田町林田33番地 地図

電話番号:079-261-2013

学校通信(令和5年11月)

  • 公開日:2023年11月20日
  • 更新日:2023年11月20日
  • ID:20232

みんなで創りあげたすばらしい文化発表会!

11月中旬を迎え、日ごとに寒さが深まってきました。先月27日の文化発表会には、多くの保護者、地域の皆さんにご参加いただき、生徒たちは、合唱をはじめ、弁論、英語スピーチ、箏曲部の演奏、生徒会発表等、一生懸命に練習・準備に取り組んできた成果を精一杯に披露することができました。クラスを中心とした仲間づくりや互いに協力して取り組む様子は素晴らしく、豊かな心や広く教養も高まったことと思います。それぞれの生徒たちの自信やすばらしい思い出につながり、それらは今後の学校生活にさらに活かされるものと思います。午前最後のプログラムとなった教育講演会では、兵庫県立大学 理学博士 鳴沢真也先生をお迎えし、宇宙のしくみや人類の起源についてわかりやすくご講演いただきました。私たち人類が奇跡的な存在であることをあらためて考える時間となりました。午後の部ではふれあいコンサートが開催され、小学生も参加し、プロの演奏を楽しみました。さまざまなステージを通して、文化発表会は、学校行事のすばらしさと生徒たちの大きな成長を感じる良い機会となりました。

また、弁論ではこれまでに各学級弁論大会でクラス代表2名を決め、選出された代表6名により校内弁論大会を実施しました。どの弁論もすばらしく、自分の思いや考えをうまく文章にまとめ、聴く人の心に強く訴えかけるものでした。こうした力は、これからの社会を生きていく上でとても大切なものです。以下に校内弁論大会の要旨と結果を紹介します。姫路市の弁論ブロック別大会に出場する学校代表には、2年生の岡田 詩亜子さんが選ばれました。林田中学校の代表として、ぜひ頑張ってください。

1年:中島 陽菜(優良賞) 「童話に惑わされないで」

童話で登場する狼は、いつも悪役。狼は恐怖の対象として捉えられるが、いろいろと調べてみると実際に人を襲うことはほとんどないことがわかった。イメージと実際の姿は、異なることが多く、実態を知らずに思い込むことから偏見の気持ちが生まれる危うさについて考える機会となり、人権問題の解決の糸口に通じるものがあった。

1年:藤原 唯杜(優秀賞) 「AIによる問題」

人工知能はとても優れていて、益々発展が期待されるが、反面、人の仕事を奪うとも言われている。そうならないためにはと、学校や病院での人ならではのコミュニケーションに着目し、表情、声の調子の大切さに注目、また、人のミスは仲間の協力で乗り越えることで、より関係性が強固になる、人間のすばらしさを力強く訴えた。

2年:岡田 詩亜子(優秀賞) 「命を頂くということ」

“頂きます”の言葉の意味、猟師さんの言葉を紹介し、人間は昔から動物の命を頂き生活を営んでおり、その命とどう向き合えばよいかをじっくりと考え発表した。アイヌ語の“ヒンナ”という、食べ物に感謝するという意味の言葉を紹介し、命の重さと食事ができることへの感謝の気持ちを決して忘れてはいけないということを訴えた。

2年:児玉 奏(優良賞) 「障がいから多様性へ」

聴覚障害のある方と関わった体験から、さまざまな障がい者の思いに寄り添い、障がいの有無の境界の壁は、社会が作っているのではないか、と意見を展開した。また、健常者と障がい者の交流は互いを高め合い、境界の壁をなくすことにつながる。皆違いがあっていいんだと考えられる世の中にしていきたいと力強く伝えた。

3年:石井 瞭佑(優良賞) 「悲劇を繰り返さない」

祖父の戦争体験の話から、戦争の悲惨さを強く痛感し、平和がいかに尊いものかを訴えた。また、かつて原子爆弾の被爆国である日本の現在は平和であるが、世界に目を向けると多くの国々が戦争状態にあり、私たちもその戦争の悲惨さを世に伝え、訴え、今の紛争を最後にさせたいとの強い思いが伝えられた。

3年:原田 悠衣(優秀賞) 「障害者とヘルプマーク」

援助や配慮を必要としていることが外見からは分からない方が、周囲に配慮を必要としていることを知らせる“ヘルプマーク”について、お母さんとの会話や体験の回想から考えを深めた様子を語った。障がい者も含めて、誰もが地域社会で安心して生活できる社会を作るため、積極的にかかわっていきたいとの強い思いが伝えられた。