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令和7年5月8日市長記者会見(速報版)

  • 更新日:
  • ID:30771

会見事項

  1. 姫路城・シェーンブルン宮殿姉妹城提携の締結について

報告事項

なし

市長会見内容

市政記者クラブの皆さん方には、お忙しいところご出席をいただきまして、ありがとうございます。

はじめに、昨日行いました、「水」に関する2つの報道発表につきまして、一言申し上げます。

まず、市内の一部地域の地下水において、暫定指針値を超えるPFOS及びPFOAが検出されました。本市では初めての超過事例でございますが、人体や環境に及ぼす影響は非常に低いと考えております。

本市では、市内100か所近くで水質検査を実施するなど、全国的にもいち早く検査体制の充実に取り組んでまいりました。引き続き、市民の皆さんの安全や健康を守るため、水質の安全管理に努めるとともに、適切な情報提供を行ってまいります。

また、下水処理施設「東部析水苑」においては、約15立方メートルという大量の油が流入する事案が発生いたしました。速やかにポンプを停止し、流入してきた油を処理場内に貯留後、油を除去したため、幸いにして、下水処理に影響がなく、放流水にも異常は確認されておりません。

流入した油の発生源は現時点において不明ですが、仮に不法投棄など人為的なものであるとすれば、全く許しがたい行為であります。消防や警察と連携しながら、原因の究明及び再発防止に全力で取り組んでまいります。

話題は変わりますが、ゴールデンウィークはおおむね晴天に恵まれ、姫路城や周辺施設をはじめ、「書写山 新緑まつり」や「手柄山スプリングフェスティバル」などのイベントにも、多くの市民や観光客の皆さんにお越しいただきました。皆さんに楽しんでいただけたことを、大変うれしく思っております。

先月の会見でお知らせしたとおり、5月16日から3日間、「第75回姫路お城まつり」を開催します。優美で迫力ある姫路城薪能(たきぎのう)、元プロ野球選手の糸井 嘉男(いとい よしお)さんなどをゲストにお迎えしての華やかなパレード、姫路城をテーマにした楽しいキッズイベント、良さ恋まつりなど、盛りだくさんの催しを用意しております。また、新たなニュースとして、今年は、オリエンタルランドのご協力により東京ディズニーシーで人気のくまのぬいぐるみ「ダッフィー」のバスがお祝いに駆けつけ、城見台公園で展示いただくこととなりました。例年以上に、多くの方に楽しんでいただけるものと期待しております。

また、大阪・関西万博や、神戸空港の国際チャーター便の運航開始は、多くの方に姫路を訪れていただくチャンスであると考えております。このチャンスをしっかりと活かし、さらなる誘客に努めてまいります。

それでは、本日の会見事項について、発表をさせていただきます。

姫路城・シェーンブルン宮殿姉妹城提携の締結について

姫路城とシェーンブルン宮殿との姉妹城提携につきましては、昨年11月に、私がオーストリア共和国・ウィーン市にあります同宮殿を訪問し、姫路城と同宮殿の姉妹城提携に関して基本合意を行いました。その後、正式な締結に向けて調整を進めてまいりましたが、このたびオーストリア共和国経済・エネルギー・観光大臣が大阪・関西万博の開催に伴い来日することから、5月24日に姫路城西の丸庭園にて締結式を行い、正式に姉妹城提携を結びます。

また、締結式には、万博で来日されるオーストリア共和国のアレクサンダー・ファン・デア・ベレン大統領にも、立会人としてご同席いただく予定です。

音楽の都ウィーンを擁するオーストリア共和国の国家元首を本市がお迎えし、このたびの提携に立ち会っていただけることを大変光栄に思っております。

なお、締結式では、シェーンブルン宮殿管弦楽団による演奏披露も予定されています。同楽団は、私が昨年11月にシェーンブルン宮殿を訪問した際にも、すばらしい演奏で出迎えてくれました。姫路城を背景にした同楽団の生演奏を、今から大変楽しみにしております。

締結式終了後の午後からは、会場をホテルモントレ姫路に移し、姉妹城提携の締結を祝して、大統領に帯同する多数のオーストリア関係者もお招きし、歓迎レセプションを開催いたします。

レセプションでは、箏(こと)・三絃(さんげん)演奏家の新福(しんぷく)かなさん、尺八奏者の松崎 晟山(まつざき せいざん)さんによるアトラクションの披露を予定しており、オーストリアの皆さまに和楽器を用いた音楽の素晴らしさを感じていただければと思っております。

今回の提携を機に、本市とオーストリアとの間で、観光・経済・文化・教育等、幅広い分野での交流が進むことを期待しております。

近年、少子高齢化や人口減少により国内市場が縮小していく中で、本市が持続可能な発展を遂げていくためには、本市の認知度や価値を向上させ、地域の活力を維持・拡大していくことが求められております。

今回のような姉妹城提携を通じて、今後ともあらゆる分野で交流の実績を積み重ね、本市の活力を創出し、「世界から選ばれるまち ひめじ」となることを目指してまいります。

私からは、以上でございます。

質疑応答(要旨)

記者:
姉妹城提携後の交流について、具体的に考えていることはありますか。

市長:
宮殿のあるウィーンは、モーツァルトや宮廷音楽で有名です。本市も、ル・ポン音楽祭の開催等を通じ、音楽、特にクラシック音楽のファンが多くいます。11月にはウィーンフィルハーモニーも来日します。そういった音楽や、芸術に関する交流を促進していきたい、草の根的な文化交流も含めて進めていきたいと考えています。万博の開催されている今年は、姫路の国際的な価値を高める年になると思いますが、来年以降は真価が問われると思っています。

記者:
姉妹城提携としては4例目ですが、チャンスがあれば提携先をさらに増やしたいと考えていますか。

市長:
世界文化遺産である姫路城は、ヨーロッパ各国で非常に高く評価されています。今回のオーストリア共和国については、「姫路城と繋がりを持ちたい」と向こうからアプローチがありました。コンウィ城に関しても先方からお話がありましたが、最近の傾向としては、世界文化遺産の保護、まちの発展の持続可能性などの観点から提携を望まれるところがあります。本市が国際的な歴史文化都市を目指す上で、単なる姉妹城提携に留まらず教育やSDGsなどさまざまな連携も視野に入れ、アプローチに順次対応していきたいと考えています。

記者:
大統領は姫路城を見学される予定ですか。

市長:
大統領の滞在時間は2時間程度と聞いており、天守閣については難しいかもしれません。ご本人の希望があれば、私もぜひ天守閣に登っていただきたいという思いはありますが、大統領はご高齢であることから、安全面についても配慮する必要があると考えています。

記者:
大統領の滞在時間は短いとのことですが、歓迎レセプションには参加されるのですか。

市長:
スケジュールの関係上、冒頭のあいさつ程度で退席される可能性はあります。短い時間かもしれませんが、私たちの歓迎の意をお伝えしたいと思っています。

記者:
大阪・関西万博に関連して、他国の要人が姫路に来る予定はありますか。

市長:
ナショナルデー等で来日される方が姫路への来訪を希望される場合、警備計画のこともありますが、なるべくお迎えしたいと思っています。

市長:
話は変わりますが、冒頭でお話した東部析水苑への油流入について、まだ原因は特定できていませんが、これがもし恣意的に行われたものであれば、公共インフラを狙ったテロ行為に近いと考えています。幸いにして下水処理に影響はありませんでしたが、もし施設の停止となれば、大変多くの方のトイレ使用等を制限することにつながったかもしれません。私としてはこの事態を重く受け止めています。市民の皆さんにも、不法投棄が疑われる場合などには、ぜひ市に情報提供いただくようお願いします。

記者:
大阪・関西万博が開催され1か月となりますが、万博から姫路市への人流について、手応えを感じていますか。

市長:
ゴールデンウィークもありましたが、外国人の方の訪問が増えている感覚でして、もしそうであれば、万博と合わせての観光地として姫路市が候補地になっているのかな、と考えています。

今年は、例年冬に実施している大手前通りのイルミネーションを、万博に合わせて4月から10月まで実施していますが、これが集客につながる可能性があります。夏場のイルミネーションは地元の方からも好評をいただいています。中には、イルミネーションは街路のムクドリ対策にもなっていると言われる方もいて、驚きました。皆さんもぜひ取材されてみてはいかがでしょうか。

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