令和7年7月4日市長記者会見(速報版)
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会見事項
- 「令和7年度 姫路みなと祭海上花火大会」の開催について

報告事項
なし

市長会見内容
市政記者クラブの皆さま方には、お忙しいところご出席をいただきまして、ありがとうございます。
さて、先日行われた都市対抗野球大会の第3代表決定戦において、日本製鉄瀬戸内硬式野球部が見事勝利し、2年連続の本大会出場を決めました。本大会では、昨年果たせなかった1勝を勝ち取れるよう、ぜひ健闘いただきたいと思います。
その日本製鉄におきまして、去る5月30日に、本市広畑地区にある瀬戸内製鉄所に電炉1基を増設するため、1,400億円規模の投資を行う旨の発表がありました。同社はカーボンニュートラルの実現に向け、従来の高炉プロセスから電炉プロセスへの転換を図っており、その取組の一環であるとの事です。
このたびの投資は、本市産業の高度化、市域全体の活性化に資するとともに、投資の趣旨を鑑みれば、本市におけるカーボンニュートラルの機運醸成につながることが期待され、姫路市長としては、大変喜ばしく思っているところでございます。
ところで、今年は例年になく早い梅雨明けとなり、連日暑い日が続いております。市民の皆さまにはしっかりと熱中症対策をとっていただくとともに、市の指定したクーリングシェルターもぜひご活用いただきたいと思います。
それでは、本日の会見事項について、発表をさせていただきます。

「令和7年度 姫路みなと祭海上花火大会」の開催について
昨年度、5年ぶりに開催し、大変好評をいただきました「姫路みなと祭海上花火大会」ですが、今年度は全国レベルで注目される花火大会となるようチャレンジングの年と位置付けており、本イベントでは史上初となる1万発の花火を打ち上げ、県下最大規模となる大迫力の花火ショーを展開いたします。
開催日時は、9月14日、日曜日の午後7時30分から午後8時45分、会場は姫路港飾磨地区です。
会場エリアでの観覧は全席指定の有料席とし、荒天の場合は中止とさせていただきます。
見どころは、先程も申し上げたとおり、何といっても1万発の打ち上げでございます。例年の2倍の打ち上げ数であり、みなと祭史上初であるとともに、県下では最大の打ち上げ数でございます。
また、打ち上げの直径が約300メートルに及ぶ尺玉花火につきましても、過去最多の30発程度の打ち上げを予定しています。
県下は言うに及ばず、全国のメジャーな花火大会と比べても遜色ない規模で展開される大迫力の花火ショーを、ぜひお楽しみいただきたいと考えています。
次に会場エリアですが、雑踏による事故を防止し、ゆっくりと安全・快適に花火を楽しんでいただけるよう、別図のとおり設定しており、会場エリアに入場できるのはチケット購入者のみといたします。
また、会場エリアやその周辺には駐車場がありませんので、来場は最寄りの山陽電鉄飾磨駅から、徒歩でのご来場をお願いいたします。
なお、障害のある方、未就学児、妊産婦、75歳以上の方など、徒歩での来場が困難な方には、山陽電鉄飾磨駅と会場とを往復するシャトルバスに乗車できる観覧チケットを販売しますので、ご利用いただければと思います。
次に、有料観覧席ですが、昨年度にはじめて導入したところ非常に好評で、席数をもっと増やしてほしい、などの意見を多数いただきました。そのため今回は、昨年度の8,000席から大幅に増やし、約2万5,000席をご用意いたします。
観覧チケットは、7月10日、木曜日の10時から「ローチケ」、いわゆるローソンチケットで販売を開始します。
観覧席の種類は、昨年と同様の「マス席」、「カメラマン席」に加え、新たに「イス席」、「車イス席」、「車両観覧席」を設けております。
「車イス席」と「車両観覧席」は、障害のある方とその同伴者に向けた席となっており、特に「車両観覧席」は、車を観覧場所まで乗り入れて、そのまま花火を見ていただける特別な席となっています。
観覧席とチケット料金の詳しくは、お配りしている別紙のとおりでございます。
また、今年度の新たな取組として、旅行会社と連携して観覧船から花火を見ることのできる海上観覧や、豪華な特等席で花火を観覧できるハイクラス観覧、海外からの観光客専用のインバウンド専用席の販売を行い、国内外から更なる誘客を図ってまいります。
このような数多くの新たな取組を通して、姫路みなと祭の魅力の向上、安全・安心で持続可能な大会運営の実現を図ることにより、姫路港の活性化や親水・親港機能の強化に努めてまいります。
私からは、以上でございます。

質疑応答(要旨)
記者:
例年の倍の打ち上げ数ということで、それだけ費用もかかると思いますが、観覧席を全席有料にしたことでまかなえるのでしょうか。それとも協賛金を増やしたのでしょうか。
市長:
どちらもあります。協賛金については、尺玉にスポンサーをつける等の工夫をしています。
観覧席については、昨年度は、有料席と無料席が近かったために混雑が生じ、また暑い中無料観覧席に長時間待つ方もおられました。これらを踏まえ、全席を有料化し、障害のある方や高齢者の方、小さなお子さんや妊産婦の方等に対する配慮をしっかり設ける等、花火大会の付加価値を上げていく形に挑戦することとしました。親港性や港の産業振興への理解を深めるとともに、花火という日本の伝統美をしっかりと観光産業振興に繋げて、姫路城だけではない本市の素晴らしさをアピールしたいと考えています。
記者:
昨年度の有料観覧席は8,000席でしたが、完売だったのでしょうか。また、シャトルバスは昨年度もあったのでしょうか。
市長:
昨年度の有料観覧席については、予定より早い段階で完売をしました。カメラマン席とマス席は即日完売でした。
シャトルバスは昨年度もありましたが、基本的には、公共交通機関と徒歩での来場をお願いしています。今後、花火大会が充実していくに当たり、何らかの輸送手段を確保する必要性があるかもしれません。
観光経済局長:
シャトルバスは、山陽電鉄飾磨駅から会場までで、7台程度を予定しています。
市長:
過去の花火大会では、事故があったこともありました。シャトルバスも車両観覧席もそうですが、障害のある方等も安全・安心に楽しんでいただける花火大会にしたいと思っています。
記者:
旅行会社と連携した特別な観覧席について、それぞれ大体の席数などは決まっているのですか。また、ハイクラス観覧席とは具体的にどのようなものですか。
市長:
まず「海上観覧」ですが、観覧船を広畑港から出します。船の上から姫路臨海エリアの夕暮れを見学していただきながら、花火大会のエリアに接近し、花火を海上から観覧して広畑港へ戻ります。姫路駅等から広畑港への送迎バスも運行します。席数は約400席を予定しています。7月2日から販売を開始しており、料金は1人2万1,000円です。
次に「ハイクラス観覧席」です。こちらは現在準備中ですが、テーブル、椅子、食事、飲み物付きの観覧席です。姫路駅から観覧席までの送迎バス付きで1,000席を用意しており、料金は1人1万4,000円を予定しています。
次に「インバウンド専用席」です。岸壁の最前列のパイプ椅子席で、7月10日から販売を開始する予定です。席数は300席を予定していますが、販売状況によって増設も検討します。料金は1席7,000円です。
これら特別な観覧席については、観光コンベンションビューローやOTAと連携しながら、姫路を面的に楽しんでいただく滞在型観光に繋がればと思っています。
記者:
7月20日実施の参議院選挙が3日に公示されました。有権者に向けてメッセージはありますか。
市長:
国民の考えをしっかりと国政に反映させるために、重要な選挙だと思っています。
姫路市では、本庁舎やピオレ姫路などに期日前投票所を設けていますので、市民の皆さんはぜひ各政党や立候補者の訴えにしっかりと耳を傾け、政治を身近なものとして考えていただき、投票に行っていただきたいと思います。
私もさまざまな思いがありますが、公人として公務を優先することは言うまでもありません。
ところで、冒頭に都市対抗野球のお話をしましたが、今年は日本製鉄瀬戸内硬式野球部だけでなく、YBSホールディングス硬式野球部も第5代表決定戦まで進み、惜しいところでした。
姫路市は現在、スポーツ振興や芸術文化振興等に力を入れており、市民の皆さんが誇りに思えるようなまちづくりをしていきたいと思っています。今後も、市民の誇りを背負ってくれるスポーツチームがより一層活躍してくれることを祈っています。