常設展示は「美しい城下町・姫路」、「覆われた姫路城」、「炎の中の姫路城」、「よみがえる姫路城」、「平和を祈って」の5つのテーマに分かれています。
空襲や市民生活の様子などが写真パネルや展示品、模型を通してリアルに再現され、映像、音響、振動、ジオラマで空襲を再現した疑似体験装置で戦争の恐ろしさを体験できます。
明治維新から満州事変以前、姫路は近代都市への第一歩を踏み出しました。御幸通りの完成や鉄道の開通など、文明開化から近代へ躍進する姫路、その当時の活気に満ちた市民生活や街の様子を写真パネルで紹介します。
しかし、昭和初期には戦争の暗い影が忍び寄り、激動の時代を予感させる出来事が起こり始めます。
日本全体が戦時体制に入り、迷彩のため姫路城に黒い網をかけるなど、姫路の街に戦争の影響が見られるようになりました。その当時の街の様子や市民生活を立体模型のジオラマやパネルで再現します。
姫路は昭和20年6月22日と翌7月3日深夜から4日早朝にかけて二度の空襲に見舞われ、大きな被害を受けます。ここでは民家・防空壕復元のほか、映像、音響、振動、ジオラマで空襲を再現した疑似体験装置で、空襲の恐ろしさを体験できます。
昭和20年8月15日終戦。大空襲による被害を乗り越え、歩みだした姫路市民の復興への軌跡を追います。
また広島・長崎原爆投下直後、被爆者の治療、調査に力を注いだ故都築正男医学博士の業績を紹介します。姫路市初の名誉市民である都築博士は被爆者の治療のほか、原爆禁止国際会議に出席するなど原子放射能症の権威者として国際的に活躍しました。
太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔の模型を展示し、平和への祈りを込めます。
さらに姫路の子どもたちが描いた絵画を展示、戦争を知らない世代へ受け継ぐ場として、また、かけがえのない平和の尊さを学ぶ場として活用します。
図書コーナーやビデオコーナーもあり、資料や本、ビデオなどで戦争の足跡を知ることができます。
姫路市役所観光経済局平和資料館
住所: 〒670-0971 姫路市西延末475番地 手柄山中央公園内
電話番号: 079-291-2525 ファクス番号: 079-291-2526
電話番号のかけ間違いにご注意ください!