太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔

『太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔』は、太平洋戦争中の空爆その他による犠牲者で、軍人軍属以外の50万9,700余の死没者を供養し、その霊を慰めるとともに、世界の恒久平和を祈念するため、昭和31年10月26日に建立されました。

「太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔」は、塔身、前室および前垂、側柱から構成されています。

塔身は剣を地中に突き立てた形をしており、「もう戦争はしない」「戦争という名の剣は二度と抜かない」という不戦の誓いを表現しています。また、立ち並ぶ側柱には、建設にかかわった113の戦災都市の被爆年月日、死没者数、罹災人口および歴代復興担当市長名が刻まれています。

慰霊塔建立以来、毎年10月26日の竣工日には、太平洋戦争による全国の空爆犠牲者を追悼し、平和を祈念する太平洋戦全国空爆犠牲者追悼平和祈念式が執り行われています。

慰霊塔は、一般財団法人　太平洋戦全国空爆犠牲者慰霊協会により維持管理されており、現在110の自治体が加盟しています。（令和4年8月現在）

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