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特定外来生物クビアカツヤカミキリ

  • 更新日:
  • ID:29567

特定外来生物クビアカツヤカミキリについて

特定外来生物クビアカツヤカミキリが兵庫県内の近隣市町において発見されています。サクラ、モモなどのバラ科の樹木に大きな被害をもたらす恐れがありますので、成体もしくはフラスを発見された方は通報をお願いします。

兵庫県の発見状況について

兵庫県内では、明石市、神戸市、芦屋市、西宮市、三田市において発見されています。

最新の発生状況は兵庫県ひょうごの環境クビアカツヤカミキリに関するお知らせ別ウィンドウで開くでご確認ください。

現在、姫路市ではクビアカツヤカミキリに関する発見情報はありません。

クビアカツヤカミキリとは

体長が4センチメートルほどのカミキリムシの仲間で、全身は黒色で胸部だけが赤色の目立つ体色です。

原産地は南ロシア、モンゴル、中国、台湾、朝鮮半島、ベトナムで、冷温帯地域から亜熱帯地域まで広い範囲に分布します。

成虫が羽化する時期は、6月から7月が多く、寿命は野外で1か月ほどといわれていますが、飼育下では半年程度生きるとの報告もあります。

成虫は羽化直後から産卵を始め、産卵数は350個くらいといわれています。

ふ化した幼虫は樹木の内部に侵入し、およそ2年間を過ごします。フラスとよばれる木くずが混じったふんを出します。

クビアカツヤカミキリ生活史
クビアカツヤカミキリの成虫

どのような被害が出るのか

幼虫は樹木の内部、特に樹皮の下周辺を広範囲に食い荒らします。幼虫に侵入された樹木は高い確率で数年以内に枯れるとの報告があります。

木の根元に積もったフラス

幼虫の食害によって木の根元に積もった大量のフラス

クビアカツヤカミキリに食害された樹木

食害された内部の様子

樹木の被害の状況

被害木の断面
樹皮下はほとんどが食害されている

人への被害

成虫に噛まれると痛いですが、毒はありません。幼虫も通常は見かけることはありません。

幼虫の食害により樹木が枯死して倒れたり、枝が落下して人に当たったとの報告があります。

桜等の木が花を付けなくなったり、駆除、倒木防止のために近隣の並木全てを伐倒せざるを得ないこともあります。

クビアカツヤカミキリの見つけ方

成虫を見つける

成虫は6月から9月頃までの間に、サクラ、ウメ、モモなどのバラ科の樹木やその周りの木に付いていることが多いです。

幼虫の出すフラスを見つける

カミキリムシ類等の樹木内で過ごす幼虫は、フラスとよばれる木くずを出します。クビアカツヤカミキリのフラスには次のような特徴があります。

  • フラスは明るい色のものが多い。
  • 虫メガネでフラスを拡大すると、平たく、楕円形をしているものが多く見られる。
  • 幼虫が活発な時期になると、長く連なったフラスが樹木の根元に大量に積もるようになる。
クビアカツヤカミキリのフラス

幼虫が出すフラス
活動が活発な時期は長く連なるのが特徴

クビアカツヤカミキリのフラスの拡大

フラスを虫メガネで拡大したもの
平たく楕円形をしている木片が多く混ざる

クビアカツヤカミキリの幼虫の口器

幼虫の口器の拡大
硬いあごでかみちぎった木片は平たい楕円形になる

クビアカツヤカミキリに関する通報先・問い合わせ先

詳細な情報