姫路市・ ウクライナ避難民交流 「善意と友好の絆」 事業
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令和6年(2024年)10月16日の姫路城とヴァヴェル城(ポーランド・クラクフ市)姉妹城提携後の初事業で、日本・ポーランド、日本・ウクライナ間の「善意と友好の絆」事業として、クラクフ市に避難しているウクライナ避難民の児童を姫路に招待し、レスパイト的支援とともに、本市の子どもへ平和と歴史の尊さを学ぶ機会を提供しました。

期間
令和6年(2024年)10月19日(土曜日)から同年11月3日(日曜日)。飛行機の移動時間を含みます。

受入対象者
ポーランド在住ウクライナ避難民の児童10名(12歳から16歳)と保護者1名。現地の支援団体等を通じて募集し、41名の応募があり、本人の意思や日本への関心の高さなどから選考されました。

実施主体
- 主催 姫路市、公益財団法人姫路市文化国際交流財団
- 協賛 全日本空輸株式会社、東急ホテルズ&リゾーツ株式会社
- 協力 在日ウクライナ大使館、敦賀市、社会福祉法人福田会、菅野沙織(日本輸入化粧品協会理事長)

主な行程
日程 | 場所 | 内容 |
---|---|---|
10月19日 | クラクフ発 | |
10月20日 | 姫路着 | 姫路市内ホテルへ |
10月21日 | 姫路市役所ほか | 姫路市長表敬訪問、歓迎会、姫路城訪問 |
10月22日 | 安富町 | 自然体験 |
10月23日 | 夢前町 | 自然体験、書寫山圓教寺訪問 |
10月24日 | 網干中学校 | 生徒との交流 |
10月25日 | 坊勢中学校 | 生徒との交流、自然体験 |
10月26日 | 手柄山慰霊塔 | 太平洋戦全国空爆犠牲者追悼平和祈念式出席 |
10月27日 | 福井県敦賀市 | 人道の港「敦賀ムゼウム」訪問 |
10月28日 | 東京都 | 社会福祉法人福田会訪問 |
10月29日 | 東京都ほか | 東京見学等 |
10月30日 | 東京都 | 外務大臣・在日ウクライナ大使館表敬訪問 |
10月31日 | 東京都、姫路市 | 東京見学等 |
11月1日 | イーグレひめじほか | 日本文化体験、市内高校生との交流 |
11月2日 | 淡路市 伊丹発 | ウクライナ出身バレリーナとの交流 |
11月3日 | クラクフ着 |
市長表敬訪問

網干中学校交流

坊勢中学校交流

平和祈念式出席

参加者の声
良かったこと、印象に残ったこととして、同年代の子どもたちとの交流を挙げるものが一番多く、次いで、和菓子作り体験など伝統的な文化体験が挙げられました。
姫路市へのメッセージとして、歓迎をはじめ、人の親切さについて感謝し、また訪問したいとの声が寄せられました。
現在の置かれている状況を改めて認識するも、支援してくれる国があることがわかり、将来は日本とウクライナの懸け橋になる仕事を希望するとのことです。
姫路市長、外務大臣、在ウクライナ大使とお会いし、今のうちにできること、将来は何をすべきかなど感じたとのことです。

事業を終えて
- (1)ウクライナ避難民の子どもへのレスパイト的支援、(2)本市の子どもへの学びの機会提供を実現することができました。
- 外務大臣、駐日ウクライナ特命全権大使への表敬訪問を実現することができました。また、本市の子どもにとっても、平和や歴史の尊さなど国際交流の意義を肌で感じる機会を創出できました。
- 歴史的経緯から平和の尊さを発信している人道の港「敦賀ムゼウム」のある敦賀市には、積極的にご協力いただき、当該事業の成功の一要因となりました。
- 子どもたちは、交流機会を捉え、積極的に連絡先を交換するなど、次世代につながる新しい関係が紡がれました。
- 今後も、人口減少社会に直面する本市として、姉妹城や姉妹都市のつながりから、教育、経済、文化といったさまざまな側面で本市に資する国際事業を企画していきます。
お問い合わせ
姫路市 観光経済局 観光コンベンション室 文化国際課(国際交流センター)
住所: 〒670-0012 姫路市本町68番地290 イーグレひめじ3階、4階別ウィンドウで開く
電話番号: 079-287-0820
ファクス番号: 079-287-0824