重症熱性血小板減少症候群(SFTS)についてペットの飼い主の方へ
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ダニ媒介性の新しい感染症「重症熱性血小板減少症候群」が、日本国内でも発生しています。
ペットでの感染事例や、ペットから人へ感染した事例なども報告されています。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは
重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome :SFTS)は、主にSFTSウイルスを保有しているマダニに刺されることにより感染するダニ媒介感染症です。それ以外にも、人への感染経路としてSFTSに感染したペットに咬まれたり、血液や分泌物に触れることで感染する可能性があります。

人の症状
潜伏期間は6日から2週間程度で、発熱、全身倦怠感、消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)が主な症状です。国内での感染者は増加傾向にあり、特に高齢者は重症化しやすく、亡くなる方もいます。

ペットでの症状
さまざまな動物種で感染に対する感受性が高いことが分かっています。多くは感染しても無症状と言われていますが、発症すると元気消失、食欲低下、発熱(39度以上)、白血球数減少、血小板数減少などの症状が見られ、発症した場合の死亡率は猫で約60%、犬で約40%との報告があります。

人とペットを感染から守るために
- ペットにダニの駆虫薬を定期的に投与しましょう。
- 犬の散歩に行く際は、草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入らないようにしましょう。
- 猫は室内で飼いましょう。
- 体調不良のペットなどに触れる場合は、素手で触らないようにしましょう。
- 野生動物などへの不用意な接触は避けましょう。
- 動物に触った後は手を洗いましょう。
SFTSの詳細について参考
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