公共工事コスト縮減新行動計画【改訂版】(第3版)
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姫路市においては、平成13年度から始まった「姫路市行財政構造改革」の一環として「21世紀の姫路市公共工事への新たなチャレンジアクションプログラム」を策定し、「さらなる公共工事のコスト縮減」に取り組んでいます。
背景と経緯
平成14年8月「公共工事コスト縮減に関する姫路市新行動計画(21世紀の姫路市公共工事への新たなチャレンジアクションプログラム)」(以下「姫路市新行動計画」)を策定しました。
これまでの取り組みの結果、一定の成果をあげることができましたが、公共事業全体(設計~維持管理)を捉えたコスト縮減の取り組みを推進していくため、平成19年12月に新行動計画を改定、平成24年8月に新行動計画【改訂版】(第3版)を策定しました。
これまでの経緯
- 平成9年4月
政府がコスト縮減の行動指針を策定 - 平成9年10月
姫路市公共工事コスト縮減推進会議設置要綱制定 - 平成10年3月
「公共工事コスト縮減に関する姫路市行動計画」策定 - 平成12年9月
政府が「公共工事コスト縮減対策に関する新行動指針」を策定 - 平成13年3月
兵庫県が「公共工事コスト縮減に関する新たな行動計画」を策定 - 平成14年8月
「公共工事コスト縮減に関する姫路市新行動計画」策定 - 平成15年3月
国土交通省が「国土交通省公共工事コスト構造改革プログラム」を策定 - 平成18年3月
兵庫県が「兵庫県公共工事コスト構造改革プログラム」を策定 - 平成19年12月
姫路市新行動計画を改定 - 平成20年3月
国土交通省が「公共工事コスト構造改善プログラム」を策定 - 平成21年6月
兵庫県が「公共工事コスト縮減のためのガイドライン」を策定 - 平成23年12月
姫路市新行動計画【改訂版】(第2版)を策定 - 平成24年8月
姫路市新行動計画【改訂版】(第3版)を策定
概要
新行動計画【改訂版】(第3版)の基本的な考え方は、次のとおりです。
期間
目標期間は、姫路市行財政改革プラン推進期間と整合を図り、平成26度末までとします。
対象等
姫路市が実施する設計額500万円以上の工事を対象とし、そのコスト縮減を図るための指針を示しています。
コスト縮減のテーマ
これまでの行動計画で取り組んできた下記の5つの視点を継承しつつ、工事コスト以外の面についても新たな視点から見直して、一層のコスト縮減に取り組んでいきます。
工事コスト縮減の取り組み
これまでの取り組みと同様に工事の調査・設計・積算・工事発注・施工の各実施段階においての合理化、規制改革による具体的施策を継続・充実して実施することにより工事コストを縮減する。また、これらの他に設計額には直接反映されないが、調査・設計段階や将来において確実にコスト縮減が図られる項目についても取り組みを行う。(4項目)
工事の時間短縮に配慮した取り組み
新技術活用や二次製品使用による工期短縮、施設の機能を早期に発現させるなど、工事の時間的な短縮に取り組む。(3項目)
ライフサイクルに配慮した取り組み
より耐久年数の長い施設、省資源・省エネルギーに資する施設、メンテナンスのかからない施設の整備を推進するなど、ライフサイクルを通じてコスト縮減を図る。(4項目)
工事における社会性に配慮した取り組み
工事におけるリサイクルの推進や環境改善策による環境負荷の低減、工事に伴う交通渋滞緩和、工事における事故の減少、環境調和型への施設の転換等により、社会全体への負荷を軽減させるなど社会性に配慮した取り組みを行う。(4項目)
長期的コスト縮減に関する取り組み
工事情報の電子化や電子交換等の実施、入札・契約制度の検討、積算の合理化、情報の蓄積とそれを活用して技術能力の向上を図るなど、事務効率化に取り組み、長期的コスト縮減を図る。(5項目)
具体的施策の留意点
具体的施策の実施に当たっては次のことに留意します。
- 広範な取り組みの必要性
- 機能・品質・環境の確保
- 不当なしわ寄せの防止
- 不正行為の防止
フォローアップ
コスト縮減の取り組み実績と事例について、フォローアップ推進部会で検討した後、「姫路市公共工事縮減推進会議」において、毎年度の取り組み状況を評価し、結果を公表します。以下に処理の流れをPDFファイルで掲載しています。
具体的施策
具体的施策は以下のPDFファイルのとおりです。
要綱
姫路市公共工事縮減推進会議の設置要綱は、以下のPDFファイルのとおりです。
実績
平成25年度の実績を下記にPDFファイルで掲載していますので、ご覧ください。