姫路市総合計画「ふるさと・ひめじプラン2030」基本構想
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姫路市総合計画「ふるさと・ひめじプラン2030」基本構想冊子(ダウンロード用)
市政情報センターで有償頒布も行っています。(1冊2,300円)

総合計画の全体像

総合計画とは
総合計画とは、姫路市まちづくりと自治の条例で定める「総合的かつ計画的な行政運営を行うことを目的に、基本構想その他の行政分野全般に係る政策等に関する計画」のことをいいます。

計画策定の趣旨
前総合計画「ふるさと・ひめじプラン2020」は、平成21年度(2009年度)を初年度とし、目標年度である令和2年度(2020年度)までの12年間、本市の行政運営の指針として重要な役割を果たしてきました。
平成23年(2011年)の地方自治法の改正により、地方自治体における総合計画(基本構想)の策定義務がなくなりましたが、本市では、長期的な展望の下、目指す都市の姿を明確にし、その実現に向けたまちづくりを計画的に進めるため、平成25年(2013年)に制定した姫路市まちづくりと自治の条例において引き続き総合計画を策定することを定めています。

総合計画「ふるさと・ひめじプラン2030」の位置づけ

(1)姫路市全体で共有するまちづくりの指針
総合計画は、市が直面する課題や社会経済情勢の変化を踏まえ、今後10年間(令和3年度~令和12年度)で目指す姫路(まち)の姿と、その実現に向けたまちづくりの目標や方向性を示し、姫路に関わるみなさんとともにまちづくりに取り組むための指針となるものです。

(2)市の最上位計画
総合計画は、福祉や教育、産業、防災、生活の基盤となる道路や施設づくりなど、姫路市のあらゆる分野のまちづくりに関わる大切な計画です。市では、この総合計画の趣旨を踏まえて、分野ごとの個別計画を策定します。

(3)「ひめじ創生」を強力に推進
総合計画の中に地方創生の考え方や取組を盛り込み、これまで市が取り組んできた、人口減少の進行の緩和と地域の活力の維持・向上を目指す「ひめじ創生」をより強力に推進します。

計画の構成と期間
姫路市総合計画「ふるさと・ひめじプラン2030」は、基本構想と実施計画の2つで構成されています。

基本構想
本市が目指す都市の姿と、その実現に向けた基本的なまちづくりの目標や方向性を示します。
- 計画期間
10年間(令和3年度から令和12年度) - 役割
市民、地域コミュニティ、企業・団体、行政が協働してまちづくりを行うための指針

実施計画
基本構想で示すまちづくりの方向性に基づき、市が取り組む施策や事業、政策の進捗を測る指標・目標値を示します。
- 計画期間
3年間(毎年度、掲載事業を更新) - 役割
市が取り組む具体的な事業を効果的かつ着実に進めるための行動計画



基本構想の概要

都市ビジョン

目指す都市像 「ともに生き ともに輝く にぎわい交流拠点都市 姫路」
世界文化遺産・姫路城をはじめ、豊かな歴史文化や産業、自然環境に恵まれたふるさと姫路を舞台に、多様な人が、互いの命・くらしをたいせつに想い、支え合って、力強く輝く。
そして、播磨の交流拠点としての特長を活かし、まちとまちの連携、ヒト、モノ、情報の活発な交流を通じて、世界に誇れるまちの魅力やにぎわいを創出する、持続可能で生涯安心して暮らすことのできる都市を目指す。

人口ビジョン:2030年の定住人口目標「51.8万人」/交流人口・関係人口づくり
ひめじ創生戦略に掲げる人口ビジョンを踏襲し、目指す2030年の定住人口を51.8万人としています。
また、定住人口の減少を補うための交流人口づくりや関係人口づくりにも取り組んでいきます。

都市構造:多核連携型都市構造
地域の活力の維持・向上を図るため、市域を越えた生活の結びつきに着目した広域的な視点と、市内各地域の特性に応じた都市機能のさらなる集約化と各地域間を結ぶ交通体系の強化(コンパクト・プラス・ネットワーク)の観点を踏まえた新たな「多核連携型都市構造」の構築を進めていきます。

行動指針
人口が減少していく中でも持続可能なまちづくりを進め、都市ビジョン実現するには、行政だけでなく、姫路に関わるすべての主体が、経済・社会・環境のバランスを大切にし、限りある地域資源を最大限に活かして、まちを構成する「人」、「地域」、「活力」、「土台」づくりに一緒に取り組むことが必要です。
そこで、本総合計画では私たち一人ひとりが、まちづくりに取り組むにあたり大切にする姿勢として、次の「行動指針」を掲げています。

多様な個性が輝く「人」づくり
年齢、性別、国籍、障害の有無等に関係なく、市民一人ひとりを地域社会の担い手として認め合い、それぞれが持つ能力や経験を最大限に発揮しながら輝いて生きる人をともに育てます。

つながり、信頼し合う「地域」づくり
市民、地域団体、産官学金労言士、連携中枢都市等により連携する市町など、多様な立場や考え方を持った主体同士が互いに信頼し力を合わせあう地域をともにつくります。

世界に飛躍する「活力」づくり
姫路・播磨が持つ優位性やICT・AI等の先端技術などを活かし、世界に誇れる新たなまちの活力をともに生み続けます。

命とくらしを支える「土台」づくり
未来の市民を含め、誰もが健やかに、そして快適に住み続けられるような土台(仕組みや基盤)をともにつくります。

分野目標・政策
都市ビジョンを実現するために、生活に関わりが深い九つの分野(市民活動、健康福祉、教育、環境、産業、観光・スポーツ、都市基盤、防災・安全安心、行財政運営)ごとに、都市ビジョンを具体化した「分野目標」を掲げています。また、それぞれの分野に、「目指す姿」「目指す姿を実現するための市の取組の方向性」「市民、地域コミュニティ、企業・団体の役割」などで構成する「政策」を整理しています。

総合計画のPR(PR版、かわら版、動画)

PR版冊子
基本構想の内容を市民向けに分かりやすく編集したものです。各地域や団体、職場や学校でぜひご活用ください。
印刷冊子を無償配付していますので、ご希望の方は下記「お問い合わせ」先まで問い合わせてください。

かわら版、かわら版(英語版)
基本構想の内容を抜粋したものです。(広報ひめじ令和3年4月号に合わせて全戸配布しました)
また、外国人向けに翻訳した英語版も合わせて作成しました。

PR用動画
基本構想の内容をお伝えする説明動画を作成しました。PR版冊子と合わせて、各地域や団体、職場や学校でぜひご活用ください。

策定経過

姫路市総合計画策定審議会
総合計画の策定にあたり、市長の附属機関として、学識経験者や各種団体の代表者、公募委員等で構成される『姫路市総合計画策定審議会』を設置し、全委員等による審議会や分野ごとの分科会で、調査・審議を行いました。

市民参画・広聴
多様な意見を反映した総合計画とするため、さまざまな市民参画・広聴を実施しました。