市長随想 2023年8月号「恒久平和への願い」
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このページは、広報ひめじに毎号掲載しているコーナーを、ホームページに転載して作成しています。

市民の皆さんへのメッセージ
毎年、8月になると、子どもの頃に祖父に連れられ、広島の平和記念資料館(原爆資料館)に行ったことを思い出します。その時、私は幼いながらも戦争の恐ろしさ、命のたいせつさを胸に刻んだことを覚えています。
本年5月に広島でG7サミットが開かれ、各国首脳らが原爆資料館を見学し、平和への思いを記帳したことは記憶に新しいところです。
しかし、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をはじめ、再び核兵器が使用される懸念が高まっています。今こそ、私たちは核兵器の恐ろしさや悲惨さを学び、平和の尊さと命のたいせつさを改めて心に刻む時ではないでしょうか。
現在、本市の平和資料館では「非核平和展」を開催しています。また、本年10月には、本市も加盟する「平和首長会議」の国内加盟都市会議総会がアクリエひめじで開催されます。この平和首長会議は、一人ひとりが日常生活の中で平和について考え、行動するという「平和文化」を市民社会に根付かせ、平和意識を醸成する取り組みを行っています。
本市も引き続き、全国の空爆犠牲者を供養する日本唯一の慰霊塔を有する非核平和のまちとして、平和への取り組みを進めてまいります。
(令和5年7月)
姫路市長 清元 秀泰