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市長随想 2024年7月号「人口減少社会に適応」

  • 更新日:
  • ID:31097

このページは、広報ひめじに毎号掲載しているコーナーを、ホームページに転載して作成しています。

市民の皆さんへのメッセージ

本年4月24日に民間の有識者グループ「人口戦略会議」が、全自治体の4割に当たる744自治体で、人口減少が深刻化し、将来的に消滅の可能性が高い「消滅可能性自治体」に該当するとの試算を公表しました。

本市は、この消滅可能性自治体に該当してはいませんが、国資料に基づき作成した「(姫路市版)地域の未来予測」では、現在約52万人の本市人口も、2050年には今より約9万人減少する結果となりました。

急速な人口減少、とりわけ労働力人口の減少や子どもの減少は、地域経済の縮小や行政サービスの低下など、市民生活に大きな影響を及ぼす恐れがあります。

このため、公共施設の最適化をはじめとした行財政改革など人口減少に「適応」するための取り組みを進める一方で、これまで粘り強く取り組んできた人口の減少幅を「緩和」する取り組みのより一層の充実を図る必要があります。

「住みたいまち」として多くの方に選ばれるよう、スポーツ・文化・教育など「まち」としての総合力の向上に引き続き取り組むほか、未来のつくり手となる若い世代に向けては、子育て環境の充実に加え、本年度から実施する「こども医療費の完全無償化」による負担軽減など子育て世帯に寄り添った支援を実施し、人口減少社会に適応したまちづくりを進めてまいります。

(令和6年6月)

姫路市長 清元 秀泰