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令和8年10月5日市長記者会見(速報版)

  • 更新日:
  • ID:34411

会見事項

  1. 姫路市・ウクライナ避難民交流「善意と友好の絆」事業について
  2. 姫路市観光交流センター「SHIRO TERRACE(シロテラス)」オープンについて
  3. 第20回世界歴史都市会議の開催について

報告事項

なし

市長会見内容

市政記者クラブの皆さま方には、お忙しいところご出席をいただきまして、ありがとうございます。

9月は、アクリエひめじの開館5周年記念事業に始まり、ル・ポン国際音楽祭、大和工業アリーナ姫路の開館記念イベント、ひめじアートシーズンの開幕、観月会と、芸術の秋・スポーツの秋に相応しく、さまざまな催しが華やかに行われました。

10月は、言わずと知れた秋祭りの季節です。また、18日には大相撲姫路場所、24日には「SHIRO TERRACE(シロテラス)」のオープンと、本市のイベントも予定されています。記者の皆さま方には、ぜひ取材いただきますよう、お願いいたします。

また一方で、7月には令和8年熊本地震、8月には千葉、福井での豪雨、さらにはネパールでの土石流など、国内外で大規模災害が発生し、各地に甚大な被害をもたらしました。被災された方々に、心からお見舞いを申し上げます。

私どもは、これらの大規模災害を決して他人事とすることなく、市民の皆さまとともに高い防災意識を持って、さまざまな事態に備えていかなければなりません。

11月1日(日曜日)に、エコパークあぼしで実施される「姫路市総合防災訓練・国民保護訓練」には、そのような決意をもって臨む所存です。記者の皆さま方には、こちらもぜひ取材いただきますようお願いいたします。

それでは、本日の会見事項について、発表をさせていただきます。

姫路市・ウクライナ避難民交流「善意と友好の絆」事業について

1件目は、「姫路市・ウクライナ避難民交流「善意と友好の絆」事業について」でございます。

姫路城と、チェコ共和国の首都にあるプラハ城は、令和7年7月23日に姉妹城の提携を行いました。この姉妹城提携をきっかけとして、チェコに避難しているウクライナの子どもたち8名と引率者2名を本市に招待する「姫路市・ウクライナ避難民交流『善意と友好の絆』事業」を、10月16日から28日まで実施いたします。

この事業では、本市のほか、外務省、駐日ウクライナ大使館等を訪問します。

本市では、山陽中学校と琴丘高等学校での同年代の子どもたちとの交流をはじめ、姫路城の見学や書写山での写経体験など、姫路の魅力に触れる多彩なプログラムを実施します。また、折しも大和工業アリーナ姫路で開催される「大相撲姫路場所」も観戦していただく予定です。これらの体験を通して、子どもたちに楽しい思い出をつくってもらうとともに、心をいやす機会としたいと考えております。

本市の子どもたちにとっても、同年代の子どもたちと交流することで、ウクライナ避難民の現実と向き合う機会となります。また、日本とチェコ、ウクライナの善意と友好の絆を感じることで、世界とのつながりを意識することにもつながり、ひいては本市の国際化の推進にも寄与するものと考えております。

ウクライナ避難民の子どもたちを一定期間受け入れる支援事業に地方自治体が取り組んでいることを、在日ウクライナ人の皆さまにも知っていただき、少しでも元気づけることができればとも思いますので、是非、取材いただきますよう、よろしくお願いいたします。

姫路市観光交流センター「SHIRO TERRACE(シロテラス)」オープンについて

2件目は、「姫路市観光交流センター「SHIRO TERRACE(シロテラス)」オープンについて」でございます。

10月24日(土曜日)に、姫路駅と姫路城をつなぐ大手前通りの中間地点に新たな観光交流拠点としてオープンいたします。

本施設のコンセプトは『つながる、ひろがる、未来を紡(つむ)ぐ交流拠点』です。観光案内をはじめ、地場産品等の販売や交流イベントの開催などにより、中心市街地のさらなるにぎわい創出と観光産業の成長を目指します。

観光客や市民の皆さまの投票により、施設の愛称は「SHIRO TERRACE(シロテラス)」に決定いたしました。ロゴマークは、姫路城の石垣をモチーフに、「シロテラス」の文字をブロックのように組み合わせたデザインとなっており、本施設を中心にヒト・モノ・コトが集まり、つながることで、石垣のように姫路の未来を支えていくという思いを込めております。

施設内では、AIとの対話を通じて本市の魅力を発見できる「白鷺(しらさぎ)コンシュルジュ AIナビゲーター」や、タッチ式デジタルマップ「ディスカバリービュー」のほか、約250度のパノラマビューと立体音響により、臨場感あふれる映像体験ができる「インフォメーションシアター」により、これまでにない新たな観光案内サービスを提供いたします。

また、地場産品等の展示・販売エリアでは、日本酒の試飲コーナーや、季節に合わせた商品展開を楽しめるポップアップコーナーを設けます。訪れるたびに新たな発見や感動に出会える空間として、地元の魅力を発信してまいります。

本施設は、10月24日(土曜日)、午前10時からの開館記念式典及び内覧会の終了後、午後1時にグランドオープンいたします。
オープンを記念し、翌25日(日曜日)には、本施設前のほこみちを拠点に、「商店街でアニマル・ハント!」と題し、まちなかの商店街や大型商業施設に潜む動物の絵やオブジェを探しながら、まちあるきを楽しめるスタンプラリーを開催いたします。

今後も、「SHIRO TERRACE(シロテラス)」を起点として、まちなかの回遊性向上を図るとともに、観光客・市民の皆さまの交流の場を創出してまいります。
本市を訪れる皆さまには、ぜひ「SHIRO TERRACE(シロテラス)」にお越しいただき、体験やお買い物を楽しんでいただきたいと思います。多くの皆さまのご来館をお待ちしております。

第20回世界歴史都市会議の開催について

3件目は、「第20回世界歴史都市会議の開催について」でございます。

この会議は、本市では初めて主催する国際会議でございます。開催期間は11月10日から12日まで、会場はアクリエひめじです。会議には、9月30日時点で、本市の姉妹都市であるアメリカ・フェニックス市や、世界歴史都市連盟の理事都市であるオーストリア・バート・イシュル市など、15カ国35都市から参加予定で、10月7日まで参加登録を受け付けております。

また、会議での発表や議論の内容を広く共有するため、日本国内にお住まいの方を対象とした聴講者枠を設けております。聴講者の申込者数は9月30日時点で140名であり、10月30日まで申込みを受け付けております。加えて、市内の学校からの聴講参加も予定されております。

この会議のテーマは、「持続可能で強靭な未来に向けた文化遺産の保存と活用」といたしました。近年、世界では、自然環境や社会情勢の変化に伴い、さまざまな災害が多発しております。こうした脅威からどのように文化遺産を保護し、未来へつないでいくのかについて、世界の歴史都市が本市に集結し、議論や発表を通じて取り組みを共有します。

時間の関係上すべてではございませんが、主なプログラムについてご説明いたします。

ラウンドテーブル、市長セッション、専門家セッションでは、「文化遺産の保存と活用」について、スピーカー都市や専門家によるプレゼンテーションやディスカッションを行います。

また、ユースプログラムとして、絵画作品の展示と英語スピーチコンテストを実施し、国内外の若い世代に、それぞれの地域の魅力を発信していただきます。

なお、展示に向けて募集した市内の絵画作品については、応募作品の中から最優秀作品を選定し、トートバッグにプリントして、会議の参加者などに配布いたします。

その他、姫路城視察、姫路城・三の丸広場での歓迎レセプション、市内エクスカーションなどを実施することで、本市の国際会議観光都市としての魅力を世界へ発信し、都市ブランド力の向上や地域経済の活性化につなげてまいります。

私からは、以上でございます。

質疑応答(要旨)

記者:
姫路市・ウクライナ避難民交流について、大相撲姫路場所で大相撲の安青錦関との交流は予定されているのでしょうか。

観光経済局長:
安青錦関が来姫されるかどうかは、実施の一週間前頃の決定だと聞いています。

市長:
安青錦関はウクライナから日本に来られ、頑張っておられます。交流が実現すれば、ウクライナの子どもたちに勇気と希望を与えていただけるかと思います。
この事業については、本年3月に姫路の高校生たちのチェコ共和国・ポーランドへの派遣を予定していましたが、湾岸地域における緊張の高まりからやむを得ず延期としました。このたび交流が実現することには、私としても万感の思いがあります。

記者:
令和6年度にはポーランドからウクライナ避難民の子どもたちを招いていますが、今回チェコ共和国から招待することとなったのはなぜですか。

市長:
チェコ共和国は、国民一人あたりでは最も多くのウクライナ避難民を受け入れていると伺いました。昨年の姫路城・プラハ城姉妹城提携の際、姫路に来られたチェコ共和国のペトル・パヴェル大統領からその旨をお聞きし、今回はチェコ共和国から招待することとしました。

記者:
シロテラスについて、利用者数や物販の売上げはどの程度を想定していますか。

市長:
年間の利用者数は、なびポート利用者数や中心市街地通行量調査結果を踏まえ、約11万5,000人と想定しています。これを基本的な目標値とした上で、大手前通りイルミネーションやほこみちのイベント等でかさ上げしていくとともに、館内での物販やAIコンシェルジュからの情報提供等により、商店街など市内での滞留時間を延ばせればと考えています。

観光経済局長:
物販の売上げは、営業日数363日と仮定して約9,000万円と想定しています。

記者:
利用者数は約11万5,000人との事ですが、国内外の内訳は試算されていますか。

市長:
国外の利用者は3割程度ではないかと考えています。国外の方の利用に備え、AIコンシェルジュは多言語対応を可能としています。AIコンシェルジュによって、これまでの一方通行の案内ではなく、それぞれの利用者の目的・嗜好に合わせた情報提供が可能となります。

記者:
シロテラスはみゆき通りに面する側もカバーしているのですか。また、ローレルコートに他の公共施設が入る予定はありますか。

市長:
シロテラスは、ローレルコート1階の大手前通りに面した側を買い上げる形で整備しています。みゆき通りに面した側には市以外の施設が入ると聞いています。みゆき通り側は買物を目的とする方、大手前通り側は姫路城の景観を楽しみながら歩いている方が多いということで、そのような形になりました。なお、付近には地下駐輪場へのアクセスがありますが、そこにあるトイレもきれいに改修しており、皆さまには併せてお知らせできると思います。

記者:
シロテラスの公式ホームページは多言語に対応していますか。

観光経済局長:
現時点では日本語のみとなっています。今後、他の言語でも読み取れるよう整備する予定です。

市長:
シロテラスは観光案内施設であり、これを目的に姫路に来る、という性質の施設ではありませんが、存在を知っていただく必要はあると思いますので、ホームページについてはご意見を踏まえて対応していきたいと思います。

記者:
シロテラスについて、市の投資額を教えてください。

市長:
シロテラスの整備費は2億1,264万4,000円です。

観光経済局長:
物件の購入費は2億9,490万円です。

市長:
合わせると約5億円となりますが、姫路市の表看板を背負っていく施設だと思っています。特産品のアピールや、AIコンシェルジュによる情報提供に加え、インフォメーションシアターでは姫路城だけでなく家島や書写山などさまざまな映像コンテンツを提供し、皆さんに楽しんでいただきたいと思っています。

記者:
第20回世界歴史都市会議の会議テーマ「持続可能で強靭な未来に向けた文化遺産の保存と活用」は、姫路市が設定したのですか。2024年に開催された「世界銀行・防災グローバルフォーラム」のテーマと近いように感じますが、何か意図があるのでしょうか。

市長:
会議テーマについては、姫路市が方向性を決めた上で、世界歴史都市会議の理事会の承認を得て決定しました。防災グローバルフォーラムも防災をテーマとしていましたが、今回は「歴史都市」ならではの問題を協議したいと考えています。
姫路市もそうですが、歴史都市は「掘れば遺跡に当たる」というようなところがあります。安全・安心なまちづくりと埋蔵文化財の保護というのは、ある意味では相反する問題です。また、姫路市では本年、「旧古井家住宅」が新たに国宝となりましたが、その保護についても、茅葺屋根を葺き替える人材育成等の課題があります。
歴史的・文化的遺産を、どのようにして保存し、活用しながら未来へ繋げていくのか、保存と活用の好循環をいかに実現するかは、歴史都市に共通した課題であり、テーマに相応しく、特に市長セッションの大きな目標であると考えています。ラウンドテーブルには、イタリア、トルコ、ニュージーランドなど地震の多い国が参加されますので、そのようなことも話し合っていきたいと思っています。
京都市の二条城で二重価格を導入するという報道がありました。そのようなことも話し合われるかもしれません。
エクスカーションは市内のほか、京都市と奈良市でも行われます。京都市では二条城、奈良市では平城宮跡、薬師寺等の訪問を予定しています。市内では、家島での漁業見学や、書寫山圓教寺で精進料理、写経等を体験いただく予定です。

記者:
姫路城縦覧料の改定から約半年が経過しましたが、入城者数や縦覧料収入の昨年度と比較した状況と、それを踏まえた市長の思いを聞かせてください。

市長:
本年3月から8月までの集計では約16.3%の減少となりました。日本人入城者数は約18.5%の減少、外国人入城者数は約12.7%の減少でした。縦覧料の改定により20%程度減少すると見込んでいましたが、それ程の影響は出ていないと受け止めています。
入城者数は減りましたが、縦覧料収入は増となりました。

観光経済局長:
縦覧料収入は、本年3月から8月までで約7億円の増となっています。

市長:
また、デジタルチケットについては、ゴールデンウィーク等の繁忙期には40%を超える日もありました。姫路城と好古園の共通券化や「姫路城下まち1000円クーポン」付きチケットの販売等の取組により、デジタルチケットの認知度は少しずつ上がっていると感じています。

記者:
「姫路城下まち1000円クーポン」は、どの程度使われているのですか。

観光経済局長:
9月15日現在の販売実績は2万4,745枚で、そのうちクーポンの引換枚数が2万3,036枚です。

市長:
デジタルチケットで姫路城が空いている時間の予約をとり、空き時間にクーポンを使って何か食べて、というように、もう少し定着していけば、姫路城の混雑の平準化にもつながると考えています。入城者数の減少が城周辺店舗の売り上げの減少につながっているのでは、という意見もありますが、デジタルクーポンによってリフィルされますし、滞留時間が長くなれば、観光消費額も上がっていくでしょう。

記者:
デジタルクーポンの財源には縦覧料収入を充てているのですか。

市長:
充てていません。デジタルクーポンには国の補助金を活用しています。

記者:
姫路獨協大学の設置者変更について、市長の所見をお聞かせください。

市長:
学生の皆さんが道に迷うようなことがあってはいけない、ということが第一です。姫路獨協大学には、大学としての責務を特に重視してほしいという要望を伝えています。
譲渡先の法人が決まって、大学がひとまず現在の形態で存続することとなったことは、非常に良かったと思っています。
譲渡先の法人との協議はこれからだと思っています。同法人は医療大学を経営されており、しっかりとした人材を育成されていると聞いています。姫路獨協大学の伝統をしっかりと受け継ぎながら、変わらなければならない部分については、私たちもしっかりと意見を述べていきたい。姫路の未来のため、日本の未来のための人材をこれからも作っていくため、協議をしていきたいと考えています。