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あしあと

 

    海外で注意すべき感染症

    • 公開日:2015年7月8日
    • 更新日:2023年12月19日
    • ID:3624

    年末年始に海外渡航を予定している方へ

    海外では、日本に常在しない感染症や日本よりも高い頻度で発生している感染症が報告されており、海外滞在中はこれらの感染症に感染するリスクが高くなります。海外渡航を予定している方、特にこれからの時期、年末年始で海外渡航を予定している方は、渡航先での感染予防対策をお願いします。

    感染症にかからないために

    海外旅行を楽しいものにするために、注意しなければならないことの1つが、健康管理です。中でも感染症に対する注意を怠ると思わぬトラブルに見舞われます。以下のことに気をつけて、安全で快適な旅行をしましょう!

    事前にしておきたいこと

    1.情報収集

    滞在期間に関わらず、渡航先の衛生環境や感染症流行状況など、基本的な情報を確認するようにしましょう。海外の感染症流行状況は、以下のサイトも参考にしてください。

    FORTH(厚生労働省検疫所)別ウィンドウで開くでは詳しい情報が掲載されています。
    海外へ渡航される皆さんへ(厚生労働省)別ウィンドウで開く

    2.予防接種の確認

    海外で感染リスクの高い感染症の中には、予防接種で感染を予防できるものもあり、渡航前に予防接種を受けることが推奨されている地域もあります。ほとんどが任意接種になっているので、渡航外来に受診・相談してください。また、自身の過去の予防接種歴も確認しておきましょう。

    海外渡航のためのワクチン(厚生労働省検疫所)別ウィンドウで開く

    3.体調管理

    体調が悪いと抵抗力が落ちることから、出発前から体調を整えることは病気の予防にも大切なことです。

    渡航中に気を付けること

    1.こまめな手洗い

    こまめに手を洗いましょう。手についた細菌・ウイルスは、目、鼻、口などのいろいろな所から体に入ります。特にトイレの後や食事の前は重要です。可能な限りせっけんを使いましょう。きれいな水がない場合は、手洗い後に手指消毒をするようにしてください。

    2.食べ物・水に注意

    公衆衛生設備が不十分な地域などでは、水や食べ物から感染症に感染する危険があります。

    • 水は必ず沸かして飲むか、ミネラルウォーター(有名なブランドのもの)を飲みましょう。
    • 氷は生水から作られている可能性があるので、氷の使用は避けましょう。
    • 搾りたてのミルクやお手製の乳製品を口にするのはやめましょう。
    • 十分加熱された食べ物を食べましょう。特に屋台やビュッフェでは、保存・陳列状態に注意してください。
    • 生の野菜や果物を食べる場合は、きれいな水で洗い、自分で準備したものを食べましょう。

    3.動物・寄生虫などに注意

    海外では、動物や昆虫、寄生虫との接触によって、日本ではほとんど報告のない感染症に感染する可能性があります。

    • 思わぬ病気を動物が持っている可能性があります。渡航中は原則として、決して動物に手を出さないようにしてください。
    • 蚊、ダニ、ノミ、シラミ等に噛まれないよう、肌の露出を避け、虫除けスプレーや線香も積極的に利用しましょう。
    • 川や湖、沼などの水辺には寄生虫がみられます。淡水での遊びやスポーツは注意しましょう。

    帰国後に注意しておくこと

    • 検疫所では、健康相談を受け付けています。マラリアやデング熱などの検査を行うことができますので、積極的に利用してください。
    • かかってもすぐに症状が現れるとは限りません。帰ってしばらくしてから具合が悪くなることもあります。熱や下痢などの症状があれば、速やかに医療機関を受診するか、検疫所に相談してください。(その際には、旅行先や滞在期間を必ず申し出てください。)

    お問い合わせ

    保健所防疫課(電話079-289-1721)
    保健所衛生課(電話079-289-1633)