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あしあと

 

    梅毒に関する情報

    • 公開日:2022年11月17日
    • 更新日:2023年5月10日
    • ID:22666

    「梅毒の患者が増加しています!」

    令和4年の全国梅毒患者報告数が、10月23日で1万人を超えました。

    現在の調査で過去最多だった2021年を超えるペースです。

    男性・女性とも 20 代から30 代の若い世代で増加しています! 

    特に梅毒は胎児にも感染します。早流産に妊娠中の性行為、また性感染症は赤ちゃんへの影響があることを知り、感染予防に努めましょう。

    姫路市の梅毒発生動向
    兵庫県の梅毒発生動向
    国の梅毒発生動向

    梅毒とは

    梅毒トレポネーマにより引き起こされる全身性の疾患です。ペニシリンなどの抗生物質が有効ですが、治療しないと症状は進行して、最終的には死に至る場合もあります。
    また、妊婦が梅毒に感染していると、胎盤を通して胎児に感染し、死産・早産・新生児死亡・奇形が起こることもあります(先天梅毒)。

    特徴

    • 感染経路:直接接触(性的接触)により感染します。具体的には、性器と性器、性器と肛門、性器と口の接触が原因となります。
    • 症状:感染後、経過した期間によって症状が異なります。梅毒は経過中に症状が消失する時期がありますが、それは治ったのではなく、病状は進行していきます。

    経過別症状

    感染初期にみられる「しこり」は痛みなどの自覚症状がないため、感染していることに気づきにくいです!

    1. 感染後約3週間:性器や口唇などの感染部位にしこりが生じ、股の付け根の部分(鼠径部)のリンパ節が腫れることがあります。
    2. 感染後数か月:「バラ疹」と呼ばれる全身性発疹や、全身のリンパ節が腫れるほか、発熱、倦怠感、関節痛などの症状がみられることがあります。
    3. 感染後数年から数十年:皮膚や筋肉、骨などに腫瘍(ゴム腫)が生じたり、脳、脊髄、血管が侵され死に至ることがあります。

    感染予防

    • 不特定多数の人との性行為を避けることが基本になります。
    • コンドームを正しく使用することが大切ですが、コンドームで覆わない部分の皮膚や粘膜に梅毒の症状があると、コンドームでは予防できない場合があります。
    • お互いに感染しない・させないためにパートナー同士の感染有無の確認が必要です。
    • すでに皮膚や粘膜にしこりやただれがある場合には、性的接触を控え、医療機関(皮膚科・泌尿器科・婦人科等)を早めに受診するようにしましょう。