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木造弥勒仏及両脇侍像

  • 更新日:
  • ID:1673

名称

木造弥勒仏及両脇侍像

概要

弥勒仏は脇仏2体と共に弥勒寺本堂に安置されている。一木造りの坐像で、高さは93.5センチメートル、臂張り52.9センチメートル、膝張り69.9センチメートル、膝高左が13.5センチメートル、同右が14.2センチメートルである。平安時代中期に作られたもので、背面の長方形の背刳り内右側に「長保元年巳亥十月五日始奉塗・・・」とある。性空上人法薫志に「安鎮行者ニ命シテ弥勒尊像ヲ刻マシム」とあり、仏師は安鎮であったことが判る。像は結跏趺坐し、左手に宝塔をのせ、右手は施無畏印を結んでいる。一木造りの彩色像であるが、背面その他に僅かではあるが金箔が残っている。切れ長の細い目や小さい口もとなど顔の表情に優しさがあり、膝の厚さも薄く上半身が立ち軽快味をもった体躯をしている。両脇侍仏は、立像で高さは左脇侍仏が114.0センチメートル、右脇侍仏が112.8センチメートルである。作風は、優しさのある目鼻だちなど三者に共通するものが感じられる。

所在地

姫路市夢前町寺1051

写真

木造弥勒仏及両脇侍像の写真