大塩地区とのじぎくとの関係で大きな転機となったのは、日本の植物分類学の父といわれる牧野富太郎博士がこの地を調査したことです。1925年(大正14年)に調査を始め、のじぎくの大群落を発見。その後も何度も訪れ、「日本一の群落地」と報告しました。
1954年(昭和29年)には、NHKが全国各都道府県を代表する花を募集した際、のじぎくが兵庫県の鄕土の花に選ばれ、兵庫県の花となりました。
大塩地区と、隣接する的形地区では、昭和32年まで入浜式塩田にて製塩が行われていました。塩田の間には縦横に走る水路があり、その土手にはのじぎくが咲き乱れ、北側に望む大塩・的形地区の山々は、のじぎくが群生し、真っ白に見えたとも言われています。
大塩公園内にあります。
所在地は、地図(大塩公園周辺)別ウィンドウで開くをご覧ください。
のじぎく保存園のようす
所在地は、地図(大塩のじぎくの里公園周辺)別ウィンドウで開くをご覧ください。
大塩のじぎくの里公園の入口付近のようす
公園を囲むように咲くのじぎく
馬坂峠に向かう道には看板があります
馬坂峠のようす
所在地は、地図(日笠山周辺)別ウィンドウで開くをご覧ください。
地図上で「のじぎく公園」と表示されている部分で多くののじぎくをご覧いただけます。
日笠山ののじぎくを見上げたようす
日笠山の山道のようす
それぞれの場所に駐車場はありません。
山陽電車・大塩駅から徒歩で散策してください。
「大塩のじぎくの里公園」「馬坂峠」「日笠山」は近接した位置にあり、「のじぎく保存園」のみ少し離れた位置にあります。
のじぎくを漢字で書くと「野路菊」になります。九州、四国や瀬戸内海の沿岸の崖などに自生する多年草で、兵庫県は、のじぎくが自生する北東限になっています。兵庫県版レッドデータブック2020ではCランクに指定されています。Cランクとは、県内において存続基盤が脆弱な種であり、環境省レッドデータブックの絶滅危惧2.類と準絶滅危惧の一部に相当するものです。
令和5年度の自然探勝会では、大塩地区を巡りました。
詳しくは、「自然探勝会」のページをご覧ください。
姫路市役所 建設局 公園部 公園緑地課
住所: 〒670-8501 姫路市安田四丁目1番地 本庁舎9階
電話番号: 079-221-2412 ファクス番号: 079-221-2593
E-mail: koenryokuchi@city.himeji.lg.jp