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トコジラミ

  • 更新日:
  • ID:28550

トコジラミとは?

  • シラミと名前が付きますが、カメムシの仲間で、ナンキンムシと呼ばれることもあります。飛ぶことはできません。
  • 成虫の体長は約5ミリメートルから8ミリメートルで、褐色で扁平な形をしています。幼虫は最も小さいと1ミリメートルほどで、成虫をそのまま小さくしたような体型ですが、色は成虫と異なり、淡黄色をしています。卵は卵白色の楕円形で、大きさは1ミリメートル程度です。
  • 吸血しなくても1年以上生活することができるため、長く空室になった部屋でも注意が必要です。
  • 雌雄に関わらず幼虫から成虫まですべて吸血します。
  • 夜、人が寝静まった頃に部屋のすき間などから出てきて活動し、人や動物を刺して吸血します。吸血後はすばやく潜伏場所に戻ります。
トコジラミ写真

吸血されるとどうなる?

  • トコジラミは吸血している間、血液の凝固を防ぐため、唾液を注入します。この唾液がアレルギー反応を引き起こし、激しいかゆみや発赤等に襲われます。
  • 吸血されると、数時間後にかゆくなり、吸血部分がはれたりします。
  • 症状には個人差があり、かゆみが激しい場合には十分な睡眠がとれなかったり、皮膚をかきむしることで皮膚障害を起こすなど生活に支障をきたすこともあります。

トコジラミの生息場所は?

  • 旅行や帰省時に、卵や幼虫が、荷物や衣服の裏やポケットなどに付着し、持ち込まれることがあります。
  • 暗く狭い隙間を好み、壁と柱の隙間、畳の間や内部などあらゆる隙間に潜んでいます。カーテンや布団などに潜んでいることもあります。
  • 生息している場所には、血糞(けっぷん)という、黒いしみが見られます。

トコジラミの防除対策は?

旅先などで

  • 自宅に持ち込まないために、旅館やホテルなどで宿泊する際には、トコジラミが生息していないか確認しましょう。ベッドやソファなどに血糞によるしみがないか確認します。
  • 宿泊施設では、荷物を床などに直接置かないようにしましょう。衣類もハンガーなどにかけ、壁面などに触れないようにしましょう。
  • トコジラミは明るい場所を嫌うので、旅館やホテルなどで宿泊する際には、明かりを点けたまま寝ると、被害にあいにくくなります。
  • 心配であれば、寝る前に市販の虫よけ剤を肌に塗っておくと、刺されるのを防ぐことができます。

自宅で

  • 被害の拡大を防ぐため、早期発見・早期駆除をすることが大切です。日ごろから部屋は整理整頓しておきましょう。
  • 旅先から帰ってきたら鞄やスーツケース、衣服についていないか確認しましょう。
  • 活動している夜間に照明を点けて幼虫や成虫の有無を確認したり、血糞等から潜んでいる場所を把握しましょう。
  • 見つけた場合は、ピレスロイド系薬剤に耐性をもつスーパートコジラミにも効果がある新しい殺虫成分(ブロフラニリド)を使った薬剤を使って駆除しましょう。
  • トコジラミが大量に繁殖していると、個人での防除は困難です。被害状況に応じて、駆除業者に委託することもご検討ください。