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【定期接種】帯状疱疹予防接種

  • 更新日:
  • ID:29986

令和7年度から実施する帯状疱疹ワクチンの定期予防接種について現在の状況をお知らせします。

帯状疱疹とは

水痘(水ぼうそう)と同じ水痘-帯状疱疹ウイルスが原因で起こる皮膚疾患です。水痘が治癒した後もウイルスが神経に潜伏し、免疫低下や加齢に伴い、ウイルスが再び活性化することによって発症します。
成人の9割以上がウイルスに対する抗体を持っていることから、既にほとんどの人が感染していると考えられ、誰もが帯状疱疹を発症するリスクがあります。

帯状疱疹の症状

  • 水ぶくれを伴う発疹(水疱)が、皮膚に分布している神経に沿って帯状に出現する疾患です。
  • 水疱が見られる2日から3日前から痒みや痛みを感じるようになり、1週間程度たつと水疱の多発や発熱、頭痛といった症状が見られることもあります。
  • 通常は、2週間から4週間で皮膚症状がおさまります。
  • 皮膚症状が治った後も、長い間痛みが残る帯状疱疹後神経痛(PHN)になる可能性があります。この神経痛は、3か月以上続く疼痛で、帯状疱疹患者の10%から50%に出現し、高齢になるほど多くみられます。

予防と治療

  • 予防としては、できるだけ健康的な生活習慣を保つことが大切です。食事のバランスに気をつけ、適度な運動と十分な睡眠を心がけましょう。
  • ワクチンを接種することで、発症予防、重症化予防が期待できるとされています。
  • 治療の中心は、ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬の投与です。
  • 早期の投与は重症化や合併症の予防効果があるため、かゆみや痛みを感じたり帯状の赤い発疹が現れたたときは、できるだけ早く受診しましょう。

定期予防接種の内容

対象者

令和7年度から令和11年度の間の対象者

  1. 令和7年度から令和11年度の各年度に65、70、75、80、85、90、95、100歳となる方(令和7年度に限り101歳以上の方)
  2. 60歳以上65歳未満の方であって、ヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する方

なお、対象者1の方には個別に予診票(接種券)を発送します。対象者2の方は発行申請が必要です。

令和12年度以降の対象者

  • 65歳の方
  • 60歳以上65歳未満の方であって、ヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する方

定期接種の対象外となる方

  • 当該予防接種に相当する予防接種を受けたことがあり、当該予防接種を行う必要がないと認められる場合

ただし、ワクチンの効果や既往歴等を踏まえて医師が必要と判断した場合は、定期接種の対象となる場合もありますので接種医と相談してください。

注意

  • 帯状疱疹にかかったことのある者についても定期接種の対象とする
  • 定期接種の対象者が既に一部の接種を任意接種として行った場合は、残りの接種を定期接種として扱う
    (注意:1回目は任意接種として取扱い、2回目のみを定期接種として取り扱う)
  • 帯状疱疹ワクチンの交互接種については認めない
    (注意:1回目に水痘ワクチン、2回目に帯状疱疹ワクチンの接種は不可)
  • 他のワクチンとの同時接種については、医師が特に必要と認めた場合に行うことができる
  • 乾燥弱毒生水痘ワクチン(ビケン)とそれ以外の注射生ワクチンの接種間隔は27日の間隔を置くこととする

予診票(接種券)の発行について

  • 上記対象者1の方には、令和7年7月23日に接種券を発送します。
  • 上記対象者2の方は、事前に保健所、保健センター、保健福祉サービスセンターで、該当する身体障害者手帳(1級)または同程度と診断された事がわかる診断書を提示し、予診票(接種券)発行申請をしてください。(令和7年7月23日以降受付を開始します。)

これまでに、帯状疱疹任意予防接種助成事業を利用したことのある方へは、予診票(接種券)を発送していません。必要な方は、事前に保健所、保健センター、保健福祉サービスセンターで、予診票(接種券)発行申請をしてください。

接種費用(自己負担額)

  • 乾燥弱毒生水痘ワクチン(ビケン):4,000円
  • 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(シングリックス):17,000円(1回あたり)

ただし、下記の市民税非課税世帯または生活保護世帯に該当する方は、一部自己負担免除、もしくは無料(自己負担なし)で接種できます。

市民税非課税世帯

  • 乾燥弱毒生水痘ワクチン(ビケン):2,000円
  • 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(シングリックス):8,000円(1回あたり)

送付する案内中に市民税非課税世帯であるかの情報を記載する予定です。
なお、市民税の情報が不明の方や、年度途中で情報が変更となった方は、次のいずれかの書類を医療機関に提出してください。

  • 介護保険料納付通知書(第1段階から第3段階までの方)(65歳となった誕生日の翌月以降に自宅へ送付されます。
  • 市民税にかかる証明書(保健事業(検診・予防接種)用)(市役所主税課、支所、出張所などで発行。発行する際は身分証(写真付きは1種類、写真無しは2種類)をご持参ください。コンビニ交付サービスは利用できません。)

後期高齢者医療限度額適用・標準負担額減額認定証、国民健康保険限度額適用・標準負担額減額認定証は使用できません。

生活保護世帯

無料(自己負担額免除)

生活保護証明書の提出が必要です。

接種時に持参するもの

接種を受ける時に必ず医療機関に持参してください。

  1. 市から交付された予診票(接種券)及び接種済証
  2. 証明書(必要な方のみ)
  3. 本人確認証(免許証、マイナンバーカード等)
  • 予診票(接種券)を紛失した方は再交付ができます。下記の「予診票(予防接種券)発行申請」をご覧ください。

接種場所

市内の定期予防接種実施医療機関(予防接種を受ける前に、事前に接種可能な日時をご確認ください。)

予診票(予防接種券)発行申請

新たに姫路市へ転入された方、予診票(接種券)を紛失された方などで予診票(接種券)をお持ちでない方は、以下のいずれかの方法で発行を受けてください。

オンライン申請(郵送のため、1週間から2週間かかります)

オンライン申請「帯状疱疹【定期予防接種】券発行申請(紛失時の再発行・転入者等)」別ウィンドウで開く(令和7年7月23日より利用可能です。)

予防接種券がお手元に届くまで1週間から2週間程度かかります。

窓口での申請

下記の保健センター・保健福祉サービスセンター窓口に、マイナンバーカード、運転免許証等の身分証明書(住所、氏名、生年月日が確認できるもの)をご持参ください。ご家族でない方の代理申請の場合は、委任状が必要です。

受付時間は午前9時から午後5時までです。

(行事の開催により駐車場が混み合うことがありますのでご了承ください。)

保健センター・保健福祉サービスセンター一覧
施設名所在地電話
中央保健センター姫路市坂田町3番地079-289-1654
中央保健センター北分室姫路市砥堀428番地079-265-3075
中央保健センター安富分室姫路市安富町安志1151番地0790-66-2921
南保健センター姫路市飾磨区細江2655番地079-235-0320
南保健センター家島分室姫路市家島町宮2169番地079-325-1428
西保健センター姫路市広畑区正門通三丁目2番地2079-236-1473
西保健福祉サービスセンター姫路市飾西728番地5(西市民センター内)079-267-3700
東保健福祉サービスセンター姫路市御国野町御着283番地15(JR御着駅東隣り)079-252-8000
灘保健福祉サービスセンター姫路市白浜町宇佐崎中二丁目520番地(灘市民センター西隣り)079-247-3701
飾磨保健福祉サービスセンター姫路市飾磨区英賀清水町一丁目5番地1079-238-6033
網干保健福祉サービスセンター姫路市網干区垣内中町119番地(網干市民センター東隣)079-272-6930
夢前保健福祉サービスセンター姫路市夢前町前之庄2160番地(夢前事務所内)079-336-4111
香寺保健福祉サービスセンター姫路市香寺町中屋14番地(香寺事務所内)079-232-6444

郵送での申請(郵送でのやりとりになるため1週間から2週間かかります)

申請書および110円切手を貼った返信用封筒(転入の方は不要)を保健所予防課予防接種担当まで送付してください。ご家族でない方の代理申請の場合は、委任状が必要です。

予防接種券がお手元に届くまで1週間から2週間程度かかります。

定期接種に使用するワクチン

現在2つの製品(ビケン、シングリックス)があり、効果や接種回数などに違いがありますが、いずれのワクチンも、帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認めれらています。

帯状疱疹を予防するワクチン
名称乾燥弱毒生水痘ワクチン
(ビケン)
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン
(シングリックス)
種類生ワクチン(阪大微研)
組換えワクチン(GSK社)
接種回数・間隔1回通常、2か月以上の間隔を置いて2回接種
病気や治療により、免疫の機能が低下したまたは低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮できます
接種できない方病気や治療によって、免疫が低下している方は接種できません免疫の状態に関わらず接種可能です
接種に注意が必要な方輸血やガンマグロブリンの注射を受けた方は治療後3か月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた方は治療後6か月以上置いて接種してください。筋肉内に接種をするため、血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方は注意が必要です。
接種方法皮下注射筋肉注射
他のワクチンとの同時接種
  • 医師が特に必要と認めた場合は、インフルエンザワクチンや新型コロナワクチン、高齢者肺炎球菌ワクチン等の他のワクチンと同時接種が可能
  • 他の生ワクチンと27日以上の間隔を置く必要がある
医師が特に必要と認めた場合は、インフルエンザワクチンや新型コロナワクチン、高齢者肺炎球菌ワクチン等の他のワクチンと同時接種が可能

ワクチンの効果

帯状疱疹に対するワクチンの効果(報告)
接種後の期間生ワクチン(阪大微研)組換えワクチン(GSK
社)
1年6割程度の予防効果9割以上の予防効果
5年4割程度の予防効果9割程度の予防効果
10年-7割程度の予防効果

合併症の一つである、帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、組換えワクチンは9割以上と報告されています。

ワクチンの安全性

ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。また、頻度は不明ですが、生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。

ワクチンによる副反応の発現割合
主な副反応の発現割合乾燥弱毒生水痘ワクチン(ビケン)乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(シングリックス)
70%以上-注射部位の疼痛
30%以上注射部位の発赤注射部位の発赤、筋肉痛、疲労
10%以上注射部位のそう痒感・熱感・腫脹・疼痛・硬結注射部位の腫れ、胃腸症状、悪寒、発熱
1%以上発疹、倦怠感痒み、倦怠感、全身疼痛