姫路薬剤師会の「抗菌薬の適正な処方」を守る実証事業を姫路市が支援します
- 更新日:
- ID:33500
資料提供日
令和8年6月3日(水曜日)
問い合わせ先
担当課 姫路市地域医療課
担当者 松田、池田
電話番号 079-221-2399
薬剤耐性(AMR)対策は、世界保健機関(WHO)や国においても極めて重要な公衆衛生上の課題と位置づけられており、地域レベルでの抗菌薬の適正使用が求められています。
この度、一般社団法人姫路薬剤師会が、地域における抗菌薬の使用動向を可視化し、適正処方を推進するための「抗菌薬適正処方推進事業」を実証的に開始されます。本市といたしましても、本事業が将来の感染症対策および市民の安全な医療利用に資するものと判断し、同会および技術協力を担う株式会社ファルモと連携し、本事業を支援することといたしました。
事業の目的
市内の協力薬局から得られる調剤データを分析し、地域における抗菌薬の使用実態を客観的に把握することで、客観的事実に基づいた適正処方の啓発および質の高い医療提供体制の構築を目指すものです。
薬剤師は「薬の専門家」として、患者様に正しく薬を使っていただく使命があります。現在、抗菌薬(抗生物質)の多剤及び過剰な使用により、薬が効かなくなる「薬剤耐性菌」が世界的な脅威となっています。姫路薬剤師会と姫路市は、市内の薬局から得られるデータを分析し、地域全体で抗菌薬がどれくらい、どのように使われているかを可視化することで、より質の高い医療の提供を目指します。
実施主体等(三者連携)
- 実施主体:一般社団法人姫路薬剤師会
技術協力:株式会社ファルモ(クラウド基盤の提供等)
支援:姫路市(公衆衛生上の指導、市民への周知協力等)
実施期間と対象
令和8年度は、趣旨に賛同した一部の「協力薬局」において実証実験的に事業を行います。
実施期間:令和8年6月から令和9年3月まで(次年度以降の継続は別途協議)
実施規模:市内の協力薬局(50店舗)
検証内容:調剤データの収集・分析の流れが円滑かつ安全に行われるか、また分析結果が地域の啓発活動にどのように活用できるかを検証します。
事業の実施方法(データの流れ)
本事業は、株式会社ファルモが提供する安全なクラウド基盤を活用し、以下の手順で進めます。
- データの送信:協力薬局が、処方されたお薬の情報を匿名化した上で送信します。
- 匿名加工の徹底:お名前や住所などの個人情報は一切使用せず、どなたのデータか分からないよう加工した上で分析を行います。
- 分析と検証:株式会社ファルモの基盤を活用し、姫路薬剤師会が地域全体の処方傾向をレポート化し、その有効性を検証します。
個人情報の保護について
本事業で活用するデータは、氏名・住所等の個人情報を完全に除外した「匿名加工情報」として取り扱います。また、データの利用を希望されない市民(患者)に対しては、薬局窓口での申し出により除外できる仕組み(オプトアウト)を担保しております。
データの利用を希望されない場合(オプトアウトの機会)
本事業におけるデータの活用を希望されない場合は、処方箋を提出される際、薬局の窓口にて薬剤師へその旨をお伝えいただくことで除外可能です。お申し出があった方のデータは、分析の対象から速やかに除外いたします。なお、お申し出により受けられる医療サービスに影響がでることは一切ございません。
市民の皆さんにもたらすメリット
- 薬剤師会が分析結果をもとに各薬局へ適切な情報提供を行うことで、患者様により安全で効果的な治療を提供します。
- WHO(世界保健機関)の目標に沿った抗菌薬の使用状況を客観的なデータで把握します。
- 薬剤耐性菌の発生を抑制し、将来、重い感染症にかかった際にもしっかりと薬が効く環境を地域ぐるみで守ります。
団体・会社概要
一般社団法人姫路薬剤師会
地域の薬局・薬剤師の職能向上と、市民の健康保持増進に寄与することを目的として活動しています。
株式会社ファルモ
本社:東京都新宿区西新宿3-20-2
代表:廣井 嘉栄
調剤薬局向けITソリューションの開発・運営を行い、地域医療連携を支えています。

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