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あしあと

 

    妊娠中の栄養

    • 公開日:2016年3月23日
    • 更新日:2024年1月4日
    • ID:3697

    妊娠期や授乳期の食生活は、お母さんの健康と赤ちゃんの健やかな発育にとって大切です。食事を抜いたり、特定の食品にかたよらないように気をつけましょう。食事バランスガイドを参考に「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」を組み合わせて、バランスよく食事をするようにしましょう。

    妊娠中から授乳期の食事の適量(妊産婦のための食事バランスガイド)

    食事バランスガイドには、1日分の食事の目安量が示されています。「主食」を中心に、「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」の料理を組み合わせて、バランスよく食事をするようにしましょう。

    妊産婦の食事バランスガイド

    主食・副菜・主菜は、毎食そろえましょう

    「主食」はエネルギーの補給源

    主食不足は、イライラや手足の冷え、貧血などの原因になります。毎食、1.5から2つ分が適量です。

    不足しがちなビタミン・ミネラルを、「副菜」でたっぷりと

    緑黄色野菜を積極的に食べて葉酸などを摂取しましょう。特に妊娠を計画していたり、妊娠初期の人には神経管閉鎖障害発症リスク低減のために、葉酸の栄養機能食品を利用することも勧められます。

    からだづくりの基礎となる「主菜」は適量を

    肉、魚、卵、大豆料理をバランスよくとりましょう。赤身の肉や魚などを上手に取り入れて貧血を防ぎましょう。妊娠初期にはビタミンAの過剰摂取に気をつけて。

    牛乳・乳製品、果物は毎日とりましょう

    牛乳・乳製品などの多様な食品を組み合わせて、カルシウムを十分に

    必要とされる量のカルシウムを摂取できるように、食事の内容を工夫しましょう。

    果物も毎日適量を

    果物は、ビタミンCやカリウム、食物繊維を多く含みます。目安は1日、2つから3つです。

    毎日、3食(朝食・昼食・夕食)食べましょう

    1日3食、規則正しく食べるのは健康な体をつくる基本といえます。食事回数が減ると、血糖値が上がりやすくなったり、間食や夜食、まとめ食いなどが増えて、太りやすい体質になってしまいます。
    また、2回の食事で1日に必要な栄養素を補うことはかなり難しいことです。
    つわりの時は、無理をせず食べられるものを少しずつ食べるようにしましょう。
    妊娠末期など、胃が圧迫され一度に多く食べられない時には、1日の食事を4回から5回にわけて食べるようにしましょう。

    妊娠中の体重変化と食事量

    妊娠中は下表の体重増加の目安を参考に、食事の量や活動量を調節しましょう。

    妊娠中の体重増加の目安
    妊娠前の体格 妊娠前のBM1推奨体重増加の目安
    低体重(やせ)18.5未満12キログラムから15キログラム
    ふつう18.5以上25.0未満10キログラムから13キログラム
    肥満(1度)25.0以上30.0未満7キログラムから10キログラム
    肥満(2度以上)30.0以上個別対応(上限5キログラムまでが目安)

    BMI(Body Mass Index)=体重(キログラム)÷身長(メートル)÷身長(メートル)

    食中毒に注意しましょう

    食べる前には、十分加熱するようにしましょう。

    たばことお酒は控えましょう

    たばことお酒の害から赤ちゃんを守りましょう。
    妊娠・授乳中の喫煙、受動喫煙、飲酒は、胎児や乳児の発育、母乳分泌に影響を与えます。禁煙、禁酒に努め、周囲にも協力を求めましょう。

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