帰宅困難者対策
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- ID:30207
2011年3月11日に発生した東日本大震災では、公共交通機関の停止により、首都圏で多くの帰宅困難者が発生しました。本市においても、大規模地震などで公共交通機関が停止すると、多くの帰宅困難者の発生が想定されます。
そのため、自助・共助を含めて社会全体での対策が必要となります。

姫路駅周辺地域帰宅困難者対策協議会
姫路駅周辺地域における帰宅困難者対策を推進するために、令和6年6月に行政と姫路駅周辺の事業者・団体で構成する「姫路駅周辺地域帰宅困難者対策協議会」を設立し、姫路駅周辺地域の帰宅困難者対策の方針を定める体制を整備しました。
姫路駅周辺地域帰宅困難者対策協議会 構成機関一覧
また、姫路駅周辺地域の各事業所と行政等との協力体制や帰宅困難者発生後の各局面における関係機関の対応や連携内容を共有し、地域全体での円滑な帰宅困難者対策を実施することを目的として、「姫路駅周辺地域エリア防災計画」を策定しました。

帰宅困難者対策の普及・啓発

一斉帰宅の抑制
大規模災害等により、公共交通機関が運行を停止している中で、人々が徒歩等により一斉に帰宅を開始してしまうと、緊急車両の通行の妨げになる可能性があり、応急活動に支障をきたすことが懸念されます。そのため、大規模災害発生時には、「むやみに移動を開始しない」という一斉帰宅抑制の基本原則を徹底することが重要です。
内閣府パンフレット

情報共有・情報提供手段の確保
公共交通機関の運行状況や道路の復旧情報など、帰宅するために必要な情報を迅速かつ的確に情報提供できる体制の整備が重要です。また、発災時に有効な情報収集ツールや外国人でも使用可能な情報収集ツールの周知も重要です。
姫路市公式ライン

外国人向け災害情報等提供手段
スマホアプリ
- Safety tips(観光庁監修)
日本国内における緊急地震速報、津波警報、気象特別警報等をプッシュ型で通知できる他、対応フローチャートやコミュニケーションカード等、災害時に必要な情報を収集できるリンク集等を掲載しています。
- Voice Tra
話しかけると外国語に翻訳してくれる多言語翻訳アプリ。
- NHK WORLD JAPAN
日本やアジアの最新ニュースを発信する24時間英語チャンネル。
ホームページ、SNS等
日本政府観光局(JNTO)が運営しており、自然災害の発生時に外国人旅行者が必要とする情報を発信しています。
災害時の気象警報や交通情報を確認することができます。

関西広域連合の取組

関西広域帰宅困難ガイドライン
関西広域連合では、帰宅困難者対策について検討する「帰宅支援に関する協議会」を設置しています。
協議会において、官民が連携して取り組む関西圏の帰宅困難者対策の総合的な方針を示す「関西広域帰宅困難者対策ガイドライン(令和元年9月6日)」がとりまとめられています。
詳しくは関西広域連合のホームページ別ウィンドウで開くでご覧ください。
関西広域連合のページへ移動します。

関西広域での災害時帰宅支援ステーションの普及
関西広域連合では、コンビニエンスストア、外食事業者等と「災害時における帰宅困難者支援に関する協定」を締結しています。
この協定に基づき、「災害時帰宅支援ステーション」別ウィンドウで開くとして、災害時の徒歩帰宅者を支援するために、「水道水」、「トイレ」、「道路情報」を提供をしていただける店舗が確保されています。

災害時帰宅支援ステーション・ステッカー
また、関西広域連合では、大規模災害発災時に徒歩帰宅者が円滑に帰宅できるよう、出発地と目的地を入力するだけで、徒歩帰宅ルートや沿道の災害時帰宅支援ステーション等をインターネット上の地図で確認できる「関西広域連合 帰宅困難者NAVI(ナビ)」別ウィンドウで開くを作成しています。

もしも帰宅困難者になったなら【チラシ】
もし、帰宅困難に陥ったら、むやみに移動せず、正確な情報を把握しながら、勤務先や学校、一時滞在施設など安全な場所で待機しましょう。誰しもが帰宅困難者になる可能性を想定して、事前に準備しておくことが重要です。