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    令和5年10月4日市長記者会見

    • 公開日:2023年10月4日
    • 更新日:2023年10月4日
    • ID:25581

    会見事項

    1. 第73回姫路お城まつりの開催について
    2. 「ひょうご里山フェスタ2023」の開催について
    3. 世界遺産シンポジウムの開催について
    4. ウインク球場ナイター照明及びスコアボードの完成記念イベントの開催について

    報告事項

    なし

    市長会見内容

    市政記者クラブの皆さま方には、お忙しいところご出席をいただきまして、ありがとうございます。
    さて、街のあちらこちらに秋祭りの幟や、さまざまな色のシデ棒が見られるようになるなど、秋祭りの季節となりました。姫路では、10月から11月中旬にかけて、各地で太鼓の音と勇ましい掛け声がこだまし、まち中が祭り一色となります。記者の皆さまも、姫路の祭りをぜひご覧いただき、本市が誇る祭り文化をご堪能いただきたいと思います。
    また、近日中に資料提供いたしますが、10月18日、19日の2日間、アクリエひめじにおいて、兵庫県内では初めての開催となる「第11回平和首長会議国内加盟都市会議総会」が開かれます。恒久平和の象徴であり全国で唯一の民間人空爆犠牲者追悼の「太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔」がある都市として、本市の平和への取組みを広くPRしたいと考えております。こちらについても、ぜひ取材をお願いします。
    それでは、本日の会見事項について、発表をさせていただきます。

    第73回姫路お城まつりの開催について

    まずは「第73回姫路お城まつり」の開催についてでございます。
    姫路城世界遺産登録から30周年を迎える今年は、市を挙げたさまざまな記念事業を実施しておりますが、姫路お城まつりは、その秋のメインとなるイベントでございます。
    開催日は11月10日から12日までの3日間、会場は姫路城三の丸広場、大手前通りや大手前公園などでございます。
    今年の見どころといたしましては、メイン会場やパレードのゴールを姫路城三の丸広場とし、石見神楽の演舞のほか、安芸ひろしま武将隊や熊本城おもてなし武将隊にパレードへ出演していただくほか、姫路お城のアンバサダー発表式や30周年を記念したパレードなどを実施いたします。
    また、本市では現在、姫路ゆかりの「千姫」を主役とした大河ドラマの誘致活動を行っておりますが、放映中の「どうする家康」で千姫役をされる原菜乃華さんに千姫輿入れ行列にご出演いただくほか、30周年記念事業の広報でご協力いただいております厚切りジェイソンさんに姫路大名行列にご出演いただきます。
    また、3日目に開催します郷土芸能の祭典では、市内12団体の獅子舞が一堂に会するほか、和太鼓奏者として国内外で活躍されている陽介さんによる演奏、さらに姫路古武道連盟による演武を披露していただきます。
    今年のお城まつりは、コロナ禍からの脱却に向け、市民の皆さまをはじめ、姉妹都市や世界遺産の所在地、千姫に関係する自治体など、さまざまな皆さまに参加をお願いすることにより、観光客へ訴求するおまつりへと進化させ、令和7年に開催される大阪・関西万博や瀬戸内国際芸術祭、その後のワールドマスターズゲームズ関西などのビッグイベントにおける誘客促進にもつなげてまいりたいと考えております。

    「ひょうご里山フェスタ2023」の開催について

    続きまして、ひょうご里山フェスタ2023の開催についてでございます。
    「ひょうご里山フェスタ」は、里山への理解を深めていただくとともに、里山を守り育てる意識の醸成を高めることを目的として、毎年、兵庫県内の市町で開催しているもので、今年は、我が国が世界に誇る木造建築物である姫路城を眺める大手前公園で10月22日に開催いたします。
    開催テーマは、「豊かな里山を未来へ 今、私たちができること」です。
    式典では、林業・緑化関係者への表彰や記念樹の贈呈のほか、10月2日に株式会社ニッスイ・兵庫県・姫路市・公益社団法人兵庫県緑化推進協会の4者で締結した「企業の森づくり活動への取組に関する協定」の報告などを行います。
    また、ステージイベントとしまして、安富北小学校児童による和太鼓演奏や自然をテーマとした演劇などを披露していただきます。
    ほかにも、里山の魅力を知っていただく展示コーナーや里山でボランティア活動をされている団体の紹介、木工体験や木工クラフト体験コーナーなど、多くの出展ブースがあります。
    また、里山フェスタに先立ちまして、10月9日には、「こうでら健康の森」において、地域住民の皆さまにも参加いただき、里山の整備を体験していただくプレイベントも開催いたします。
    開催にあたりましては、市民の参画と協働による森づくりを進めていることや、令和3年2月に本市が「ゼロカーボンシティ」を宣言したことにより、地域環境保全に積極的に取り組んでいることなどを情報発信してまいります。多くの皆さまのご来場をお待ちしております。

    世界遺産シンポジウムの開催について

    続きまして、世界遺産シンポジウムの開催についてでございます。
    このシンポジウムは、世界遺産の意義を改めて問い直し、市民の皆さまの世界遺産姫路城への理解と愛着を深めるとともに、その魅力を広くアピールすることを目的に、お城大賞表彰式や基調講演、パネルディスカッションを行うもので、12月3日にアクリエひめじで開催いたします。
    お城大賞は、姫路城に関わるさまざまな活動を行っている個人や団体の功績をたたえ、さらなる発展を期待して賞を贈呈するもので、世界遺産登録10周年から5年毎に表彰を行っております。
    基調講演は、NPO法人世界遺産アカデミー主任研究員の宮澤光さんに「姫路城の世界遺産登録が日本にもたらした影響とは何か」という演題で講演していただきます。
    パネルディスカッションは、「世界遺産の未来と課題」をテーマに、俳優の宮崎美子さん、法隆寺執事長の大野正法さん、斑鳩町文化財活用センター参事の平田政彦さん、立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員の宮﨑彩さん、そして私も参加しまして、「姫路城が目指すべき未来と課題は何か」について議論いたします。
    このシンポジウムを通して、世界遺産のあるまちに暮らす私たちが、ふるさとに誇りと愛着を持ち、あわせて姫路城が目指すべき未来と課題について考える機会にしたいと思っております。

    ウインク球場ナイター照明及びスコアボードの完成記念イベントの開催について

    続きまして、ウインク球場のナイター照明の設置とスコアボードの改修に係る完成記念イベントの開催についてでございます。
    現在、ウインク球場では、プロ野球の開催が可能なナイター照明の設置や、スコアボードの更新工事を令和6年6月末の完成に向けて進めておりますが、その完成記念イベントとして、プロ野球2軍のオールスター戦であります「フレッシュオールスターゲーム2024」の誘致に成功しました。
    開催は令和6年7月20日で、ナイターを利用した試合を予定しており、今後、主催者である日本野球機構と協議し、開催概要などについて決定していくこととしています。
    ぜひ、多くの皆さまに球場に足を運んでいただき、試合の臨場感やプロ選手のパフォーマンスを生で感じていただきたいと思います。また、市内・市外を問わず多くの方々に、ナイター照明のあるウインク球場に親しみを持っていただき、積極的にご利用いただけるようPRに努めてまいります。
    私からは、以上でございます。

    質疑応答(要旨)

    記者:
    姫路球場のナイター照明は新設でしょうか。

    市長:

    元々ありませんので新設となります。
    ナイター設備の照度については、高校野球や社会人野球など、それぞれのカテゴリーごとに規定がありますが、現在工事を進めております姫路球場のナイター設備は最高水準のプロ野球に対応しております。その価値を広くPRしたいと思いまして、このフレッシュオールスターゲームの誘致に取り組んできました。
    姫路球場は、阪神園芸さんに甲子園と同水準で、芝や土グラウンドの整備を行っていただいておりますので、プロの選手から自主トレに使わせて欲しいという要望もあり、評価の高い球場であります。
    地球温暖化により炎天下で野球をすることや応援することが、命のリスクに関わってくるような酷暑ですので、ナイター設備についても、数年前からどのレベルにするかという議論が常にありました。そうした中で、グラウンド、芝生、土が日本の一流のグレードを保っているのであれば、ナイター設備についてもプロにも使っていただけるようなグレードにしようとなりました。
    今回の整備により、野球が非常に盛んな播磨地域のレベルを、さらに上げていくことに繋がるのではないかと思っております。

    記者:
    今回の整備費はどれ位になるのでしょうか。

    市長:
    ナイター照明、スコアボード含めて約12億円です。
    スコアボードに関しましては、大型ビジョンとしても使えます。場合によっては、来年のオリンピックにおけるパブリックビューイングや球場コンサートなど、多目的な使い方も検討しているところです。整備する以上は、播磨全体の施設、イベントスペースとなるよう付加価値も考えたところです。

    記者:
    先月の特別版お城EXPOでは、国宝五城サミットもありましたが、参加された市長の感想等をお聞かせください。

    市長:
    特別版お城EXPOでは、前日から列ができるくらい大変好評でしたので、やはり城郭ファンは多いのだなと感じました。国宝五城のある首長さんとは、これまでも個別にはお会いしたことはありましたが、この度一堂に会して、それぞれの国宝の来歴や、管理の難しさなどをお聞きすることができ、大変勉強になりました。
    今、松本城と犬山城、松江城では、お城や文化財を大切にする人材育成の観点で、市民や子供たちが同じ日に床の雑巾がけをする試みをされておられます。その中で提案のありました国宝五城の一斉雑巾がけは、国宝として残っている城郭群が一体感を持って、文化交流することができる素晴らしい提案であると感じました。
    姫路だけがいいというのではなく、姫路の文化も他都市の文化も学ぶことによって、より姫路のお城の素晴らしさもわかるのではないかなと。ですから国宝五城巡りツーリズムのような話も若干出てきましたので、大変面白かったなと思っております。

    記者:
    第3回定例会で示された事業見直しについてですが、無駄を省いて、適切なところに予算を回すという市の考えには非常に共感します。しかしながら、先日市民団体向けに説明会を開催された市民文化祭については、見直しと言いながら、実質廃止前提で話が進んでいるように思います。
    事業見直しと言いますと、「おかしな所があれば見直して継続する。場合によっては廃止することもある」というスタンスで一つ一つの事業を見直していく取り組みだと思っていたのですが、結論が先にあるようなやり方はいかがなものかと思います。市長の見解をお聞かせください。

    市長:
    物事を変えていくには、徐々に変えていく方法もありますが、一方でスピード感を持って、いったん白紙に戻して再構築するという方法もあります。
    市民文化祭は、戦後間もない頃に文化を復興させようと始まり、これまで続いているもので、その活動を否定するものではありません。頑張っておられる団体には、より頑張っていただくため予算をつけていきたいと思っております。
    しかしながら、市民文化祭が時期を限って実施されているあり方を含めて、皆さま方には、2、3年前から協議のテーブルに着いていただこうと進めておりましたが、コロナで十分な会議もできておりませんでした。
    新たな芸術活動もいろいろと出てきており、「文化」の定義が、非常に難しくなっております。そのため同じような芸術的な活動をしていても、支援が十分ではない団体もあります。市民文化祭については、例えば一つの考え方ですけれども、定義を広げて芸術全般の芸術祭へ変更していくべき時期ではないかという議論もあり、そうした提案を皆さまにしているつもりでございます。文化祭は白紙に戻しますが、芸術活動の支援や文化芸術を継承していくという観点もすごく大事だと思っております。

    記者:
    先日の説明会に参加しましたが、時間的な都合もあるのでしょうが、市長の思いがあまり伝わってこなかったように思います。
    また、事業見直しに関しては、健全な財政運営を目指すことは当然ですが、黒字を出すだけではなく、赤字になっても、高齢者や体の不自由な方、日々の生活に苦しんでいる方の受け皿となることも、行政には必要かと思いますので、あわせて市民の皆さんに伝えていただけるとありがたいと思います。

    市長:
    おっしゃる通りです。行政の長として、弱者を切り捨てることは全く考えておりません。事業見直しは、健全財政のためだけに実施しているものではありません。
    私は行政出身ではないから余計に感じているのですが、行政は、単年度収支ばかりに目が向いてしまい、事業の本質を3年5年、10年と計画性を持って変えていくことが、どうしても得意ではありません。今我々はコロナ禍を契機に、大変厳しい状況にあります。それは財政の面だけではありません。人口減少は、もう10年も20年も前から分かっているのに、単年度予算の繰り返しで小手先を繰り返してきたかもしれません。本当はハード・ソフトいずれも、人口減少の問題とリンクしながらやっていかなくてはならず、見直すべき点はたくさんあるはずです。
    コロナ禍から再スタートをかける今だからこそ、市民の皆さま、市議会議員の皆さま、ステークホルダーの皆さま、みんなで考えて議論していく時期かと思い、この度の提案となりました。今年見直す事業、継続検討する事業、そしてまだまだ掘り起こさなくてはならない事業もあるでしょう。政策の無駄を省いていくことは、お金だけではなく、姫路市職員の限りあるマンパワーや政策の力点をどこに置いていくのかに繋がります。国では、子供子育て政策を真ん中に置き、高齢者を切り捨てるっていうことではなく、社会の問題として、少子高齢化をもっと真ん中に見据えて、市民活動であったり、街路の整備であったり、健康や福祉、病院の整備、教育の問題など、一つの領域ではなくみんなで考えていこうとしています。
    私が二期目に就任した時に職員に伝えたのですが、令和の再スタートを切る中で、漫然と事業を繰り返すのではなく、本当に時代に即した事業を、必要なところには予算を増額することも必要じゃないかと。でも増額するためには、今ある事業を見直さなくてはいけませんよねということで始まったことで、市民文化祭についてもその一つだったと思います。高齢者の福祉関連も事業見直しの継続検討に挙がっておりますが、高齢者を切り捨てるつもりもありません。むしろ生涯現役で、80歳でも90歳でも、社会のために何らかの仕事をやっていただけないかとお願いする上で、市民芸術祭みたいな形で紹介していくことも重要だと思っています。
    こういったことは、これまでなかなか議論するきっかけがなかったと思います。ですから、あえて私も批判を覚悟で事業見直しを出したつもりです。この事業見直しについては、毎年いろんな領域において、もっともっと現場から上がってくるような形で進めていきたいと思っています。
    そういう中で、丁寧な説明や丁寧な対応を、各ステークホルダーにしていかなくてはというご指摘は、その通りだと思います。私がすべて説明に行くことは難しいので、そういう意味では、私の意図を皆さまに伝える職員のスキルも上げていくことも大事なことかなと思っています。

    記者:
    事業見直しにあたっては、いくつの事業を廃止して総額いくらになりますと結論を議会に示す方法もあったかと思いますが、検討段階で対象事業を示した狙いをお教えください。

    市長:
    私は、事業見直しイコール廃止ではなく、今まで議論もしてこなかったことが大きな問題だと考えております。その議論をするのは、私や市職員だけではなく、特に二元代表制をとっている市政運営においては、市民団体からの要望を受ける議員の皆さまも議論に入っていただき、市民の皆さまに投げ返す意味でも、検討している段階で示すこととしました。
    財政再建団体がするような事業見直しではなく、事業の趣旨に則って、より元気に、より強くして欲しいという要望があれば、そちらへ振り向けることによって、より活性化するものもあるのではと思っております。

    記者:
    女子バレーボールチームのヴィクトリーナ姫路が2部に降格してしまいましたが、支援等は考えておられますか。

    市長:
    この度、全日本クラスの方を数名補強されましたので、必ず優勝して戻ってきてくれると思います。それはそのヴィクトリーナ自身が、不退転の決意で新体育館の時にはトップリーグで姫路のためにやりたいというその表れだと思います。降格が決まっても、スポンサー契約を残していただいている姫路、播磨の企業の皆さまに、心から御礼を申し上げます。
    支援については、スポーツ振興という観点、姫路のプロスポーツを立ち上げていただいた功績に対して、できる限りのことはしていきたいと思いますが、スポーツはバレーだけではないという厳しさもあります。しかし、心のエールは常に送っています。
    大阪・関西万博のパビリオン建設でもそうですが、大型公共事業は非常に厳しい状況です。我々としては、期日通りに新体育館を作ってトッププレーヤーのバレーを、姫路、播磨の皆さまに生で見せることが、バレーボールファンを増やすことにも繋がると考えております。

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