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    令和5年8月10日市長記者会見

    • 公開日:2023年8月10日
    • 更新日:2023年11月30日
    • ID:25138

    会見事項

    1. 姫路城ライトアップイベント及び大手前通りイルミネーションの開催について
    2. ラグビーワールドカップ2023パブリックビューイングの開催について
    3. 「消防隊キャンディ」による消防広報について
    4. 姫路城下町周遊型謎解きイベントの開催について

    報告事項

    なし

    市長会見内容

    市政記者クラブの皆さま方には、お忙しいところご出席をいただきまして、ありがとうございます。
    さて、連日各地で最高気温が35度以上の猛暑日を観測し、今年は記録的に暑い夏となりそうです。市民の皆さまにおかれましては、熱中症警戒アラートが発表されている日には、外出を控える、エアコンを使用する、こまめに水分補給するといった熱中症の予防行動を積極的にとっていただきますようお願いします。
    また、これからお盆休みなどで、帰省や旅行に行かれる方も多いと思いますが、健康に留意され、くれぐれも事故などに遭わないよう元気でお過ごしいただきたいと思います。
    それでは、本日の会見事項について、発表をさせていただきます。

    姫路城ライトアップイベント及び大手前通りイルミネーションの開催について

    初めに世界遺産登録30周年記念 ライトアップイベント「姫路城 Castle History 30th 鏡花水月(きょうかすいげつ)」及び「Himeji大手前通りイルミネーション」の開催について発表いたします。
    まず、ライトアップですが、昨年開催いたしました「鏡花水月」の規模を拡大し、11月22日から12月11日までの20日間、姫路城三の丸広場で開催いたします。料金は、高校生以上500円を予定しておりますが、水鏡に映る姫路城をできるだけ多くの皆さまにご覧いただけるよう、日中は一部のエリアを無料開放いたします。
    メイン会場となる三の丸広場では、かつて存在していたとされる向屋敷庭園の美しい水辺を連想させる巨大な水鏡に加え、4つの水盤台を設置し、ビューポイントをより多く設けることで、ゆっくりとご覧いただけるようにしております。他にも、昨年の倍となる16台のレーザーサーチライトによる光のベールを演出するほか、6万球のイルミネーションを連動させることにより、光と水と音楽が響き合い、見る人の心に「甦る美の瞬間」を演出いたします。
    次に「Himeji大手前通りイルミネーション」ですが、これは姫路城彩雲ライトアップと同じく、世界的照明デザイナーの石井幹子さんに監修いただき、夜のほこみちを活用した、まちなかの賑わいや出会いの場を官民一体となって創出するものです。
    開催期間は、11月22日から来年2月29日までの100日間で、日の入りから午後10時までの点灯を予定しております。主な内容ですが、大手前通りのクスノキやイチョウを22万球のフルカラーLED等で装飾し、彩雲ライトアップと連動した一体感のある演出を行うほか、姫路城とイルミネーションをバックに撮影ができるモニュメントや、イルミネーションで飾られたピクチャーフレームなど、思わず写真に撮りたくなるようなSNS映えのするフォトスポットを設置いたします。
    また、夜のほこみちの活用といたしまして、光るイスや机などの設置やマッピングなどによる演出のほか、ライトアップされた既存のモニュメントを巡るデジタルスタンプラリーを実施いたします。
    なお、先ほど説明いたしました鏡花水月と大手前通りイルミネーションのいずれのイベントも、再生可能エネルギーや蓄電池システムなどを活用することで、ゼロカーボンキャッスルの手綱を緩めることなく実施するもので、特に、大手前通りイルミネーションでは、「グリーン電力証書」の取得やCO2を発生しないボタニカルライトを使用することなどによって対応しました。
    イベント初日の11月22日には、姫路駅北にぎわい交流広場にて、合同点灯セレモニーを予定しております。今後、詳細が決まり次第お知らせいたします。
    この度のイベントにより新しい姫路の魅力を発信し、市外よりお越しいただいた皆さまへの“おもてなし”と市民の皆さまにとって“誇れる城下町”を目指してまいりたいと考えております。

    ラグビーワールドカップ2023パブリックビューイングの開催について

    続きまして、ラグビーワールドカップ2023パブリックビューイングin姫路の開催について発表いたします。
    このイベントは9月に開幕する「ラグビーワールドカップ2023フランス大会」の「日本 対 チリ戦」の試合映像を、姫路城のお膝元に設置した500インチの大型スクリーンに映し出し、市民や観光客の皆さんが一体となって応援するものです。
    日時は、9月10日の午後7時30分から、場所は姫路城三の丸広場で、各自ご持参いただいたレジャーシートで、芝生の上に座って観戦していただきます。入場は無料で、会場内では、ビールやソフトドリンク、軽食等の販売も予定しております。
    ゲストには、コベルコ神戸スティーラーズの日和佐篤選手、前田翔選手、早稲田大学ラグビー部OBで姫路ふるさと大使の妻鹿吉晃さん、姫路ラグビー協会の中島誠一郎会長を、司会には、ラジオDJのターザン山下さんをお招きし、試合の見どころなどを解説していただく予定です。
    4年前にも同様のイベントを開催し、市民や観光客の皆さまと一緒に熱い声援を送らせていただきました。今回もライトアップされた姫路城を背景に、皆さまと一緒に熱く盛り上がりたいと思いますので、多くのご参加を心よりお待ちしております。

    「消防隊キャンディ」による消防広報について

    続きまして、おいしく、楽しく消防について学ぶ「消防隊キャンディ」による消防広報について発表いたします。資料としてサンプルをお配りしておりますのでご覧になりながらお聞きください。
    これは市民の皆さまのくらし、ライフを守っていくための消防事業について、身近なキャンディを活用して子どもたちへの啓発を図るものです。あわせて、子どもたちを消防広報のターゲットの中心に据えることで、何世代にも渡る啓発の浸透も狙っております。制作にあたっては、市内白浜町に主要工場を構える扇雀飴本舗様に全面協力いただき、本市に親しみを持っていただける商品といたしました。
    デザインは、姫路出身のイラストレーター「やなみ」さんにお願いし、パッケージだけでなく、個包装の表側に消火隊や救急隊、救助隊、予防職員、音楽隊のキャラクターをあしらい、裏側には、消防局が監修した消防豆知識を計24種類掲載いたしました。この豆知識については、消防局職員全員からアイデアを募り、学校の授業やテレビではなかなか知ることができない、現場の生の消防士の知識を反映させております。
    本市における今後の活用方法ですが、さまざまな消防知識が盛り込まれていることから、主に子供向けに実施しております消防防災運動会「まもりんピック」や、「消防教室」、「ゲストティーチャー」などの場面で知育教材として使用するほか、「ひめじ防災プラザ」への来館者や「消防フェア」「救急の日」などの行事参加者に対してノベルティとして配布します。このノベルティには、お配りしておりますサンプルの通り、アンケート調査を行うためのQRコード付きのカードを封入し、今後の広報手法を検討する資料としても活用したいと考えております。
    「消防隊キャンディ」は、来月9月4日発売予定で、メーカー小売り希望価格は税抜き180円、全国の小売店のほか、扇雀飴本舗のホームページ、その他インターネットサイトなどから購入できます。商品に関するご質問については、扇雀飴本舗様にお越しいただいておりますので、会見終了後にご質問ください。
    本事業で、幅広い層に消防への親しみを感じていただきながら、正しい消防の知識を身に着けていただくとともに、未来の消防士が生まれるきっかけとなる。そんな将来を夢見ています。

    姫路城下町周遊型謎解きイベントの開催について

    最後に、姫路城下町周遊型謎解きイベントについて発表いたします。
    これは兵庫デスティネーションキャンペーンや特別版お城EXPO in姫路を、本市への集客の絶好の機会と捉え、この謎解きイベントにより観光客の誘致や滞在時間の更なる延長を図ろうとするものです。
    イベントは、LINEアプリを用いてキャラクターと会話する形でストーリーを進めていくもので、スマートフォンを片手に、姫路城に縁のあるスポットに設置された謎を解きながら、中心市街地を周遊していだたきます。
    開催期間は、9月1日から11月30日までの3カ月で、特別版お城EXPO を開催しております9月16日から18日には、会場となるアクリエひめじに期間限定のスペシャルコンテンツを設ける予定です。参加費は無料です。
    イベントの企画・制作につきましては、謎解きクリエイターとして多方面でご活躍されており、本日ご同席いただいている松丸亮吾さんが代表を務められている株式会社リドラにお願いしておりますので、ここからは松丸さんにイベントの概要を説明していただきます。

    松丸亮吾さんによる概要説明

    謎解きクリエイターの松丸亮吾です。本日はよろしくお願いいたします。
    今回の謎解きイベントでは、主人公である守鎮(もりしず)さんという女性のキャラクターとともに、ちょっと不思議な姫路の物語について、核心に迫っていく内容になります。どういう物語かと言いますと、この守鎮さんが、ある日不思議な歴史書を目撃するところから始まります。この歴史書には、姫路についての歴史が書かれているのですが、それはみんなが持っている知識や記憶と連動していて、その姫路に関する記憶が少しずつ失われていってしまう。その失われてしまう歴史を、みんなの手で何とか復元して、姫路の歴史を守ろうという物語になっています。
    この物語は通常のラリーイベントと異なりまして、どこかに向かってスタンプを集めるといった形式ではなく、自分の手でこの守鎮さんとやりとりをしていく中で、どこに向かえばいいのか、そしてどんな謎を解けばいいのかという物語が実際に進んでいく形になっています。
    この失われてゆく歴史書を自分の手で復元していく中で、姫路についての歴史に少しずつ詳しくなっていき、謎を楽しんで解いていくうちに、姫路について知識がついている、歴史に少しでも関心が持てるようになっている、楽しみながら学ぶというコンセプトで今回謎解きを作っています。
    イメージとしては、姫路の主要スポットを4、5ヶ所、回る形になっておりますが、人によっては、さらに多くの場所を巡って多くの謎を解くというプランも用意されています。謎解きを少しだけ体験してみたい人はコンパクトに、もっと姫路のことを知りたい謎解きをしたいという方には、ヘビーなプランも用意されている、人によって体験の仕方が異なるコンテンツになっています。
    体験時間は30分から60分ほどで終わる内容になっており、友達と一緒に解いたり、親子で楽しんだり、年齢としては小学生以上の方が楽しめる内容になっています。
    単なる謎解きイベントというよりも、どちらかというと物語の中に入っていって、実際に物語の主人公になったような体験が楽しめる、そんな体験型イベントになっておりますので、ぜひこの機会に、たくさんの方と姫路に遊びに来ていただければと思います。

    質疑応答(要旨)

    記者:
    松丸さんにお尋ねします。謎解きイベントのプロポーザルはどんな形でご存知になられたのでしょうか。

    松丸さん:
    謎解きイベントのプロポーザルの公募については、日頃より注視しています。姫路城を使っての謎解きを通じて、姫路の歴史、文化をはじめ、さまざまなことを伝えることができるイベントを提案するプロポーザルでは、我々が一番強いのではないかと思って応募しました。世界遺産を題材に謎解きを提案できるということで、我々も相当モチベーションを高く臨みました。このプロジェクトにかける思いもあったので、みんなで頑張ってプロポーザルを取りに行き、実現したというところです。

    記者:
    謎解きイベントの参加者数は、どの程度を見込んでいますか。

    観光課職員:
    1万人を見込んでいます。

    記者:
    謎解きイベントでは、賞品等はあるのでしょうか。

    市長:
    謎解き数に応じたデジタルコンテンツのようなものは予定しておりますが、賞品はございません。

    松丸さん:
    補足ですが、謎を解いて、楽しみながらクリアを目指す体験型イベント自体が一つのエンターテイメントなので、映画を見に行くことと同じように考えていただければと思います。

    記者:
    謎解きイベントの契約金額はいくらでしょうか。

    観光課職員:
    670万円です。

    記者:
    市長が謎解きイベントに期待するところをお聞かせください。

    市長:
    松丸さんはテレビでも大変活躍されており、特に若い世代の人たちに、謎解きの面白さを広めておられます。私もテレビなどを見て、松丸さんの謎解きに挑戦しますが、頭が固いからか、なかなか解くことができません。どちらかというと柔軟な発想を持った子供たちの方がよく解くことができます。周遊型謎解きイベントというフィールド型の楽しみを得ることによって、参加者、特に若い人は、今までにない姫路の魅力を知っていただけるのではないかと思います。
    コロナ禍で、姫路城マラソンが中止になったときに、姫路歴史ロゲイニングというイベントをやりましたが、単にチェックポイントを巡ってロゲイニングして、城下をウォークラリーしてくださいというのでは、なかなか参加者が増えませんでした。知的なコンテンツを一緒にすることによって、もっと参加者が増えて、姫路城だけでなく城下町全体をフィールドに楽しんでいただければと思っております。この企画が成功すれば、第2弾第3弾も考えていきたいなと思っております。
    (注釈)ロゲイニングとは、地図を使って設定されたチェックポイントを通過して制限時間内に得点を集めるスポーツです。

    記者:
    大手前通りのイルミネーションについて期待するところをお聞かせください。

    市長:
    近年、冬の閑散期の観光イベントとして、姫路城三の丸広場でイルミネーションを実施しております。昨年実施した「鏡花水月」は、いわゆる鏡に映った逆さ姫路城が大変評判もよいものでしたが、その一方で、三の丸広場を出ると、駅までの道のりが寂しいという声をよく耳にしましたので、今回の企画に至りました。
    コロナ禍において、出生率が著しく低下し、昨年の国内の出生数は77万人と初めて80万人を割りました。これは婚姻届の数が激減しているということもあります。ステイホーム、そしてソーシャルディスタンスで、結婚する人が減ってしまっています。そこで出会いの支援として、ロマンチックな夜の出会いを提供して姫路市全体をデートスポットにしたいというような願いも込めています。
    ちなみに過去4年間で、婚姻届の届出件数が一番多かった日は、毎年11月22日、いい夫婦の日でした。今回の鏡花水月と大手前通りイルミネーションの合同点灯セレモニーもいい夫婦の日に行います。
    単純に環境に配慮して、観光業を刺激するだけでなく、人と人とが巡り合って知り合って、姫路で愛を育んでいただけるようなロマンチックな場所となり、結果として結婚を増やし、少子化対策にまで繋がれば、一つのモデルになるのはないかと思って、今後何年間かに渡って実施したいと考えております。

    記者:
    イルミネーションは、大手前通り全てで実施されるのでしょうか。

    市長:
    そうです。姫路駅北にぎわい交流広場でも同時期に実施しますので、姫路城彩雲ライトアップと鏡花水月とあわせて、まちなか全体が光で包まれます。また、イルミネーションと彩雲ライトアップはいずれも石井幹子さん監修ですので、一体感のある演出となります。

    記者:
    イルミネーションの予算はいくらでしょうか。

    市長:
    2億1千万円です。

    記者:
    大手前通りイルミネーションでは、車の渋滞対策について検討されていますか。

    観光経済局長:
    現時点では、警察からは交差点に警備員を配置し、人の流れを滞らせないようにという指導を受けています。それが、渋滞対策まで行くかどうか今後の協議となります。

    市長:
    駅前のトランジットモール化により交通量がそこまで多くない地域で、100日間に渡るイベントなので、そこまで集中しないのではという希望的観測もありますが、渋滞になりそうでしたら、誘導員の配置や制限をつける必要があろうかと思います。
    夜のほこみちを活用するイベントですので、素直に考えると車から降りて記念撮影などを楽しむ方のほうが圧倒的に多いのではと思っています。

    記者:
    現在、消防団の団員のなり手不足が大きく問題なっていますが、消防隊キャンディーは消防団の勧誘にも活用されるのでしょうか。

    市長:
    消防のイベントをしますと、分団のポンプ車でも、消防署のはしご車でも、指揮車でもすごく人気あって、多くの子供が来てくれます。消防への理解を子供の頃から深めようという意味なので、数年先の消防団員のために配るという目的はあるかもしれません。

    記者:
    マイナンバーに関して、全国的に誤登録等の問題が発生しておりますが、姫路市ではいかがでしょうか。

    市長:
    まず、コンビニでの住民票等の誤発行について、誤交付が発生した自治体では同じ事業者のシステムが用いられておりましたが、姫路市では誤発行のあった事業者とは別の事業者のシステムを採用しており、該当がありません。
    次にマイナンバーの誤紐付けに関しましても、国からの通知を受けて点検作業を進めておりますが、現時点では誤紐付けは確認されておりません。

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