市長随想 2025年3月号「災害に強いまちづくり」
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このページは、広報ひめじに毎号掲載しているコーナーを、ホームページに転載して作成しています。

市民の皆さんへのメッセージ
本年は阪神・淡路大震災から30年の節目の年に当たります。同震災の発災後も東日本大震災や能登半島地震、豪雨災害など全国各地で自然災害が頻発し、甚大な被害が生じています。さらに、昨年8月には南海トラフ地震臨時情報が初めて発表されるなど、大規模な自然災害に備えた防災対策の強化は日々重要度を増しています。
このため、防災対策の中でも最優先事項である水道施設の強靭化に向け、来年度より市内使用水量の約3分の1、1日約6万トンの水道水を供給している甲山浄水場の移転新築工事に着手する予定です。また、浸水対策として雨水幹線や貯留施設、ポンプ場の整備に引き続き取り組むほか、女性や障害者など配慮の必要な人が災害時にも安心して利用できるトイレ環境の整備を推進するとともに、8年度を目途に避難所となる市立学校体育館への空調整備を進めてまいります。
防災対策は市民一人ひとりの平時からの備えや、自主防災組織などを中心とした共助の仕組みが不可欠ですが、過去の災害の教訓を活かし、行政として今できることに最大限取り組み、災害に強いまちづくりを進めてまいります。
(令和7年2月)
姫路市長 清元 秀泰