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市長随想 2025年8月号「戦後80年」

  • 更新日:
  • ID:31726

このページは、広報ひめじに毎号掲載しているコーナーを、ホームページに転載して作成しています。

市民の皆さんへのメッセージ

本市は、空爆等で亡くなられた民間人犠牲者の方々を供養するとともに、「もう戦争はしない」「戦争という名の剣は二度と抜かない」という不戦の誓いを塔身で表現し、世界の恒久平和を祈念するために建立された『太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔』が所在するまちです。また、「非核平和のまち」として、原爆症研究において多大な功績を残された、名誉市民第1号である都築正男博士について平和資料館で紹介するなど、さまざまな平和啓発活動を実施しています。

現在、ロシアによるウクライナ侵略や混迷を深める中東情勢、核兵器による脅威など世界各地で起こる戦争や紛争は、数多くの尊い命を奪い、世界の不確実性を高めています。一方で、戦争体験の語り部が年々高齢化していく中、戦争の記憶の未来への伝承については大きな転換期を迎えています。

本年は戦後80年の年に当たります。本市では、この節目の年を、平和の尊さを改めて訴え掛ける契機として捉え、手柄山中央公園を「手柄山平和公園」に名称変更するとともに、ウクライナの子どもたちとの交流事業などさまざまな平和継承事業を展開し、戦争の記憶を後世に伝えつつ、誰もが安心して暮らせる世界を実現することのたいせつさを国内外に発信してまいります。

(令和7年7月)

姫路市長 清元 秀泰