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令和7年度 住民監査請求 監査結果

  • 更新日:
  • ID:32233

テーマ「飾磨消防団大塩分団に対する令和7年度姫路市消防団分団交付金の返還又は交付差し止め及び消防団長に対する報酬の返還又は支給の差し止めについて」

請求(受付)年月日

令和7年10月20日

監査請求の要旨

姫路市は、飾磨消防団大塩分団(以下「大塩分団」という。)に対し、条例違反状態を認識しながら令和7年度姫路市消防団分団交付金(以下「本件分団交付金」という。)の支出を行っている。また、条例違反状態に対して是正指導や支出見直しを行わず、監督責任を怠っている。

大塩分団のサイレンの試験運転は毎日正午に行われており、その音量が姫路市公害防止条例(昭和48年4月1日条例第1号。以下「公害防止条例」という。)の基準65デシベル以下を大きく超過した100デシベルで約30秒間実施されている。消防団員は入団時の誓約書において「条例及び規則を遵守すること」を明示的に誓っているにもかかわらず、団長はこれを守らず違反状態を継続しており、報酬が支給されている。

姫路市は、環境政策室および消防局としてこの状態を認識しながら、適切な是正、監督ができておらず、また、条例に違反する音量で大塩分団がサイレンの試験運転を許可する文書も存在しない。

以上の理由により、本件の支出は財務会計上、不当な公金支出であり、条例違反状態を放置したまま補助金及び報酬を支出することにより、本来支出すべきではない経費が支払われ、姫路市財政の公正性及び市民からの信頼が損なわれ、行政運営上の損害が生じている。

当該補助金及び報酬の支出内容を監査し、大塩分団の試験運転が不適切と確認された場合、その返還を求める。

是正または改善が見られない場合には、今後の補助金及び報酬の交付を差し止めることを求める。

姫路市として、大塩分団に対する条例遵守の徹底及び音量管理に関する指導監査体制を強化することを求める。

結果

棄却

監査結果(公表日 令和7年11月26日)