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世界遺産姫路城

  • 更新日:
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世界遺産とは

世界遺産とは、移動ができない文化遺産および自然遺産で、世界中の誰もが認める顕著な普遍的価値(Outstanding Universal Value: OUV)を有する、人類共通のかけがえのない遺産を指します。
これらは、「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約(世界遺産条約)」に基づき、国際連合教育科学文化機関(UNESCO:ユネスコ)により「世界遺産一覧表」に登録されたもので、その適切な保護と次世代への継承が強く求められています。
姫路市は、この世界遺産の一つである「姫路城」を有しており、その保存・保全に努めております。

世界遺産姫路城

姫路城は、平成5年(1993年)12月11日、「法隆寺地域の仏教建造物」とともに、我が国初の世界遺産(文化遺産)として、世界遺産一覧表に登録されました。
古くから「白鷺城(はくろじょう、しらさぎじょう)」の愛称で親しまれている城郭で、美しい白亜の外観と優れた保存状態が高く評価されています。
我が国の伝統的な城郭建造技術と歴史的価値を今に伝える、世界に誇る文化遺産です。

資産及び緩衝地帯の範囲と面積

資産(プロパティ)として保護される区域と、周辺環境の保全を目的とした緩衝地帯(バッファゾーン)の面積は、合わせて約250ヘクタールです。

赤い実線がプロパティ、赤い点線がバッファゾーンを示す

プロパティ及びバッファゾーンの範囲図

プロパティ及びバッファゾーンの範囲と面積
区分範囲の説明面積
プロパティ平成5年(1993年)の登録当時の特別史跡の指定範囲107ヘクタール
バッファゾーン江戸時代後期頃の姫路城下(内町と外町)の範囲の一部143ヘクタール

構成資産

世界遺産姫路城の構成資産である「姫路城」は、かつての城域全体ではなく、内曲輪および中曲輪の一部にあたる特別史跡の範囲内に限定されており、この区域が世界遺産の本体となるプロパティにあたります。

また、資産の周辺部である中曲輪の残りの部分や外曲輪の一部、かつての姫路城の外町の部分が、資産を取り巻くバッファゾーンとして設定されており、周辺環境の保護や景観の維持・保全を図ることが求められています。

このように、姫路城の歴史文化的価値は、資産の範囲と緩衝地帯を含む包括的な保護体制によって支えられており、特別史跡や国宝、重要文化財の指定や姫路市都市景観条例といった、国内法令による保護措置を通じて、その価値の保存と次世代への継承が進められています。

国内法令等による主な保護措置

顕著な普遍的価値(OUV)の言明

姫路城の顕著な普遍的価値(OUV)について、その概要をご紹介します。
完全性及び真実性については、『顕著な普遍的価値(OUV)の言明』をもとに、要約・補完したものです。

評価基準(文化遺産)

姫路城の評価(文化遺産)
評価
基準
評価基準の内容姫路城の評価
(ⅰ)人類の創造的才能を表す傑作である。姫路城は、木造建造物群の傑作である。それは、白漆喰の使用及び、多数の建築群と屋根の重なりが築く繊細な構成の両面において、合理的機能を卓越した美に結合させている。 
(ⅳ)人類の歴史の重要な段階を物語る建築様式、あるいは建築的または技術的な集合体または景観に関する優れた見本であること。姫路城は、日本の木造城郭建築の最高点を表し、その重要な特徴を損傷なく保存している。

完全性(Integrity:インテグリティ)の要約・補完

姫路城のプロパティは、内曲輪と中曲輪の一部を除く約107ヘクタールの範囲(特別史跡の範囲)に及び、その大部分は堀によって区画されています。歴史的な変遷の過程で一部の建物は失われましたが、天守や櫓、門、石垣などを含む82棟の構成要素は、17世紀初期の配置と状態をほぼ完全に保っています。
また、歴代の城主は、時代を経て修理・維持を続けてきており、一部建物の喪失はあるものの、全体の完全性は維持されています。
このように、姫路城は17世紀の日本の城郭に見られる内部及び外観の特徴を十分に残しており、全体性および無傷性の両面から完全性の条件を満たしています。

真実性(Authenticity:オーセンティシティ)の要約・補完

昭和9年(1934年)から続く一連の保存修理は、形態や意匠、材料・材質、伝統・技術、位置・環境の真実性に関して確立された概念に従い、木造建造物修理のため日本で発展してきた技術を用いて行われました。新しい材料の使用は厳格に管理されており、重要な変更は全て審議会の許可を得ています。19世紀および20世紀に増築された建造物は撤去されています。
唯一の現代的材料は地震対策として挿入された鉄筋コンクリート造基礎ですが、これは脆弱な地盤の補強という正当性に裏付けられたものです。不相応な扉や窓といった初期の修復事業で設置された造作については、建築当初の構造や材料など、資料的に明らかなものについて適切な姿に復原されています。

お問い合わせ

姫路市 教育委員会事務局 生涯学習部 文化財課

住所: 〒670-8501 姫路市安田四丁目1番地 北別館4階別ウィンドウで開く

電話番号: 079-221-2786

ファクス番号: 079-221-2779

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