熱中症予防
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熱中症とは
熱中症は、体温を平熱に保つために汗をかき、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)の減少や血液の流れが滞るなどして、体温が上昇して重要な臓器が高温にさらされたりすることにより発症する障害の総称です。高温環境下に長期間いたとき、あるいはいた後の体調不良はすべて熱中症の可能性があります。
熱中症は死に至る可能性がありますが、予防法を知り、それを実践することで、防ぐことができます。
応急処置を知っていれば、重症化を回避し後遺症を軽減できます。
熱中症が起こる要因
- 環境(高温、多湿、風が弱い、熱を発生するものがある等)
- からだ(脱水状態、高齢者・乳幼児、肥満、病気がある、体調が悪い等)
- 行動(過度の衣服を着ている、普段から運動をしていない、暑さに慣れていない等)
この3つの要因が重なることで、熱中症が引き起こされる可能性があります。
熱中症の症状
熱中症には下記のような症状があります。
症状 | |
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軽症 | 意識がはっきりしているが、手足がしびれる、めまい・立ちくらみがある 等 |
中等度 | 吐き気がする、頭痛、倦怠感、意識が何となくおかしい 等 |
重症 | 意識がない、呼びかけに対する返事がおかしい、けいれん、まっすぐ歩けない・走れない、からだが熱い 等 |
このような症状がある場合は、ご注意ください。
環境省:熱中症環境保健マニュアル2022より
熱中症特別警戒アラート及び熱中症警戒アラート
熱中症特別警戒アラート
兵庫県内すべての観測地点において、暑さ指数(WBGT)が35に達する場合に発表されます。
(過去に例のない危険な暑さ等により、熱中症救急搬送者数の大量発生を招き、医療の提供に支障が生じるようなおそれがあります。)
熱中症警戒アラート
兵庫県内の観測地点のいずれかで、暑さ指数(WBGT)が33(予測値)に達する場合に発表されます。
暑さ指数(WBGT)とは
暑さ指数(WBGT)とは、人の熱バランスに影響の大きい (1)湿度、(2)日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、(3)気温 の3つを取り入れた指標です。
気候変動適応法及び独立行政法人環境再生保全機構法の一部を改正する法律について
熱中症対策を強化するため、令和5年4月に気候変動適応法及び独立行政法人環境再生保全機構法の一部を改正する法律(令和5年法律第23号)が可決・成立し、令和6年4月1日全面施行となっています。
改正法では、熱中症対策実行計画の法定計画への格上げ、熱中症警戒情報の法定化及び熱中症特別警戒情報の創設、市町村長による指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)及び熱中症対策普及団体の指定の制度等が措置されました。
姫路市指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)
姫路市では、熱中症警戒アラート発令時や暑い日における市民の熱中症予防休憩所(クールスポット)として、令和6年6月1日より指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)を指定し、開放します。
詳細については、姫路市指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)をご確認ください。
お問い合わせ
姫路市役所 健康福祉局 保健所 保健所健康課 健康増進担当
住所: 〒670-8530 姫路市坂田町3番地 中央保健センター3階
電話番号: 079-289-1697 ファクス番号: 079-289-0210
E-mail: hokensho-kenko@city.himeji.lg.jp