脱炭素先行地域の選定辞退について
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- ID:29499

資料提供日
令和6年12月16日(月曜日)

問い合わせ先
担当課 姫路市環境政策室
担当者 金井・南都
電話番号 079-221-2468

脱炭素先行地域の選定辞退について
本市は、関西電力株式会社と共同提案を行った「姫路城ゼロカーボンキャッスル構想 世界遺産・国宝「姫路城」から始まる脱炭素ドミノ」と題した計画が環境省から令和4年4月に脱炭素先行地域に選定されておりましたが、令和6年12月11日、選定の辞退を申し出ました。辞退届については、12月16日に環境省に受理されております。
本計画では、姫路城とその周辺公共施設13地点のゼロカーボンの実現に向けて、オフサイトPPAによる太陽光発電電力や高効率照明設備等の導入を予定していました。
しかし、オフサイトPPAによる太陽光発電設備の導入を進める過程で、送電線への接続のための費用が大幅に増加することが判明しました。加えて、発電設備等の価格が高騰したため、事業費は想定よりも大幅に高額になりました。これに伴い本市が負担することとなる電力料金が将来にわたり大幅に増大するため、事業を実現することは困難であると判断し、本計画を中止することといたしました。
なお、令和6年2月に姫路城のライトアップ照明のLED化による消費電力の削減を図ると共に、電力契約を再生可能エネルギー供給に切り替えることで、姫路城についてはゼロカーボンキャッスルを実現しています。
本市は、令和3年2月の「ゼロカーボンシティ宣言」のとおり、2050年までに二酸化炭素の実質排出ゼロを目指して引き続き取り組んでまいります。

参考
脱炭素先行地域:2050年カーボンニュートラルに向けて、民生部門(家庭部門及び業務その他部門)の電力消費に伴うCO2排出の実質ゼロを実現し、運輸部門や熱利用等も含めてそのほかの温室効果ガス排出削減についても、日本全体の2030年度目標と整合する削減を地域特性に応じて実現する地域。